シフトチェンジの秋
皆さんこんにちは!キャリアモード馬鹿(@careerbaka)です。
前回から始まった22-23シーズンですが、今回はシーズン前半戦を、月ごとにざっと振り返っていきたいと思います!
本題に入る前に改めてフロントから提示された目標を紹介すると、
プレミアリーグ:ヨーロッパリーグ出場権獲得
ヨーロッパリーグ:準決勝進出
FAカップ:ベスト16
になります。正直かなりハードな目標ですが、とにかく頑張っていくしかありません。
【7・8月】
〈プレシーズン〉
GS第1節 VSアヤックス D0-0
GS第2節 VSレガネス D1-1
GS第3節 VSヴォルフスブルク W3-0
準決勝 VSビジャレアル L0-3
〈FAコミュニティシールド〉
決勝 VSマンシティ L0-1
PL第1節 VSマンユナイテッド D1-1
PL第2節 VSストーク W3-0
PL第3節 VSアーセナル D0-0
PL第4節 VSレスター L0-1
カタールW杯の年でもあったため、主力選手が何人か招集で抜ける中行われたプレシーズン。急造チームという事もあり新加入選手に適応の差が見られましたが、その中で即座にフィットしたのはタイラー・ロバーツでした。ゴールこそないものの印象的な活躍を見せスタメン候補に一気に名乗り出ます。
しかし、昨季までのスタメンが2人ともW杯に行っていたCBでトゥアンゼベ&ナビサールのコンビがうまく機能せず、それがチームの足かせとなってプレシーズンは低調な出来に。結局ビジャレアルに完敗を喫しELに臨むシーズンだというのに層の薄さが露呈します。
この中でも同時進行的に補強が行われ、前回紹介したメンバーが出揃ってきた頃、プレミア王者VSFAカップ王者のFAコミュニティシールドが開催。昨季プレミア最多得点を更新した化け物ジェズスを筆頭に錚々たるメンツが揃うシティ相手にレコを軸としたロングカウンターで挑みますが、間延びしたブロックの隙間に入り込んだザネに決められ敗北。
中々調子に乗り切れないままプレミアリーグが始まっていきます。開幕ユナイテッドとはホームでドローに持ち込み、ストークに快勝した後にアーセナルとスコアレス。月末のレスター戦は終盤に決められて負け、強豪との対戦が多い中1勝2分1敗と微妙な成績で8月を終了しました。この4試合で見えたのが、大事なところで決められず踏ん張り切れない勝負弱さです。シュート数が大きく上回ったガナーズ戦、狙いははまっていたレスター戦のどちらも勝ち星を掴めませんでした。
【9月】
PL第5節 VSワトフォード L0-1
EL第1節 VSマルメ W2-0
PL第6節 VSパレス D2-2
〈カラバオ杯〉
3回戦 VSウィンブルドン D1-1
PK2-0でチャールトン勝利
PL第7節 VSチェルシー D1-1
EL第2節 VSAZ W2-0
さらに低調が続き、勝利はELのみとなりました。ワトフォードにスコア以上の完敗を喫しカップ戦では3部チーム相手に90分で勝ちきれず。パレスとのダービーで2度のリードを追いつかれるなど、優位に立っているのに勝ちきれない試合が多かったです。また目立ったのが試合終了間際の失点で、もったいない勝ち点の落とし方が続きよりマイナスの印象がこびりつく事に。プレミアリーグの順位は降格圏すれすれの低空飛行でしたが、唯一の希望だったのがELグループステージでの2連勝。ヌメチャやトゥアンゼベなどが非常にポジティブな活躍を見せてくれていました。
【10月】
PL第8節 VSウルブズ W3-0
PL第9節 VSスパーズ W1-0
EL第3節 VS Dザグレブ D1-1
PL第10節 VSマンシティ W1-0
〈カラバオ杯〉
4回戦 VSバーンリー W5-1
PL第11節 VSウェストハム L0-1
9月の不調を打ち破ったのがウルブズ戦での快勝。ゴロビンが3得点すべてに絡む活躍で躍動し、ジルーとロバーツが久しぶりに得点します。そこからはチームに昨季終盤の勢いが戻り、スパーズとシティという難敵を連続撃破。ウェストハムに負けるまで公式戦9戦負け無しでした。
こうしてチームにエンジンがかかった要因の一つには小さいシフトチェンジがありました。昨シーズンの快進撃は狭いショートカウンターを多用するものでゴロビンとジルーのキープ力とテクニックに依存していましたが、ジルーの加齢もありそれがだんだん封じられてきた事が序盤の不調につながっていました。しかし、9月後半からスピードとテクニックを兼ね備えるロバーツがスタメンに完全定着した事で、ゴロビンが後ろを向いてのチャンスメイクだけでなく飛び出しにも顔を出せるようになり、ロングカウンターという武器が加わりました。さらに、ボランチではまさかのトゥアンゼベがサプライズを起こして台頭し、前がかりになったチームのピンチの芽を高い守備力で摘み取れたことで、早い段階でボールを奪いカウンターを打ち、失敗してもすぐ奪い返し反撃…という終わらないショートカウンター(仮)という状況を生み出すことに成功します。この正直意図していなかった笑シフトチェンジにより、ポゼッション率は下がりましたが、シュート数は倍近くに増えました。これも、確実性の高い攻撃をできている証拠だと思います。
