留学や英語力を仕事で活かしたいなら

英語や留学経験を活かせる仕事と言われて、何が思い浮かぶだろうか。今は航空会社や外資系企業のみならず、商社やメーカーなど急速なグローバル化によって学生の選択肢も広がりをみせている

わたしは数年前キャリアカウンセラー資格(CDA)の勉強をしながら、飲食店でアルバイトをしていた時期がある。その頃、遅刻したり勤務日に来なかったりする学生の先輩スタッフがいた。店長に小言を言われてその返しが

「わたし来月から留学するんで~」だった。(年は10歳以上離れている)先輩、、彼女は留学の前に根本的な何かを先に学ぶべきだろうなと思った。大学で就活支援をしている時も留学したこと自体を価値の高いブランドのように話す学生がいた

言うまでもなくそのままではどんな留学経験があろうと、TOEICがハイスコアだろうと希望どおりの就職活動は難しい

なぜか

留学した「自分に満足」しているタイプだからだ。留学はあくまで手段であり、それ自体が目的となって自己完結している学生が未だに多い

学生サッカーに置き換えてみる。昨今、大学卒業後もプロ選手を目指してヨーロッパを中心に海外でプレーする選手も増えてきた。最初から「海外でプレーしている俺」に満足しているタイプは、選手としては鳴かず飛ばずで数年も経たずして帰国する。一方、可能性を感じる選手は「プロになるための」自分の目標とともに「相手の良さを引き出すのに何ができるか」「チームの勝ちにどう貢献できるか」仲間を意識しチームに積極的に溶け込もうとする。なりたい自分に近づけるための努力を惜しまないのだ

留学の話に戻そう。他者・異文化との関わりの中でどんな自己成長があったのか、会社が知りたい留学エピソードはそこにある。TOEICのハイスコアも試験対策の努力アピールより、その英語力を今までどこで活かしてきたのか、これからどんな事に活かしたいのか

経験を過去のもので終わらせず、未来志向で話すことで会社はあなたと働くイメージがしやすくなる。経験を自己完結しない。そこからどんな未来を描いているのか。留学経験や語学力は未来予想図を描く材料と捉えてみよう。未来予想図=「なりたい自分」それを持っている学生は活かせる仕事に就き思い描いた未来を手にできるとわたしは思う



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Sawako Akahoshi
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