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8人のキャリコン理論家を紹介します★
キャリアコンサルティングの世界にも著名な理論家たちがたくさんいることはご存じですか?
あまり知られてないと思いますが、書店にいくとキャリコン理論家の書籍がたくさん並んでいます。
問題解決方法や意思決定理論などあって、結構面白いので、見かけたら読んでみてください。
就活や転職に役立ちそうな内容だったりや自分自身のキャリア形成にも役立ちそうな理論があると思います。
また、結婚や妊娠などライフイベントとや過渡期で悩みを抱えた時や、友人や家族へのアドバイスする時にも、きっとあなたを助けてくれるはずです。
今回紹介しますのは、キャリコン界で有名な8人です。
キャリアコンサルティングの基礎となる人ばかりですので、国家資格キャリアコンサルタントの試験にも必ず出てきます。
覚えていて損はないはずです。
今回は日本のキャリコン理論家は外しました。またいつか紹介いたします。
◆8人のキャリコン理論家を紹介します。
●パーソンズ
●ホランド
●スーパー
●ギンズバーグ
●シャイン
●クランボルツ
●シュロスバーグ
●サビカス
一人一人どんな人で、どんな理論を説いたかを簡単に説明します。
●パーソンズ
➡1909年頃アメリカで職業カウセリングの始まり。
有名な著書『職業の選択』有名な言葉は「丸い釘は丸い穴に」。
➡特性因子理論は職業指導・進路指導の世界から最も古いキャリアガイダンス理論です。ハローワークの原型をつくった人。
●ホランド
➡日本でも有名なVPI職業興味検査の開発した。ホランドの六角形は、学校でもよく利用されています。
➡現代のキャリアコンサルティングに繋がる大きな足跡を残した。自己理解の促進の第一人者です。
●スーパー
➡職業的発達段階について12の命題を具体的に提案した。
➡彼が提唱したライフキャリアレインボーとは、つまり生涯経歴の虹のこと。人生には9つの役割があると説明した。
●ギンズバーグ
➡職業選択には、長い年月を通しての発達過程があると説いた。
①職業選択は、10年以上かかる②プロセスは非可逆的である③個人の欲求と現実的な妥協をもって終わると発達的観点を始めて理論化した。
●シャイン
➡キャリアの定着要因は『キャリアアンカー』と説いた。キャリアアンカーとは、欲求、価値、能力のこと。
➡個人のキャリアの開発には、組織のニーズを分析することが大切だと説いた。
➡キャリア発達を9つの段階に分け、それぞのの段階に分け直面する課題を提示した。キャリアサイクルも有名。
●クランボルツ
➡「計画された偶然性」が僕は好き。偶然を生かすためには、方向付けやアクションが必要不可欠。偶然と出会う機会を増やすために、準備をおこたらないこと。
➡社会学習理論の人。意思決定と問題解決のためのプロセスを示した。
・問題の明確化→行動計画→選択肢の検討→価値観えお明確化し評価→予測結果の検討→選択肢の体系化→実行
●シュロスバーグ
➡キャリアとは転機の連続だと、転機の本質を説いた。それにうまく対応できるようにすべきだと提唱。
➡「4S点検」が重要。常に「状況」「自己」「支援」「戦略」の点検することを忘れてはいけない。
●サビカス
➡2002年にキャリア構築理論の提唱。脱雇用と表現した。不明確な世界情勢でのキャリア形成では「個人が個別に設計する考え方」が必須。自分のキャリアは自分で作り上げる事を重視した観点をもつこと。
➡変化の多い職業人生をいかにうまく乗り越えるかが、これからの時代に必要になる。
以上です。
他にもキャリコン理論家はたくさんいます。
その基礎となる多くの理論は欧米中心です。最初の世界大戦や世界恐慌など、危機的状況化でキャリアコンサルティングは発達して、キャリアカウセリングは社会の基盤になりました。
日本でも同じだと思います。キャリアコンサルティングを必要とした背景には、バブル崩壊やリーマンショック、震災などで仕事を失った人が増えたことがあります。
会社主体のキャリア形成から個人主体のキャリア形成に移り変わり、2016年にはキャリアコンサルタントは国家資格化されました。
これからもキャリアコンサルティングの理論や人物など紹介したいと思っています。