大学さまと2027年卒者向け進路ガイダンス等の話が動き始めました
i4 伊藤です。お世話になっております。
「いつの、何の話をしているんだ」と思われるかもしれませんが、複数の大学キャリアセンターさまと、2027年卒予定者（24年10月時点で、現・学部2年次）向けの進路ガイダンス等の話が動き始めました。
学部2年次の後期/秋学期試験が終わる2025年1月末～2月初旬、春休み前に開催する進路ガイダンスです。
大手の就職・採用支援企業の皆さまの動きも近年、変わってきているので、ざっくりと全体感についてのnoteです。
低学年次向けの取り組み
リクルートさんは、2027年卒以降の全学年を対象とした新しい『リクナビ』β版をリリースされました。低学年次「も」利用できるサービスになるということだと認識しています。
新しい『リクナビ』では、インターンシップ、オープン・カンパニー＆キャリア教育などを通じて、一人ひとりのタイミングでキャリアを考え始められるよう、全学年（2027年卒以降）を対象としたサイトに変わります(*６)。
マイナビさんは、低学年次＝大学1,2年生からの就活準備「START」を運営されています。
”日本が誇る”モビリティ業界（自動車業界）の皆さまも、12月のイベントに出展されるようです。
今年、情報交換をした、新卒のスカウト型/オファー型サービス展開企業の皆さまも「低学年次の会員登録が早い」と仰っていました。
大学キャリアセンターでも、「低学年次向けキャリアガイダンス」「2年次向け就活スタートアップガイダンス」などを開催するケースが（私が見聞きする範囲では）増えています。
「学部1,2年生が”就活”や”キャリア”に興味を持ったタイミングで利用できるサービス」は確実に増えていると言えそうです。
大学キャリアセンターさまと今何を話しているのか
夏休み明け直後の、9月後半～10月前半に開催したセミナーの振り返りとともに、27年卒者向けの話が始まりました。
いくつかの大学様とは、27年卒者向けの「進路ガイダンス」企画について、日程や内容の詳細を詰め始めているところです。
20年強、新卒就職・採用支援領域で仕事をさせて頂いている立場として、
ざっっっくりですが、
元々、大学の「就職ガイダンス」は秋に開催していた、そこから動く学生が多かった
企業も学生も、夏のインターンシップ開催/参加が一般化した
であれば、と、春に「インターンシップガイダンス」を開催する大学が増えた
就職採用支援企業のサービスも更に前倒しで提供されるようになった
学部2年次の後期/秋学期試験終了とともに「次は3年か、就活かぁ。どうやら夏のインターンシップなるものが大事らしい」と気にする学生が増えた
であれば、やみくもに動いてしまう前に、就職活動の全体感やスケジュールの実際、何よりも「学生生活をしっかり過ごしていくことが重要」というメッセージをきちんと後期/秋学期試験終了（春休み前）のタイミングで伝えるべきではないか、と考え、1月末～2月に最初のガイダンスを開催する大学が増えている
ということです。
で、1月末～2月のガイダンスなので、時期として、10月時点の現在、そろそろ詳細を詰めている、というお話です。
なお、誤解なきように書きますが、各大学キャリアセンターの皆さまは、25年卒予定者（現学部4年次／M2等）の支援も継続して行っていますし、26年卒予定者（現学部3年次／M1等）向け企画は真っ最中ですし、それと並行して27年卒予定者の早期の取り組みも企画し始めている、ということです。
また、大学によっては、早いタイミングで進路ガイダンスを大学が正式に行うこと自体が、「もう就活を意識しなくてはいけない」というミスリードに繋がりかねないという懸念から、低学年次向けガイダンスを行わない、という大学ももちろんあります。
そして、（理系・院生が多い）国立大学や、そもそも院進が過半数以上の理系大学などは、もちろん、4月以降のガイダンスです。
いずれにせよ、大学キャリアセンターの皆さまも、企業の採用担当者様同様、複数学年の企画が並行して動いている、という状態です。
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