終わることで、新しい世界が始まる〜the pillowsの解散と、1992年の記憶〜
1. 2025年2月1日—衝撃のニュース
2025年2月1日 昼
衝撃的なニュースが目に飛び込んできた。
『the pillowsが突然の解散を発表「幸せな35年間でした」』
あーーー、遂にこの時が来てしまった……。
「ひとつの終わりが、新たな扉を開く」
この言葉を、今ほど噛みしめる瞬間はない。
2. 変わらないものなんて、どこにもない
日々の人生を取り巻くキャリアにおいても、
音楽シーンにおいても、
この「時の流れにおける変化」は避けられない。
ひとつの仕事が終わるとき、
それは新しい扉が開く瞬間でもある。
でも、その「終わり」を受け入れるのは、思ったよりも簡単じゃない。
慣れ親しんだ環境を手放すことへの不安、
次の道が見えないことへの戸惑い。
それはまるで、長年聴き続けたバンドの解散を知ったときの、
あの喪失感とリンクする。
3. the pillowsがくれた言葉
the pillows の音楽は、
そんな人生の節目で何度も背中を押してくれた。
🎸 『Funny Bunny』
「君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ」
🎸 『Hybrid Rainbow』
「昨日まで選ばれなかった僕らでも、明日を待っている」
🎸 『雨上がりに見た幻』
「足跡のない道を選んでずいぶん歩いたな
荒野の果てにどこかにきっと足跡が残っている
それだけが生きた証、それだけが僕らの誇り」
やっぱり涙が出てくる・・・
4. 1992年11月1日、あの日の記憶
📍 1992年11月1日、大阪大学 吹田キャンパスの学園祭LIVE
the pillows と Mr.Children の対バン。
初めて the pillows のLiveを生で体験したあの日。
当時、私は学生で青春の真っ只中にいた。
秋の空は高く澄み渡り、冷たい風が吹いていた。
ステージ前はオールスタンディングの会場。
鳴り始めたギターの音が、一瞬で空気を変えた。
対する Mr.Childrenはデビューしたばかりで
等身大の歌詞と伸びやかなメロディ
どちらもまだ “これから” の存在だったけれど
確かにそこには未来への可能性があった
その瞬間を目撃できたことは、今でも鮮明に覚えている
5. キャリアも、人生も、終わりと始まりの繰り返し
それから30年以上が経ち、
Mr.Children は 国民的バンド となり、
the pillows は 自分たちの信じる道をひたすら走り続けた。
そして私も、学生から社会人となり、
キャリアの中で 何度も「終わり」と「始まり」を繰り返してきた。
💔 大切な恋人との別れ
💼 会社・仕事を辞める決断
🎯 大きなプロジェクトの終了
🚪 仲間が別の道を選ぶこと
その度に、the pillows の曲がそばにあって、
自分の信じた道をこれまで歩いてこられた。
6. そして、the pillowsが解散発表
そして昨日、the pillows は 解散というひとつの終わりを迎えた。
確かに寂しい。
でも、彼らの音楽が終わるわけじゃない。
ふとした瞬間に流れるメロディ、
歌詞の一節が、これからも私たちの背中を押し続けてくれる
7. 「終わることは、始まること」
キャリアにおいても、人生においても、
「終わり」はいつか必ずやってくる。
でも、それは “人生の終わり” じゃない。
むしろ、新しい可能性が始まる瞬間なのだ。
the pillows が紆余曲折ありながらも35年走り続けたように、
私たちの道もまた続いていく。
たとえ形が変わっても、
自分が歩んできた道の上に、新しい未来は生まれるのだから。
8. 終わりを恐れず、むしろ迎えに行こう
あの日のライブの熱量は、今も心のどこかに残っている。
そして、the pillows の音楽も、
これからも私の人生の中で鳴り続ける。
だから、終わりを恐れず、むしろ迎えに行こう。
the pillows の音楽が私たちの心に残るように、
私の小さな歩みも、誰かの心に響く何かになるかもしれない。
🎸 35年間本当にありがとう、the pillows。
そして、新しい未来へ進もう
もしあなたにも、人生の転機が訪れているなら。
「終わること」は、新しい扉が開く合図かもしれない。
立ち止まらず、一歩を踏み出してみよう。