転職・起業・副業のための自分の専門スキルを見極める方法 - キャリアの棚卸し

自分の専門スキルは何か、明確に伝えられますか? 転職するにしても、あるいは新しく自分のやりたい仕事を始めるにしても、自分が何に長けているのか明確にしておくことことが必要です。その方法として、キャリアの棚卸しのポイントをお伝えします。

キャリアの棚卸しとは?

自分のキャリアを振り返って、洗い出し、整理する作業のことをキャリアの棚卸しといいます。自分では小さなこと、大したことがないということでも、一つずつやってきたことを洗いだします。大きな成果を上げたことでなくても、アルバイトでも、ボランティア活動、家事でもどんな仕事であれ自分が関わってきたことをリストアップしていきます。

現在から過去にさかのぼって時系列で整理する。

キャリアの長い人ほど、働き始めた最初から考え始めるのは大変です。コツとしては、今現在から少しずつ過去にさかのぼって振り返ってみると思いだしやすいです。

洗い出す項目は?

やってきた業務、関わってきたプロジェクトや活動及びその規模(かかわっている人数、予算、達成目標など)、ノウハウ、スキル、資格など、これまでの経験を通して、どんな問題に直面したのか、それをどのように解決したか、どんな工夫をしたのか、どんな形で貢献したのか、何を学んだのか、苦労したこと、失敗したことをできるだけ具体的に書き出してみます。

成果・実績を具体的に

洗い出した項目について、どんな成果を出したのか、どう評価されたか、可能であれば数値で示せるとわかりやすいです。例えば〇〇%のコスト削減、目標達成率、売上など。数値で示せなくても、どのように貢献したのか、どんな影響を与えたのかを書けるといいと思います。

例えば、複数の部門からの代表者10名で結成された〇〇改善プロジェクトチームのリーダーを任されて、達成すべき目標に向けて半年間で成果を出すべく活動し始めた。しかしながら、利害関係が異なるメンバーの意見が食い違いなかなか物事が決まらず前に進めなかったが、お互いの意見をじっくり聞いてお互い満足のいく折り合いをつけるよう調整に奔走した。多様な人たちの意見を否定することなく尊重する姿勢、真摯に向き合う姿勢を貫き、チームを一つにまとめ上げた。結果として期限内に上層部へ改善策提案を承認してもらい実行までやり遂げた。それにより、xx%のコスト削減に貢献した。

仕事にブランクのある人でも、例えば主婦業の人であれば、いつでもお客様が来てもいいように、物の定位置を決め、出したらしまうことをルールづけるなど整理・整頓される仕組みを作った。これまで家の片付けに〇時間費やしていたが、片付けに費やす時間は90%削減できた。また部屋が散らかることによるストレスを軽減でき、人が来た時に慌てて部屋を片付けるといったことがなくなったなど。ちょっとした工夫や日常の家事という仕事の中でもあるのかなと思います。

自分の強みを見つけ出し自分の力を発揮できる仕事を選択するためにも、キャリアの棚卸しはとても有効です。自分が納得のいくキャリアを実現する一助になればと思います。

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