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対談を味わうvol.6 元夕暮れランプ ぴろすけさん-藤井ペイジさん

この企画はYouTubeに上がっている対談動画を見て感じたことを記録していく企画です。
(詳細はvol.1をチェック↓)

第6回目の今回は

藤井ペイジさんのYouTubeチャンネルの企画「辞めた芸人に話を聴こう」からぴろすけさんとの対談を味わっていきます。

(藤井ペイジさんYouTubeチャンネルURL)

(辞めた芸人に話を聴こう 元夕暮れランプ ぴろすけさん回)

ぴろすけさんは東京で芸人活動をスタート。2018年サンミュージック所属期、夕暮れランプ解散後にお笑いからYouTubeへと活動の場を移行します。ぴろすけさんが運営に携わっているYouTubeチャンネル「非株式会社いつかやる」は2023年3月時点で登録者44万人を超える人気チャンネルとなっています。

(ぴろすけさんが運営に携わっているYouTubeチャンネル「非株式会社いつかやる」URL)

今回も藤井さんの聴き方、ぴろすけさんの話し方など感じたことを見ていきたいと思います。

YouTubeのチャンネル運営について質問・相談する藤井さん

この動画ではこれまで紹介した動画とは異なる藤井さんの様子を見ることができます。
基本的に、藤井さんはゲストに来ていただいた芸人さんのお話を掘り下げて聴いていきます。
しかし、この動画では、自身もYouTubeチャンネルを運営する立場として、登録者数28万人超(対談当時)のチャンネルを運営するぴろすけさんに、チャンネルの方向性、広告のつけ方などについて意見をもらう様子を見ることができます。
(ぴ:ぴろすけさん発言 ぺ:藤井ペイジさん発言)

【ぴろすけさんから藤井さんへ① 投稿する動画のジャンルを絞る】

ぺ:俺もやねんけどさ(ぴ:はい)、芸人やりながら、ま、芸人やりながらYouTubeやってる人が、特に増えたじゃない。この緊急事態宣言、前回の(ぴ:そうですね。)やっぱり、基本、手こずっている人の方が多いと思うねんな
ぴ:あ、YouTubeですか。
ぺ:YouTube(ぴ:はい)。それ、どう見てる。
ぴ:どうなんすかね。あの~、まず、自分が今まで失敗した原因ってなんだろうなって1回整理したんですよ。
(省略)
僕らが最初、歴史と美容とか、いろんなのをやったんすよ。(ぺ:うんうんうん)別の企画とか。歴史は伸びるのに、他のは伸びなかったんすよ。一切。(ぺ:はあああ)そうすると、(ぺ:うん)えっと、例えば、大食いとかやったとしても、歴史の動画が伸びてたら、関連(動画の欄)に歴史の動画の欄に載るんですよ。そこに大食いの動画があっても誰も観ないじゃないですか。(ぺ:そうやな)。まず、これがいらないなと。はい。1年間、それ、捨てるつもりで、それをやろうって決めたんですよ(ぺ:うん)。それが歴史解説だったんすよね。僕らの中で。
ぺ:ま、歴史に特化しようとしてんな。
(省略)
ぺ:じゃあ、さっきの話に戻るけど、芸人さん、手こずってる人が多いっていうのはやっぱり、俺も昔そうやってんけど、散らかってんのかな。チャンネルが。
ぴ:散らかってますね。(ぺ:うん)散らかってる。藤井さんは、こういう、辞めた芸人とか、絶妙に知りたい芸人の人を出すじゃないですか
ぺ:うん、まあ、そこになったのも、去年からやねんけどな。最初やっぱり、いろいろ俺もやってみて、うん
(省略)

【ぴろすけさんから藤井さんへ② 広告増やそう】

ぴ:だから、あ、えー、藤井さんもったいなって思うのは
ぺ:(表情に不安、怯え)
ぴ:広告もっとつけた方がいいです。
ぺ:(眉間にしわよせ)ああ、そおう
(省略)
ぺ:うおおおおん、まじで(ぴ:そうです)。俺、ビビりやからさ、パって見たときに広告多めやったら、「あ、めんどくせえ」って、チャンネル替えられたり、他の動画いかれたりしちゃうんかな(ぴ:いやいや)って思ってるけど。
ぴ:全然気にしなくていいですよ。はい。だって、いろんな芸人さんいますけど(ぺ:うん)、藤井さんのチャンネルに行くには、その人のことを検索して観て来る方が圧倒的に多いじゃないですか。絶対に。
ぺ:そうやな。
ぴ:ルシファー吉岡さんとか、ルシファー吉岡さんを見て、藤井さんのページに行くっていうのが多いんで。もともと(ゲスト)好きな人が多いんでやっぱり。だから、えっと、初見狙いより、その人のファンとか、お笑い、ニッチなお笑いファンをターゲットにしてるんで。だから、広告多くしても視聴者は聴いてくれると思います。
ぺ:(顔をしかめて)…勉強なるわあ。

