
キャリコン試験対策ロールプレイ練習について
キャリコン試験実技面接試験対策のために
ロールプレイを練習していても
その練習が実らない人が少なからずいるものです。
やみくもにロールプレイをするよりも
あえて、いったん立ち止まって考えてから
ロールプレイ練習を行い、
実りある試験対策とするために
チェックしてほしいことをお伝えします。
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平成30年の今、国家が認めている
キャリアコンサルタント資格に関する
試験にはすべて実技面接試験があります。
実技面接試験に合格するために行われる
対策として一番効果的なものは
ロールプレイ練習であることは間違いありません。
これをお読みになっているあなたも
一生懸命ロールプレイ練習に
励んでいることでしょう。
しかし、そのロールプレイ練習が
時に、あなたにとって毒になり、
結果として合格から離れていくことに
なってしまうことが
あることを知っていますか?
毒になるということは、
時間とお金ばかりかかってしまい、
根拠のない達成感にコントロールされ
合格の女神さまの後ろ髪も
つかむことが出来なくなるということです。
絶対に避けたいところです。
これからお伝えする2つのことに
もし、ひとつでも心あたりを感じるならば、
『ロールプレイ練習方法を見直す』
時間をとることをおすすめします。
①ロールプレイの練習が楽しい
楽しいことは良いことです。
しかし、あなたが楽しいというとき、
相談者(役)も楽しいのでしょうか?
試験ではあなた採点される主役ですが、
カウンセリングそのものの主役は
他でもない相談者(役)です。
相談者(役)を置き去りにしてはいけません。
もし、楽しいというのであれば、
何が楽しいのか、
時間をとって考えてみてください。
相談者(役)の役に立つことが楽しい?
→ 本当に役にたっていますか?
仲間と学ぶことが楽しい?
→ 仲間と「会う」ことが楽しいのではないですか?
ロールプレイの練習は
それほど楽しいわけでも
ワクワクするものでもありません。
何が楽しいのか振り返ってみてください。
相談者の役に本当にたっていて、
それでもまだ楽しいのであれば、
逆に無理に練習をする必要はありません。
楽しさが加速してしまっても、
その楽しさを試験会場に
持ち込むことはできません。
楽しさを加速させるより、むしろ、
それを抑え、落ち着いた精神状態で
本番に臨むことのほうが
よりよい結果に結びつくものです。
「なぜ楽しいのか?」
あえて考えてみてください。
浮かれすぎて、相談者不在になることが
もっとも恐ろしいことです。
②指導者の言うことが耳に入らない
これは相性の問題が大きくかかわります。
どれだけ立派で実績のある指導者でも、
その方の言うことがあなたに響かない場合は、
いったん足を止めることが必要です。
指導者が悪いわけでも、
あなたが悪いわけでもなく、
たんに相性が悪いだけで、
伝えなければならないことが伝わらず、
意味なく互いに悪印象を持つことがあります。
結果としてともに過ごした
ロールプレイの時間が意味のないものになります。
どれほどエライ先生でも、
あなたと相性が合わない場合は
勇気をもって方向転換をするべきです。
教えていただくことは
どれだけ相性が悪くても、
確かにいつかわかる日がくるでしょう。
これを読んでいるあなたが
指導者になった時には
伝えるむずかしさを痛感することでしょう。
そして、相手だけが悪いのではないと
やっと気づくことができるでしょう。
しかし、それでは時間がかかりすぎます。
その方のお話が耳に入らないと
感じた時はすぐに方向転換をする
勇気を持つようにしてください。
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いずれか、あるいは両方、思いあたる節がある時は
少し立ち止まって自分自身を
振り返ってみましょう。
②はすぐにあなた自身も動こうと
感じるでしょうが、
①に関してはずっと気づかないまま、
ぬるま湯につかっている状態が
続いているだけかもしれません。
だからこそ、常に、振り返り、
「あれ?」と感じたら立ち止まる。
そしてまた機を見て動き出す。
そこから始めても遅くはありません。
急がばまわれ。まさにこれにつきるのです。