フルタイム・正職員を目指さないといけないのかな?
現在、正職員の8割の勤務時間で1年契約の非常勤職員として働いていますが、「どうしてフルタイム(あるいは正職員)で働かないの?」と聞かれます。
雇われている仕事とは別に、自分でも仕事をしているので、「兼業しているから」とお答えすると、「それはフルタイムで働くよりも収入がよいの?」と聞かれます。
う~む… 残念ながらフルタイムで働いたほうが収入はよいでしょう。雇われの仕事をしながらの兼業は、よっぽどのスキルがなければ、それほど収入はない。
それほど収入が得られないならば、なぜ兼業しているのか? とも聞かれる。
収入は大切ですよね。最近は、不安定な雇用条件で、求めるスキルも高いのに賃金が低い仕事が結構あります。衣食住に不安を抱えなくてもよい収入が得られることが前提になりますが、収入よりも時間が欲しい人(育児とか介護とかいろんな理由で)もいるし、自分のスキルを評価してもらえる仕事をしたい人もいる。
いろんな価値観があるなかで、フルタイムの正職員を理想とし、それをみなが目指す(目指さないと脱落者のように見られる)ような社会はどうなんでしょうね? ちょっと窮屈な気がします。
求める仕事内容や拘束時間に見合う報酬を提示することが大前提ですが、多様な働き方が尊重されるような社会になることを願って、新しい年を迎えたいと思いました。
読んでくださった皆さま、良いお年をお迎えください!