日本人の平均年収について
こんにちは。
Career Artスタッフの、かねひろです。
このnoteはスタッフ何人かで書いており、僕が担当するのは初めてです!
厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
夏の暑さだけに目をむけると夏が苦手という方は多いかもしれません。
しかし、僕は個人的に夏が大好きです。なぜなら、夏は週末や長期休暇でリフレッシュをしっかり取ることで、仕事にも身が入るからです。
浴衣を着て気になるあの子と花火デート!会社の同僚と仕事を忘れて飲みまくるビアガーデン!心も体も開放的な海開き!など、夏は楽しいイベントが盛りだくさんです。
しかし、現実的なことを言うと、アツい夏のイベントとは裏腹に、お財布事情は徐々に冷え切っていくのではないでしょうか。
夏休み、一生続けばいいのにな、財布の中身、一生潤えばいいのにな笑
そのためにも、仕事を頑張ります!!
さて、今回のテーマは、「平均年収」についてです。
日本人の平均年収
日本人の平均年収や給与に関わるデータは、国税庁の「民間給与実態統計調査」によって毎年公表されています。
年収の平均金額はどれくらいなのか、自分の年収は平均に比べて高いのか低いのかが気になる人も多いのではないでしょうか。
それでは、日本の平均年収について、さまざまな角度からみていきましょう。
令和元年分の調査によると、日本の平均年収は、「436万円」となっているそうです。
これは前年度よりも43,000円減少しているとのことです。
OECD(経済協力開発機構)による「世界の平均年収」のデータによると、ルクセンブルクは約766万円、スイスが約732万円、アメリカが約724万円、オーストラリアが約598万円となっています。また、OECD加盟国の平均は、約534万円となっています。
このようなことから日本の平均年収は、諸外国に比べて低いと考えることができます。
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出典元:民間給与実態統計調査
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2019/pdf/001.pdf
20代男性・女性の平均年収
20代の平均年収は342万円です。
男女別では、男性365万円、女性319万円です。
20歳の平均年収は271万円、25歳では331万円、29歳では395万円です。
20歳と29歳の年収の差は124万円で、特に20代後半で年収が伸びています。
これは、20歳の時にはカウントされていなかった、大学や大学院を卒業して働く層もカウントされるとともに、働き始めて数年が経ち、経験を積んで会社の戦力となり、それに伴い昇進し、給与も増加していくからではないかと考えます。
年収分布で見ると、「300万円~400万円未満」が最も多く、39.2%を占めています。
手取り金額
一般的には、手取り金額は年収の約8割とされています。そのため、20代の平均年収342万円の手取り額は、大まかに計算すると約273万円ということになります。
また、年収から「所得税」「住民税」「社会保険料」を引くことで、おおまかな手取り額を計算することが可能です。
なお、社会保険料は、年収の約15~18%となりますが、年末調整で配偶者控除や扶養控除などを受けた場合は、控除額が増えて税額が少なくなるため、手取り金額は多くなります。
まとめ
ここまで、日本人の平均年収、20代男性、女性の平均年収、手取り金額について記載しました。
過去5年間で全体の平均年収は落ち込んでいます。
職種、業種、都道府県といった切り口では、外資系企業やIT系の専門職といった一部で金額の増減はあるものの、全体として見ると増減の大きな違いはないのかと思います。
また、、ここ数年のデータを見ても、今後平均年収が回復する兆しは、まだ見えていません。
厚労省発表の『毎月勤労統計調査』によると、物価変動の影響を考慮した2022年の実質賃金は前年同月比でマイナスが連続しており、実際に、使えるお金は減っていると感じる方も多いのではないでしょうか。
さらに、今後は新型コロナウィルスの対策として財政支出した分や、少子高齢化が進むことによる増税や社会保障費の増加なども考えられます。
こういった背景を踏まえて、「頑張ったら頑張った分だけ収入が増えるような会社に行こう」や、「今後しばらくはより需要が見込めるITエンジニアになろう」、といったように、ご自身の今後のキャリアプランを考えるのも良いかもしれません。
次回の僕の担当分は、「人気の職種」について書いていきます。
お楽しみに!