意見を求めたことで、辞めた芸人に話を聴くことをシリーズ化したことが間違いじゃないと確信を得ることができました。また、自身のチャンネルはこの動画を根強く聴いてくれる人によって支えられていることを認識することができました。

「~じゃないですか」と確認しながら会話を進める ぴろすけさん

続いてぴろすけさんを見ていきましょう。
ぴろすけさんの話し方の特徴として、語尾に「~じゃないですか」をつけて相手が自分の発言についてきているか確かめるようにすることが挙げられます。

ぴ:だから、あ、えー、藤井さんもったいなって思うのは
ぺ:(表情に不安、怯え)
ぴ:広告もっとつけた方がいいです。
ぺ:(眉間にしわよせ)ああ、そおう
ぴ:あの、僕ら、歴史っていうターゲットじゃないですか(ぺ:うん)。うん。でも、エンタメっぽい見せ方をしているんですよ。演出的に(ぺ:うんうんうん)。マニアじゃなくても楽しめる演出をしてるんですけど(ぺ:うんうんうん)、藤井さん(のチャンネル)って、完全マニア向けじゃないですか
ぺ:そうやな。うん
ぴ:こんだけマニアだと、絶対に聴くんですよ。(ぺ:うんうんうん)えー、僕らの場合だったら、題材とかテーマによって見ないとか、観なかったりとか(ぺ:うん)、視聴率が上がったり下がったりとか、すごい差が出たりする(ぺ:うん)んですけど、藤井さんのこのチャンネルって(ぺ:うん)、もう、超マニアなんで(ぺ:そうやね)ずっと聴く人って多いと思うんですよ。
ぺ:うん、多分、ここでいか聞けない話っていっぱいあると思う。(ぴ:そうですよね)うん。
ぴ:なので、えっと、広告をちょっと多めにつけても聴きます。視聴者は絶対に。
ぺ:うおおおおん、まじで(ぴ:そうです)。俺、ビビりやからさ、パって見たときに広告多めやったら、「あ、めんどくせえ」って、チャンネル替えられたり、他の動画いかれたりしちゃうんかな(ぴ:いやいや)って思ってるけど。
ぴ:全然気にしなくていいですよ。はい。だって、いろんな芸人さんいますけど(ぺ:うん)、藤井さんのチャンネルに行くには、その人のことを検索して観て来る方が圧倒的に多いじゃないですか。絶対に。
ぺ:そうやな
ぴ:ルシファー吉岡さんとか、ルシファー吉岡さんを見て、藤井さんのページに行くっていうのが多いんで。もともと(ゲスト)好きな人が多いんでやっぱり。だから、えっと、初見狙いより、その人のファンとか、お笑い、ニッチなお笑いファンをターゲットにしてるんで。
(省略)
ぴ:増やした方がいいです(ぺ:そう)。もったいないです。あの、もったいないというか(ぺ:うん)、あの、藤井さんのこれって(ぺ:うん)、超ニッチのニッチじゃないですか(ぺ:そうやな)だから、あ~、やっぱ限界があるんですよね。集める人数っていうか。
ぺ:そうなんよ。それが、困ってるというか(ぴ:はい)、どうしようかと思ってるところ。

「~じゃないですか」のあとに藤井さんの同意を得たのち、自分が伝えたいことを述べるようにしている様子が見えてきます。

最初はなめてたYouTube。そこから得た気づきと充実感

芸人として思うように結果が出せなかった、ぴろすけさん。「YouTubeなんて」と最初は思っていました。しかし、YouTubeの世界へ入ってみると、自分をどう見せるのか、どういうチャンネルにすると視聴者の日常の中で受け入れられるのかたくさんの気づきを得ることができました。
毎週1本自分で企画を考え、資料を調べ、動画の撮影・編集までこなす日々。ぴろすけさんは「めっちゃコスパ悪いっすよ」と言いながらも「楽しくてしょうがない」と語ります。芸人からYouTubeへ新たなステージに移ったぴろすけさんの表情には日々の充実が感じられました。

この対談動画では、自身のYouTubeをどのようにして多くの方に見てもらえるようにしたのかなど、YouTubeに限らず広く自身のブランディングを考えるうえで参考になるようなノウハウが詰まった内容となっております。ぜひ一度ご視聴いただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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