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ホステスの女性との出会い、そして社会福祉を考える #1
まずはひたすら、調べまくった。
夜の仕事やサービスを検索し、本を読む。
ホステス、キャバクラ〜…〜 ソープ、デリバリーヘルス、箱ヘル…。
性的なものもそうでないものも含めて、こんなにもいろんなサービスがあるのだと衝撃だった。
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ホステスで働いていた過去のお話
10年前くらいの話に遡る。
身近に夜の仕事をしていた人がいた。
夜というのは、ホステスの仕事。
その人との出会いが、私の人生を方向づけてくれたのだ。
ちょうどその人が30歳になった頃の話を聞いた。
ずっと銀座でホステスとして働いていて、それはそれは稼いだのよ。
ちょうどバブルと重なっていたね。
笑い話といえば、電話ボックスにその日もらった給与100万円の札束を忘れちゃったことがあったわ。朝忘れて、夕方に戻ってもあったわ(笑)
当時みたいに景気が良かったから残っていたのかもね。
10年近くその仕事だけで働いていたけど、ふと、引退して事務の仕事がしたいと思ったの。
でも全然仕事が見つからないし、面接を受けても受からなかった。
それで結局、そのまま続けてた。
年齢的に続けられなくなった頃、麻雀屋さんの給仕をやって当時の旦那に出会ったわ。
ちなみに言い忘れていたが、話を聞いた時には女性はもう引退していて、年齢は60歳を超えていた。
当時、20代の大学生だった私は、ぼんやりと話を聞きながら、何か納得のいかなさがあった。
「学校で習った就職選択の自由ってなんだったのかな?」
「この国でチャレンジしてもできないことってあるのかな?」
「夜の仕事をしてたら、事務の仕事ができないものなのかな?」
もう少し世の中のことがわかっていたら、そんなことを考えなかったのかもしれない。ただただ青二才な私。
そういえば、私は高校を辞めている。(大学にはどうにか行けたけど)。学校がそんなに好きじゃなくて、世間に反発したくなりがちだった私にとっては、「ほら教えてることと違うじゃん!」って言いたくなったのもあるかもしれない。なんて単純人間!
夜の仕事を調べまくる私
それから、夜の仕事に興味を持ち始めた。夜の仕事にはどんな仕事があるのか。どんなサービスがあるのか、どんな人が働いているのか。
まずはひたすら、調べまくった。夜の仕事やサービスを検索し、本を読む。
ホステス、キャバクラ、ガールズバー、J K系お散歩、ピンサロ、ちょんの間、ソープ、デリバリーヘルス、箱ヘル…。性的なものもそうでないものも含めて、こんなにもいろんなサービスがあるのだと衝撃だった。
サービスのことだけでなく、風営法などの法律、赤線・青線などの日本の歴史、外国の風俗なども調べた。吉原も2回歩いた。
働く女性の心理や社会的背景、経済的事情の事例についても調べた。働く人の中には、ホストに行く人も多いと聞き、ホストにも行ってみた。
根っからの探索好きの私は、幅広く、夜にまつわることを調べまくったのだ。ただ、調べるにつれて、調べるだけでは済ませたくないと思った。知るだけで終わりたくないと強く感じた。
あの時30歳だった彼女に会えるとしたら、
私にはどんなことができるだろうか。
もっと働く人の気持ちが知りたかった。
to be continued
あたらしいトビラ
夜の仕事をする女性のキャリア相談をするため、一般企業で働く傍ら、デリヘルのスタッフとしてお手伝い。趣味はお笑いとコーヒーと旅すること。こんな人もいるんだって思ってもらうために筆をとる。