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40歳初産 友人への妊娠報告の難しさ

あと3ヶ月で40歳になるタイミングで妊娠が発覚した。

妊娠後、妊娠について知らない事が多すぎて色々と友達に聞きたいし共感してほしい。
でも誰に、いつ、どうやって、何て報告したら良いのか、難易度が高いと感じた。
嬉しい報告がこんなに難しい事だなんて、意外な盲点だった。


私は40歳初産でハイリスク出産カテゴリに分類され、友人の流産、死産の話を聞いてきたため、無事に産まれてきてくれるのか不安で、安定期と言われる時期までは親友にすら話す事が出来なかった。

安定期に入ってからも不安でたまらなかったが、早めにお腹が出てきたのと、友人と飲みに行くのが大好きだったので、断る理由もなくなってきたため妊娠したことを報告する事にした。
(友人に嘘はつきたくなかったので。今まではお誘いを流していた、、、。)

報告しようと思ったタイミングで頭をよぎったのは、これまで、知人友人達から聞いた妊娠出産にまつわる多く経験談だった。

例えば、友人の中には、何年も不妊治療をしていた。今でこそ子どもを授かったが、当時は、体外受精後の生理に絶望し、子どもの話題が出るのすら辛かったと精神的に相当追い込まれた体験談を聞いてきた。

不妊治療期間中は、その状況をオープンにしてない人がいる事も気になっていた。


その他にも、妻が出産するので早退します。と急ぎ帰って行った先輩。数日後、死産だった事を上司から知らされた事があった。
私自身20代半ばでまだ出産経験をしている友人も少なく出産に関する情報が少なすぎて、そんな事が身近な人に起こるのかと衝撃を受けた。

他にも、切迫早産で入院中にも関わらず、予定日数日前に亡くなってしまった知人もいる。

聞いてるだけで胸がキュッとなるし、他人事だとは思えなかった。

楽しい話は拡散されるのが早いけど、悲しい話は打ち明ける人の範囲が狭くなるし、時差がある。

私自身も、数年前に子宮頸部円錐切除術を行った。
20代後半から子宮頸部異形成の軽度異形成(CIN1)と診断され、約10年この病気と向き合ってきた。
前半の5年は半年に1回、後半は3ヶ月に1回検査をする必要があり、頻度高く通院し、改善する見込みが薄いため中度異形成になったタイミングで手術をした。
その影響で、流産や早産になる可能性を医師から伝えられていた。

実際に、手術をしなければならないと医師に言われた時は、もう子どもは産めないのかもしれないと(医師にも誰にもそんな事は言われていない)、絶望感でいっぱいになった。
そして妹以外誰にも言わずにひっそりと手術をした。

その後、数ヶ月経ち寛解しやっと人に話せるようになったが、手術前後では子どもの話をしそうな人達を一切排除し、ただただバカ話が出来る人達だけと交流した。

そのくらい、ひっそりと私は傷ついていた。


だから、自分の報告で誰かが傷つかないように、自分にプレッシャーがかからないようにしたかった。

そんな自分の経験もあり、必要以上に萎縮してしまったように思う。

本当に身近な友人のみ、シンプルな報告LINEをした。


40歳にもなると友人のライフステージは人それぞれ全然違うし、何よりも自分が辛い時期を過ごした経験から周りへの配慮が過剰になったように思う。

独身でも病気で悩んでいる人がいたり、卵子凍結し未来に子どもを授かる事を願う友人がいたり、妊活してたり、不妊治療してたり、妊活をやめたり、出産して子育てしてたり。

みんなそれぞれの状況で自分と向き合ってる。難しく考え過ぎず、お互いを尊重していく気持ちをもってコミュニケーションをしていきたい。



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