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「これからの時代の安定とは」

こんにちは。

CarrerArtスタッフの、かねひろです。

僕の担当記事は5回目です。

爽やかな秋風を感じる季節となりました。

みなさまはお変わりなくお過ごしでしょうか。

前回の記事では「本当に仕事ができる人とはどんな人か」というテーマで書かせていただきました。

今回の記事では、「これからの時代の安定とは」というテーマで僕なりの考えを書かせていただきます。

社会人になって間もない頃の僕は、「大きな企業は安定」というイメージを持っていました。

しかし、今では、大きな企業に就職すれば安定で、一生安泰に暮らせるとは一概には言えないと考えるようになりました。

実際に日本の大手企業が経営危機に陥り、海外の企業の傘下に入ることも少なくありません。

日本の大手電機メーカーの一つであったシャープも、2016年に外資企業の傘下になりました。

シャープは液晶事業などの不振で2年連続の巨額な赤字を計上し、連結債務超過に陥り、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業などの出資により解消されました。

日本の大手電機メーカーが外資系企業に買収されるのはシャープが初めてのことでした。

また、平成の30年間における上場企業の倒産件数は233件にも及ぶそうです。

平均すると、年間約7.7件が倒産している計算になります。

https://onl.bz/tPEXcxu

かつての日本には、「終身雇用」や「年功序列型賃金」という制度も相俟って、「いい会社に入りさえすれば、一生安泰」と考える風潮があったと聞いています。

日系最大手である「トヨタ自動車」の豊田章男社長は、「終身雇用の限界」について言及し、経団連の中西宏明会長は、終身雇用について「制度疲労を起こしている」と発表しています。

近年、日本の経済的躍進を支えてきた大手企業が、大規模なリストラを敢行していることも考えれば、所属する組織に安定を求めることに不安も感じてしまいます。

大きな企業に所属しているという安心感や、指示通りに動ける「業務遂行能力」などの基礎的素養を身につけることも、もちろん大事ですが、これからの時代は、企業に所属せずとも、自分の力でお金を稼いでいくための「チャレンジ精神や主体性、行動力、洞察力などの人間的資質」が求められてくるのではないかと僕は考えます。

2045年頃には、AIなどの技術が、人間より賢い知能を自ら生み出すことが可能になる「シンギュラリティ」の時代が来るという予測もされています。

実際に、2022年12月にはアメリカのオープンAI社が公開した対話型AIを活用したインターネット検索サービス「Chat GPT(チャットGPT)」が、大きな話題を呼びました。

話題性だけでなく、利用者が2カ月で1億人を突破するほどの拡散力です。

質問を書き込むと、瞬時に必要な情報を導き出し、複雑な計算やプログラミングまでこなし、しかも文章能力までも完璧だといいます。

この技術の進化で、今までの人間の仕事の一部を奪っていく可能性が高いことは予想が出来ます。

このような時代を踏まえると、「優秀さの定義」と「安定の定義」が、所属する会社ではなく個人に求められる時代になるのではないかと僕は思います。

つまり、どのような会社や組織であっても結果を出していける人が本当の意味での安定と言えるのではないでしょうか(会社に勤めるという選択に限らず、ご自身で独立して事業をされるなども含まれます)。

この記事を書いている僕自身も、現状に甘んじることなく、常に自分のなりたい姿を考え、人生に目的を持ち、その為に勉強や自己研鑽に励み、自分自身の価値を磨き続け、自己実現できる力を身につけることで、どんな時代が来ても生きていけるというで意味での「安定」を手に入れていきたいなと思っています。

今回の記事はここまでとします。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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