また、トゥアンゼベ、カラバオ杯でハットトリックをしたヌメチャ、そしてスーパーサブとして起用したヴァグノマンと、9月のELで好印象を残した選手達も10月の復調のキーとなってくれました。
【11月】
EL第4節 VS Dザグレブ L1-2
PL第12節 VSハダーズフィールド W1-0
PL第13節 VSバーンリー W2-0
EL第5節 VSマルメ W2-0
PL第14節 VSエバートン W3-2
〈カラバオ杯〉
準々決勝 VSアストンビラ D2-2
PK3-1でチャールトン勝利
2連勝から始まったELも、ザグレブに逆転負けしてチャールトンを含む3チームが大混戦に。残り2試合どちらかに負けると厳しくなる状況になりました。なんとか11月のもう1試合、マルメ戦は快勝。最後の1試合、 AZ戦引き分け以上でGS突破が決まることになりました。
プレミアリーグに話を戻すと、チームは引き続き好調を持続します。特にいつものお得意先エバートン戦は、2度追いつかれるワトフォード戦を思い出す展開から、終了間際ジルーが決めて会心の勝利。そしてカラバオカップも2回目のPK決着でなんとか勝利を掴み取り、準決勝まで進出することになりました。
【12月】
PL第15節 VSブライトン D1-1
EL第6節 VSAZ W4-1
PL第16節 VSボーンマス W2-0
PL第17節 VSニューカッスル L1-3
PL第18節 VSサウサンプトン W1-0
PL第19節 VSリヴァプール L1-2
PL第20節 VSワトフォード L2-3
FA杯3回戦 VSブリストル・シティ D1-1
プレミアリーグおなじみの、選手を殺しにくる過密日程の12月がやって参りました。1ヶ月で9試合とぎっちりミッドウィークに詰め込まれている感じです。
曲者ブライトンと勝ち点を分け合った後迎えたのが、ELグループステージの最終節、AZ戦。ここはヌメチャの活躍でしっかりと勝ち、見事ノックアウトラウンド進出を果たします!
ボーンマスから始まる苦手チーム3連戦も2勝1敗で乗り切ります。相変わらず、セインツには勝てる気配がないままですが…
アンフィールドでのリヴァプール戦は、先制するも得点王をひた走るマネの2得点で逆転負け。超苦手ワトフォードには3点決められてから終盤に2点返すびっくりマッチで敗北し、2連敗を喫します。FA杯のブリストル・シティにも勝ちきれず再試合に。
流石にこの頃になると疲労が溜まり、チャールトンのインテンシティの高いサッカーは限界があった印象です。また、トゥアンゼベがボランチ起用となった事で、CBの層が厳しいものになっていた事も失速の原因だと考えられます。高さをプラスするはずのナビサールの不調も問題でした。
【前半戦 成績】
プレミアリーグ 7位
カラバオ杯 準決勝進出
FAカップ 3回戦再試合
ヨーロッパリーグ ラウンド32進出
序盤のつまずきが響いた部分はありましたが、結果的にカップ戦も含め勝ち上がっているのは評価していいと思います。最後の2連敗で少し順位は下がってしまいましたが、リーグ戦のEL圏は混戦の様相を呈していて、後半戦も面白い戦いが続きそうです。
【前半戦ベストプレイヤー】
MF5 アクセル・トゥアンゼベ
CBで起用されていたプレシーズンは芳しくなく、何試合か試した守備固めのSBとしても機能しなかったこともあり、当初は補強失敗かと思われましたが、ELのボランチ起用が思った以上にハマったことでそこからスタメンに定着しました。やはり彼がポジションを掴んでから一気にチームの安定感が増し、結果も上向いたことが全てだと思います。ボール奪取力と跳ね返す高さ、カバーリングの正確さなど守備面の魅力はもちろん、パスも標準以上のものを兼ね備えています。課題を挙げるならばやはり攻撃面、ディフェンスライン出身でもあり酷ではありますが、そこに迫力が出れば代表クラスの選手になります。
【冬の補強ポイント】
高さのあるCB
質も人数も足りないセクションなので、レツォス&ソユンジュにない圧倒的な高さのある選手を獲得したいです。また、この先のELの一発勝負やプレミアリーグ上位争いを闘う上で、経験のある選手を優先したいと思っています。
【次回予告】
満を辞して挑むEL圏争い!カップ戦ではまさかの展開に?そしてヨーロッパリーグで立ちはだかる大きな壁!そして功労者ジルーは、有終の美を飾れるか?
次回!「曲がる最終コーナー」