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ミャンマー理系女子にフォーカスする理由

「なぜ理系女子に特化しているの?」

お客さま(それ以外の方からも)からよく質問をされます。

複合的な理由があるのですが、特にポイントとなることを書き連ねてみようと思います。

出典:UNESCO 統計データより

ミャンマー女子は全員理系専攻!
上記アジア・パシフィック各国の理系女子に関わるデータから、高等教育を受ける対象女子学生全員がSTEM分野を専攻&修士している統計結果がでています。日本と比較してしまうと雲泥の差です。(涙)日本女子の理系専攻は全体の1割〜2割いかない程度です。最新の東工大学生男女比は8.5:1.5ほどと伺っています。

弊社が関わっている*MJEP(Myanmar - Japan Engineering Project)プロジェクト参画学生の男女比からもミャンマー理系女子が熱いことがわかります。
*ミャンマー国内マンダレー工科大にて2018年2月より日本語教育プログラムを実施。IT,電力,電気,メカトロ,機械を専攻する学生を対象に公募。対象学生に対して、2年間日本語プログラム、及び理系プロ意識醸成目的のキャリア教育を提供。卒業までにJLPTN2以上取得を目指す。その後、日本企業への就職を試みる。

▶︎MJEP参加学生男女比
- 5年生クラス 112名中 女子学生65名 
- 6年生クラス 60名中 女子学生34名 
- 大学院クラス 51名中 女子学生46名

笑)過半数以上が女子です!
MJEPに参加している女子学生が専攻している学部は「電子」「電力」が数多くいます。素晴らしい!
ミャンマーのお国事情が専攻に大いに影響していることは明確で、インフラがまだまだこれから発展していくことを顧みると、これらの学部専攻が人気なことはよく理解できます。
また、MJEP女子学生の学内での高い成績と日本語習得力の早さは特筆したいと思います。

さて、そもそもミャンマーという国(周辺国カンボジア、ラオスなど含む)、女性活躍先進国と言われていることを日本の方々はご存知ないかもしれません。

- 労働参加率の男女差率 ミャンマー約5%(日本20%)
- 女性の労働参加率  ミャンマー約80%(日本65%)

仕事をするのは家計を支えるためだ、という価値観が高く、家庭を作ったらなおさら夫婦二人で働くのが当たり前。そんな意識を持つミャンマーの方々。(もちろん、女性には家庭へ入ってほしいし、家事を担ってほしいと考える男性もいるが少数派だ)女性の労働参加率も極めて高いです。また、ミャンマー国籍夫婦間の家事分担に関して、互いに協力して行う、やれる人がやる意識を持ち合わせています。この点も日本と比較するとギャップがあります。

●まとめ
- ミャンマー女子は働きもの!(働くことが当たり前だから)
- 若い学生世代は理工系学習者が多い!(10代から理工系の高等教育を受けている)
- 学び取ろう!向上しよう!前のめり感がすごい!(発展途上の国で生まれ育っていることが影響)
- 女性が物事を牽引することは普通(女性が前にでることが当たり前なので企業は扱いやすい、と思う。が、日本女子の控えめ感に慣れている企業は逆に慣れないかもしれない 笑)

これらの理由から、やはりミャンマー理工系女子がたくさん日本へきて活躍する舞台を作りたい!と心から思っているわけです。

ご興味ある方はぜひお気軽にCareer Flyまでお問い合わせください。
http://career-fly.com/contact/

大野理恵 Rie Ohno from Career Fly  

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