「なるほど、転職 5 ステップ」
「はじめての転職だから、何から準備を始めれば良いのかわからない」
「今よりいい条件の会社へ転職したいけど、どの情報を頼りにして良いのかわからない」
「今のうちから長期キャリアを考えたい」
今回はそんな方々のために、転職準備の5ステップを解説します。
この記事を読んでいただくことで、転職に必要な準備・対策を構造的に理解できると思います。
キャリアスイート(https://careersuite.jp/)は、株式会社Liquetが運営するハイキャリアを目指す人のための転職プラットフォームです。
このnoteでは、ハイキャリア転職にまつわる様々な情報を発信しています。少しでも役に立った記事があれば、ぜひスキ(ハート)とフォローをよろしくお願いします!
はじめに
この記事を読んでいる皆さんは、既に様々な転職情報サイトをご覧になっているかもしれません。
実際に調べてみると、転職に失敗する理由としてよくある解説記事では、
「年収や会社名を最優先して転職先を選んだ」
「転職エージェントに相談しない」
「転職が決まる前に退職する」
という、表面的な理由が列挙されていることが多いです。
しかし、これらのほとんどは失敗理由の本質を捉えていないかもしれません。例えば、これらに当てはまるものの、転職に成功したと言える人も中にはいるでしょう。もちろん、これらの理由は、注意すべき点の一部分だったりテクニック論として無意味だというわけではありません。ただ、あくまで全体のうちの一部ですので、それらを理解する前に把握しておかなければならないことがあります。
大学受験で例えると、「文化祭を楽しみすぎたから」、「早めに塾に相談に行かなかったから」、「夏休みまでに基礎ができなかったから」と言っているようなものです。確かにこれらは危機意識として持っておくことは大事かもしれませんが、試験の合否に直接関わるものではありません。例えば英語だと「単語力が足りていない」「文法力が足りていない」などが、受験における直接的な失敗を構成する要素です。
これを転職に置き換えて考えてみましょう。
転職における選考で人事に評価される要素はおおむね以下の通りです。
上記ような選考で評価される要素を把握することで、そのための対策を考え、事前に準備することができます。
もちろん、年齢や学歴、経歴、各種スキルなどは短期では対策しにくい要素ですので、他の対策可能な部分がみなさんがやるべき部分となります。
経歴やスキルは十分に条件を満たせているにもかかわらず、志望理由やカルチャーマッチは事前準備で対策できるので、これらが理由で内定がでないと、もったいないですよね。
実はこれらの内定に直結する要素を解説している記事や転職エージェントはそう多くありません。この記事では、一連の転職活動を紹介しながら、それぞれ「してしまいがちな失敗」と「やるべきこと」を紹介していきます。
この記事では、実際に転職する際に踏む段階に沿って、網羅的に解説していきます。
キャリアスイートでは、転職活動における全ての対策を以下の5段階に分類しました。
上記ステップの内、転職初心者が最初に考えるべきことは、
①キャリアプラン検討、②転職先検討です。
この2つを飛ばして選考に進んでしまうと、5年後、10年後に理想のキャリアとのギャップが生まれてしまいます。
この記事では、
①キャリアプラン検討、②転職先検討の2ステップに主眼を置き、解説します(残りのステップは別記事にて解説予定です)。
なお、あくまで初心者向けに書いた記事だということをご了承ください。
ステップ1. キャリアプラン検討
転職活動をする上で、まず真っ先にやるべきことは、
「キャリアプランの検討」です。
まず初めに①キャリアの成功を定義し、②キャリアの成功を分解して時系列に落とすことをやっていきましょう。
自分自身の「キャリアの成功」とはなんでしょうか?
年収が何より大事だと考える人もいれば、地位や肩書きがほしい人もいるでしょうし、あるいは何らかの貢献そのものに喜びを感じる人もいるでしょう。
「キャリアの成功を定義する」とはすなわち、キャリアに求める各要素の優先順位づけに他なりません。
例えば、次のような手順で「キャリアの成功」について考えてみることができます。
このような手順を経ることで、キャリアプランが固まってきます。自分の中でキャリアの軸を決めておくと、今回の転職に限らずその先にも役に立つはずです。
これらを考える手順について、具体的なアクションプランは後日改めて詳しく記事にします。
「今すぐ知りたい」という方、もしくは「自分なりに考えてみたので、客観的に分析してほしい」「業界そのものに詳しくないので、有識者に相談してみたい」という方は下記からご相談いただけます。ぜひご利用ください。
こちらからすぐに面談予約もできます。
普段から考えている方からすると、もしかしたら当たり前かのように聞こえるかもしれません。ですが多くの場合、”なんとなく”で転職をしているケースが多いです。これらの思考法は転職を考える際の最も重要な思考と言っても過言ではありません。
キャリアプランを考えるTipsを2つご紹介します。
1点目は、「キャリアの連続性」を考えることです。
中途採用の場合、企業は即戦力を求める場合が大半ですので、「前職と業務内容がどれだけ重複しているか?」という点が重要になってきます。
未経験OKのポジションを除いて、前職の業務と全く重複しない職に転職することは難しいことが多いです。ですので、希望する職種と現職の業務とかけ離れている場合には、現職と重複する業務があり、かつ望んでいる業務にも挑戦できるキャリアを選ぶ、ということを意識するとよいでしょう。
例えば未経験からコンサルに転職したい場合、経営企画、営業企画などの企画業務、法人営業でのニーズのヒアリングや顧客折衝をやっていないと、採用可能性が低くなってしまいます。
新卒で有形商材(電化製品や医薬品、不動産などの物)の営業職からコンサルティング会社にいきたい場合、そのままコンサル業界への転職は難しいかもしれません。有形商材から無形商材(情報サービスなど)の営業職に転職することで、企業ニーズのヒアリングや、顧客折衝を経験できます。
