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どうしてMBTIが好きなのか
他者と比べない、自分だけに焦点を当てた自己理解をするためのMBTIというツール/メソッドに出会い、MBTI認定ユーザーになり、その学びを深めようとアウトプットしているRichです。
今日は、どうしてMBTIが好きなのかについて考えてみました。
インストラクターでも講師でもない役割
MBTI認定ユーザーになるためのトレーニングにかかる時間と費用は、仕事と家事・育児を両立している私にとって結構なボリュームでした。受講しよう!と決めるのは、割と大きな判断だったと思います。
どうやって決めたかというと、ただやりたいと思った、が絞り出した答えです(笑)。MBTIでいうところの私の主機能はF(感情機能)で、この決断も、自分の気持ちに基づいて判断することを自然と取り入れていたのだと思いました。
じゃあ、なんでやりたいと思ったんだろう?の一つ目にくるのが、MBTI認定ユーザーの役割が好きだから、です。
「イストラクターでも講師でもなく、MBTIを受験する方々の自己理解を深めていただけるよう、セッションしていく人」という立ち位置が、私にはとってもしっくりきました。
受検者の納得のいく結果(MBTIではベストフィットタイプと呼ぶ)を、受検者自らが見つけていくプロセスは、仕事にしているキャリアコンサルティングのプロセスと、とても感覚が似ているのです。
MBTIは診断でもテストでもなく、誰かや私が、あなたの心(タイプ)を決めるのでもありません。MBTIを受検し、報告されたタイプをきっかけにして自分で自分に問いかけながら、ベストフィットタイプを見出すメソッドです。その過程で、自己理解や他者理解が深まっていくので、受検後のセッションが欠かせません。
MBTI認定ユーザーが「あなたのタイプは○○○○ですね。」とか、「あなたには○○のような傾向がありますね。」などと言ったりはしません。たとえ私とあなたのタイプが同じでも、タイプだけですべてを説明できるわけもなく、あなたについて教えることは何もない(むしろ教えてもらいたい)し、アドバイスもしません、という立ち位置なのです。
認定ユーザーとして学んだ知識はお伝えしても、タイプ検証はファシリテーターとして関わることが、私にとっての最大の魅力でした。
アセスメントに対する疑問
二つ目は、アセスメントへの疑問が解消されたことです。
これまでキャリアコンサルタントとしてやってきた10年間。それぞれの現場で、自己理解のためのさまざまなアセスメントツール(GATB、職業興味検査、エゴグラム、Y-G性格検査、EQなど)を扱ってきて、その結果を見て苦しまれる(一部の)方も見てきました。どれだけ説明を尽くしても可視化される(されない)結果というのは影響が大きく、ご本人の心を混乱させてしまうことがあると知りました。
良し悪しは別にして、実際、アセスメントの結果をもって相談を続けたのちに、リファーを経験したことも一度や二度ではありません。
とある現場では、"何かを発見するため"に、GATBが使われているといっても過言ではありませんでした。その使われ方に対する少しの違和感が、大きな疑心暗鬼になったこともあったし、提供する側のバイアスが腹立たしく感じられたこともありました。
もちろん、私が単に未熟だったことも要因のひとつです。話し合いも幾度も行いました。
一方で、いくら自分で選択・回答しているとはいえ、アセスメントの結果=得点の高いところと低いところを中心に見るというやり方に馴染まされてしまっていることに諦めもありました。身長や体重、テストの点など、教育の中に他者と比較される点数がある限り、得点で一喜一憂してしまうのも、ある意味、仕方がないことかもしれないと納得しようともしました。
でも、自己理解をするために、他者と比較する必要があるのかな?という疑問は無くならず、アセスメントを使っての自己理解支援は、どこか腑に落ちることなくモヤモヤとしたままでした。
そんなときにMBTIと出会って、他者と比較しなくていい自己理解のツールがあるんだ。
純粋に、そう思ったのです。
改めて、どうしてMBTIが好きなのか。
①教える役割よりも教えてもらう役割が大きいから
②他者と比較せず自己理解ができるから
この二点に惹かれたわけですが、特に①に関しては、ファシリテーターとして役割をいただいている現場をもともと二つ持っていて、あ、三つ目ができたんだ!と、書いている今、実感しています。できただけで終わらないように、認定ユーザーの知識が活かせる現場を自ら求めていこうと思いました。
そう。好きなことができているのは、F主機能の私にとって、とても幸せなことなんです。
恐れおののきながらも周囲の人に告知してみたら、今月と再来月にベーシックフィードバックの予定が入りました。初のオンラインフィードバック、事前準備に熱が入ります!