40歳からの仕事を考える

40歳を過ぎても、「これやりたい」「あれやりたい」とやりたいことが
尽きない。

私の場合、体調を崩して会社を辞めた時もあったけれど、
基本的には、やりたい仕事をするという目的で転職を決めてきた。
だけど正直、転職することを迷うときもある。

仕事に慣れてくるほど、
「このまま続けていればいいんじゃないか」と居心地重視になってしまうことがある。
居心地重視になっても勿論いいことだけど、
私の場合は、変化を求めてしまい余計に転職する気持ちが強くなる。
（私が動きのある仕事の方が好きだからというのが大いにある）

「転職回数が多い」イコール「仕事ができない」というイメージがいつまで経っても消えない気がする。
だけど、１つの会社で定年まで勤める方に比べると、
転職しないと見えてこないことがあること、
その職場で感じることを見るのは大事だと感じる。
それはキャリアコンサルタントとして、転職した実体験をお伝えできるので、転職した・転職活動した経験は「活きた情報」と言える。

そんなキャリアコンサルタントの私でも、自分のキャリアに迷うときがある。

２年前、知り合いからキャリアカウンセラー歴20年というご経歴の方を
紹介いただいて、カウンセリングを受けた。
（曖昧だけど、経歴は20年ぐらいと言っていたと思う…）

40歳過ぎてからも、やりたいことを実現しようと転職活動をはじめたものの、今までの転職活動と比べると、少し厳しいように感じた。
書類選考が通りづらくなったし、コロナ禍直後だったこともあってのことだけど、状況的に今、転職すべきなのか、意見を聞きたかった。

カウンセリングの最後に、
「40歳で正社員を目指すのであれば、某携帯会社の販売員だったらご紹介できます」

頭の中で「？」がいっぱいになった。

話の中で正社員が希望だというのは伝えた。
だけど、私がやりたいことも伝えたんだけど、
なんでそんな回答なんだろう…と思ったのと同時に、
「正社員にこだわらなくても、自分がやりたいことができればいいんじゃないか？」という気持ちが大きくなった。

自分を俯瞰して考えると、正社員になりたいという希望は、
正社員という安定にこだわっていただけで、仕事重視ではなかった。
特に意味もなく同年代で、自分と似たようなライフスタイルの方を探して
安心していた。だけど、その「安心」は、自分の気持ちを平坦にするだけのものだった。

自分のやりたいことを考えていくうちに、
「今まで経験してきた、医療事務もQAエンジニアも創業支援も、
どの経験も活かせる仕事をするには？を考えてもいいんじゃないか」
という結論に至った。

どの経験も活かせる仕事というと、何から始めようか迷ってしまったので…どのような働き方をするのか、何ができるのか情報収集しながら、
まずは主となる仕事をしつつ副業を経験し、
3年後に複業とする働き方にシフトすると目標を立てた。
こんな自分の仕事軸を持っていてもいいんじゃないかと思っています。