組織としての生成AIの活用
生成AIの社内ポリシーがリリースされたのは2ヶ月ちょっと前、年に一度の社員総会である『スタートアップ会議』の場で。
それまで、個人アカウントで使う人は自由に使って、すでに業務に欠かせないツールになっている人も一定数いました。
それを会社アカウントとして整備し渡すべき人に有料アカウントを渡したり、相棒とまではまだいかないくらいの使用頻度の人にはその手前用としてルールが明示され、勉強会の実施も。
社員総会の場は、これからの会社としての未来の姿を提示され、とてもワクワクしましたし、もしかしたら本当にそうなるのかもしれない?!と、会社が描きたい未来像に思いを馳せました。
先日、社内でとあるメンバーが話していたのが印象的だったのがきっかけでこのnoteに発展しています。
これ確かにそうかもしれない、、、と思いました。社内で整備してくれたメンバー、今まさに管理運用でどんどん先を行って示してくれるメンバーのおかげなのだなと。
せっかくなので、と思いざっと調べてみて、まずすぐにたどり着いたのが富士通さんのこちらのリリース。
ガイドラインがダウンロードできました。
30ページ弱の資料には、生成AIがもたらすリスクとして5つ(正確性、公平性、著作権侵害、情報管理、悪用)が整理されています。
また、メーカーとしての立ち位置らしく、今後の富士通さんとの共同開発を想起させるメッセージも。
続いて、ベイジさんのこちらの記事。
ウェブ制作会社さんとしての生成AIに対しての独自の見解は読み応えがありました。
文中、テクノロジーの進化による職業の消滅の段階として
このように整理されていましたが、なるほど確かに。これはウェブ業界特有の話ではなさそうですね。
よく言われる、「仕事がAIに奪われる」とか「職業そのものがこの世界から消える」という状況の手前を理解して、それを前提とした新たな付加価値の提供が組織として求められます。
生成AIの活用も、これまでのインターネットやスマホの普及に匹敵する、“なかった時代”がもはや想像できない類のものと理解しています。
今回、社内ではスタートアップ会議の後に全社員向けにアンケートが実施され、組織としての戦略的な“利活用”に向けて動き出しました。
アンケートの結果より、社内でも職種によって利用のバラつきがあることが分かっています。ただ、グループ全体の傾向を見ても、世の中の利用率と比較しても低い水準ではない、という数値結果。
こうして、一歩先を進んでくれるメンバーに感謝です。各々の持っている知識や知見を惜しみなく還元し、仕組み化へ。
ありがたいこの環境、今後は自チーム内での業務を、もっともっと楽に効率的に選択肢を広げる一つの手段としてさらに活用を深めていきます。
それが組織全体としての活用に繋がっていき、さらに生産性を上げる間違いない武器になっていくと信じて。