複数回転職すると考えると、有形商材の営業からコンサル営業まで約10年程度かかる計算になりますから、「キャリアの連続性」を意識しておくべきでしょう。
2点目は、「上手くいっている時や余裕がある時ほど考えておく」です。
転職したい!と思うタイミングは、「環境(会社や同僚)に不満がある」、「待遇(給料や地位)に不満がある」ことが多いみたいです。
そのような時に転職を検討しようとすると、どうしても内定が目的化してしまいがちです。言い換えると、長い目でキャリアや転職先を考えることができずに、単に環境の改善や待遇の向上に終始してしまうケースが多いです(そして多くの場合、それらすら上手くいくかどうかは保証がありません)。
ですので、会社に不満がない時や上手くいっている時、自分に余裕がある時にじっくり自分と向き合い、納得のいく結論を出すことをお勧めします。
上記を踏まえると、現在いる会社を辞めて転職活動するのはあまりオススメできません。いざ転職活動を始めたとしても、すぐに次の職場が決まることは珍しく、心理的安全を確保することに目がいってしまいます。
会社を退職してしまうと、それまでは会社が処理してくれていた税金や保険の請求が直接自分に来るようになり、対応に追われ、ますます心の余裕がなくなります。心の余裕とお金はどんどん減っていくけど、時間だけはあるという状態になり、ますます不安になる循環に陥ります。「どこでも良いから内定が欲しい」となってしまったら、冷静な判断どころでないでしょう。
ですので、定期的な収入と心の余裕を確保するためにも、時間の確保は大変ですが、今の会社を辞めずに転職活動をした方が、結果的に良い選択ができるかもしれません。
ステップ1. まとめ
ステップ2. 転職先の検討
2番目に考えるべきことは、「転職先の検討」です。
実は多くの転職希望の方が真っ先に転職先を探すことから始めてしまいます。
前のステップで解説したように、まずは「キャリアプラン検討」から考えた上で、プランのうちの一部である転職先を検討できる段階になります。自分自身が定義した「キャリアの成功」に当てはめて、選考を受ける企業を決めていきましょう。
このステップで重要になるのは、ズバリ情報収集です。
「ググる」、つまりネット上で検索することは最低限、誰でもできる努力です。また、より正確なのはその会社の現役社員もしくはOB・OGに直接、生の声を聞くことです。もし厳しければ、その業界・業種に詳しい人に相談するだけでもかなり違ってきます。
意識していただきたいポイントは、業務内容や、自分が入社後に期待される役割はもちろん、会社が目指している方向性やカルチャーについて詳細に調査することです。特に把握しておくべきこととして、評価制度は志望企業を理解するのに最も有効な情報のうちの一つです。評価制度は企業がどのような人を評価しているかを知る指標になります。
なるべく選考前に、志望企業ではどのような人が評価されるのか知っておくべきということです。それにより、カルチャーミスマッチに気づくことができますし、逆に「自分に適している」ことを発見できるかもしれません。
同じ業界・業種への転職だったとしても、カルチャーや雰囲気は会社によって大きく違い、経験できること、身に付けることができるスキルは大きく変わります。ネットで検索することはもちろん、知り合いにあたって企業内部からの情報を直接収集していきましょう。業界によってかなり働き方が変わってきますから、業界未経験であればなおさら重要です。
ここで関連するよくある失敗例を1つご紹介します。
それは、情報収集を目的として転職エージェントに相談する場合、「とりあえず紹介された企業の選考を受ける」ことです。これだと年収や会社名ばかりに目が行き、行き当たりばったりで入社後やその先で転職を失敗だと感じかもしれません。
もちろん結果として紹介された企業を受けること自体に問題があるわけではありませんが、大事なのは、自分自身が定義した「キャリアの成功」の一部分としての「転職先企業」である、ということです。
あくまで「自分自身が定義した」計画に沿って、エージェントに相談するのがミソです。
ステップ2. まとめ
ステップ3. 選考準備
今回の記事はあくまで「転職準備の前提となる体系」を書いたものなので、以下のステップ3・4・5は概要を共有するのに留めておきます。
また後日、具体的なアクションまで解説した詳細記事を公開しますので、そちらをご参考ください(記事更新に合わせて、本記事も更新していく予定です)。
書類対策について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ステップ4. 選考
ステップ5. 内定・入社後
おわりに
今回は転職準備の5ステップを解説しました。ざっくり転職の全体図とどのような失敗要因があるのか把握できたのではないかと思います。
まとめると、ステップ1. キャリアプラン検討とステップ2. 転職先の検討を納得いくまで突き詰めることが、転職を成功させるためには必要になります。
最初のステップでつまづくと、後のステップでは取り返しはつかなくなってしまいます。
「ある程度キャリアプランの設計はできたけど、業界経験のある人からアドバイスをもらいたい!」という方がいらっしゃるかもしれません。
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また、「いや、記事読んだけど具体的に何から進めれば良いかよくわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。
より詳細で具体的な記事は、今後も更新していきますので、この記事がお役に立てていればぜひアカウントのフォローをお願いします!
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編集/執筆:李(キャリアスイートnote編集部)
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