【心理戦】キャリコン試験本番で「論述が変わった」
私は「キャリアコンサルティング協議会」で受験しましたが、もう一方の「日本キャリア開発協会(JCDA)」でも同様に、論述試験の大幅な出題形式の変更がありました。
そんななか、何を感じて試験に臨み、対処したかをお伝えします。
本記事では「キャリアコンサルティング協議会」の内容に準じて記述します。
1、異変を感じたらどうすべきか。
最初はどんなテストでも解答用紙から配られますね。
配られた人から順番に発せられる「(なんだこれは?)」という雰囲気。
すでに解答用紙から変わっていました。
今まで散々練習してきた形式と全く異なっていたのです。
後方では「えー!」と声を上げる受験生もいるほどの大幅な変更。
後に訪れる、試験開始の合図までの静寂の数分間に何をすべきか。
私は諦める選択をせず、頭をフル回転させたました。
2、試験開始前にできること
今、目の前でできることは、解答用紙の解答欄を見ることです。
解答方法が変わっていることから、出題形式も変わっている予想が立てられます。
今までの勉強を活かせるのか、活かせるならどんな部分かと不安になる前に、何行の記述が必要なのか、また問われていることは何か。
それを頭に叩き込みました。
3、最後は「平常心」
ここで一歩引いて落ち着きましょう。
なぜなら受験生全員が初めて取り組むことであり、ましてや採点する側もどんな記述をされるのか想像できないのです。
つまり、「関係者全員が初心者」。
今までは対話形式でしたが、今回は逐語記録から読み解くという内容。
共通しているのは「悩んでいるクライエントがいる」ということです。
論述試験で問われていることは、システマチックアプローチが理解できているか、マイクロカウンセリング技法が理解できているかどうか、です。
その基本に立ち返り、
クライエントの「来談目的」と「主訴」
そして
キャリコンとしての「問題の見立て」と「今後の支援(方策)」
が読み取れるかどうかです。
何より受験生はそれ以外に習っていないし、試験要綱にもそれ以外は書かれていない。
つまり、今まで学んできたことが、形を変えて問われているだけなのです。
このことに気づいた時、落ち着いて問題と向き合うことが出来ました。
しかし、肝心の時間配分などは文字通りぶっつけ本番だったので、過去問は30分くらいで終わるものが、今回は50分間かけて終了ギリギリまで校正しました。
もちろん文字も解答用紙も汚かったのですが、自分としては言いたいことの9割は伝えられたという自負がありました。
もともと「実技試験」に分類されている論述は最低限の理解とその実践ができているかが問われている、と個人的に解釈しています。
読んでいただいている方の中で、今回は「ダメだった」と悔しい思いをされている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、その方はむしろ他の受験生よりも先に「経験」されてます。
新形式の出題と、試験本番の雰囲気を。
「経験して無駄なものはない」が私のポリシーでもあります。
このことは、後に私のやりたいことと関連付けた記事にしたいと思います。
今回はここまでにさせていただき、目に留めていただいた方に少しでもお役に立てたなら光栄です。