よい土壌を今までもこれからも。
こんにちは。スターティア株式会社です。
今日はカルチャーの醸成について考えます。入る会社が自分に合うかどうかは気にしたいポイントですし、今あるカルチャーがいいものならどう守っていくかは所属するメンバー一人ひとりの大事な役割ですよね。我々スターティアにもよいカルチャーがあって、それをどう根付かせてきてこれからさらにそれをどう継承していくのか、今月のnoteはその辺りをちょっと整理してみようと思います。
よい土壌か?
代表がとあるタイミングで使ったフレーズ、それがこの「よい土壌か?」でした。よいって、色々なよいの定義がありますよね。当社にとってのよいはこんな感じです。
感謝ができる
勤勉
ミッションに則った行動を取る
仲間思い
成功談も失敗談も共有する
自責で考える
I company的な発想をする
これらは、時代が変わってもそれに合わせて主力のサービスが変わったとしても、変えてはいけない“私たちらしさ”だなと思います。
土壌とは
芽が出て花が咲き実を付けるまで、根底にある土の状態がよくないといけません。会社もきっと同じで、どんなによいサービスを持っていたとしても、もしくは優秀なメンバーがいたとしても、根っこの考え方や“らしさ”がしっかりしたものでなければ、永続的に運営することは難しく、一過性のもので終わってしまうのだと思います。
そして、そこに実らせようと思っているものによって、合う土と合わない土もあると思います。水分量の多い土がよいものもあるでしょうし、比較的カラっとした土の方がよいものもあります。
組織でいうとミッション・ビジョン・バリューでも表されるかもしれませんが、ここに合っているかが大事です。合っているというのは共感しているとか、価値観が合っているとかということですね。我々も2018年4月にホールディングス化したタイミングでスターティア個社としてのミッションが明確になり、価値観が整理されました。
余談ですが、代表が同じタイミングで“お取引を差し控えたい状況”というものを明示してくれたことで、とても心強かったことを覚えています。あくまでお客様ともお取引先ともビジネスパートナーとして対等であると言い切ってもらえ、よりミッションを追いやすくなったなと感じます。
いい悪いではなく、合う合わないだと思うので、何が自分にとって正解かは個人によって違います。押し付けるのではなく、共感できる仲間とともに守っていきたいものが土壌なのだと捉えています。
どう根付かせていくか
ミッションがはっきりしていなかったころから、(今思うとちょっともう考えられないのですが)、私たちらしさという表現をよく使い浸透させてきたなと思います。ミッションが正式に決まったあとも同様に、「言い続ける」これに尽きます。いいことや私たちらしいこと、またはその逆のことも都度全体に共有し、朝礼や全社メールや社内報など場面を変えてとことん言い続けています。例えば代表は同じ話を何度もします。同じ話をするから、代表もその話をするのが上手になっていきます。そしてそれを聞いている私たちも上手になっていくその話を吸収し、次の人に伝えていく側になっていきます。
新しいことを始めるときやメンバーが増えた際などに、どうやったら浸透するか?と考えることがありますが、とにかく「言い続けること」。『存続と成長に寄り添う』というミッションも、いいね!と伝える時に「寄り添ってていいね!」と言ったり、「今の、寄り添ってる?」と確認したりその返答も「すみません、寄り添っていたつもりになっていただけかもしれません」といった感じで、自分たちなりに浸透させていったなと感じます。
継承をしていく今
25周年を終え、次の25年に向けて会社が大きく変革の時を迎えようとしています。コロナもあり、時代はどんどん変わっていきます。そんな変化の激しい時代を生き抜く我々が、どう今までのよいカルチャーを守りながら新しい時代へ適応していくのか。
根付かせていくことに近道はないのだなと感じます。どっしりとした雄大な木も、いきなり大きくなるわけではないですもんね。ときに雨風に耐え忍ぶシーンもありながら、根を力強く這わせ次の25年を作っていく。
価値観やあり方についてより深く考え見つめることも多くなった今、自分たちらしさをブラさないためにも深く深く根を張わせることにも改めてパワーを注いでいきたいですね。