GTEC Businessの対策集(スピーキング)
[Rev.2023.5]
今月GTEC Businessを受験しましたので、最新の過去問(若干の改題)を掲載しました。ショートプレゼンテーション問題ではスケジュールについての問題が出題され、また新傾向として問題文に条件が付されていました。
これは、GTEC Business スピーキング問題の対策集になります。定期的にGTEC businessを受験していますので、最新の出題傾向などを踏まえた対策をこの記事ではご紹介していきます。実際に出題された問題の類似問題もご紹介します。
GTEC Businessは、企業の採用や昇進試験で英語の4技能を測定するために使われている試験ですが、まったく参考書などが出版されておらず対策するのが難しい試験です。GTECのサイトにあるサンプル問題、また定期的に受験し得た情報を基にSpeaking問題の対策集を以下のような形で、問題を用意しています。
[2022年過去問改題]
あなたはミネラルウォーター製造会社に、コスト削減方法を提案するコンサルタントとして雇われています。水源のあるフィンランドから、主要市場である北アメリカへ水を運ぶためのコストを分析した結果、瓶詰めした水を海上輸送する費用が全体に占める割合は、他の要素よりも大きいことが分かりました。あなたは会社の重役を相手に、その結果を説明しています。図に示された各工程とそれにかかる費用を英語で説明し、またコスト削減の何らかの方法を考えて提案してください。
Q1.下の図表を参考にしてください。
解答例
Today, I would like to propose a plan to reduce your transportation cost. In conclusion, I suggest replacing sea shipping with air shipping.
Please see this figure. This figure shows the cost of extracting and bottling water in Finland, where the water source is located, and the cost of transporting that water to the main market, the United States.
〜〜(続きは本文に)
このような形で、実際に出題された問題と解答例をここではご紹介していきます。
是非GTEC Business受験予定の方はこの対策集を活用してみて下さい。
GTEC Businessスピーキング問題の概要
GTEC Businessスピーキングの問題は、4つのpartから構成されています。それぞれ、発音・リズム・イントネーション問題、会話シミュレーション問題、ストーリーテリング問題、ショートプレゼンテーション問題になります。
スコアは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング,それぞれ250点満点になります。
◆PartA:発音・リズム・イントネーションの概要、解答法及び対策
[発音・リズム・イントネーション問題の概要]
指定された英文を読み上げる課題で、発音・イントネーションなどのスピーキング能力を測定する問題です。
[発音・リズム・イントネーション問題の解答法]
❶強弱をつけた読み方をする
→英文には、単独で独立した意味を持つ「内容語」と、文法的な働きを持っていますが内容的な意味が希薄な「機能語」があります。英文を読む際には、聞き手にとって重要な内容語に強勢を置き、文法的な役割しか持たない機能語は弱く発音するようにします。内容語の中でも、特に伝えたい部分ははっきりと読みます。
<内容語:名詞,形容詞,動詞,副詞,指示代名詞,疑問詞>
<機能語:冠詞,助動詞,人称代名詞,前置詞,接続詞など>
❷基本のイントネーションを守る
→イントネーションとは音の高低(ピッチ)のことで、音調や抑揚とも呼ばれます。音読問題では、基本のイントネーションを守ることが大切になってきます。
(1)下降調
・平叙文の終わり
She is a manager↘️
・Wh疑問文の終わり
When did she start her career↘️?
(2)上昇基調
・Yes/No疑問文の終わり
Was she the head of HR last year↗?
(3)並列の場合
・下げ調子は選択肢の終わりを示し、並列が続く限り上げ調子で読み、最後で下げます。
2つ並列: A↗️and B↘️
3つ並列: A↗️,B↗️and C↘️
❸th,f,vの発音,LとRの区別をしっかり区別して発音する
→これらの発音ができていないと、別の単語と誤解される可能性があります。これらの発音は特に意識して発音する必要があります。
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