レビンソン

レビンソンは、ユングの理論をもとに人生の発達段階・ライフサイクルを四季(人生の四季)になぞらえ4つの発達期があるとした。

そして、安定期と各発達期の間に5年程度の過渡期が存在すると考え、この過渡期がトランジションであり、自己と対峙し、自分と環境を見つめ直すことができる期間としている。

児童と青年期(0歳~22歳)
親や社会に保護されながら生きる時期

成人前期(17歳~45歳)
 成人への過渡期(17~22歳)
 大人の世界へ入る時期(~28歳)
 30歳前後の過渡期(~33歳)
 一家を構える時期(~40歳)
青年期の生き方から離れ、自分で人生を切り開いていく自覚を持つ時期自分が何者かを模索。可能性が開けた20代から、限定される30歳前後の過渡期で直面する課題は「アパシー(無力感・無価値)」と「離人感(自分が自分ではない感覚)」

中年期(40歳~65歳)
 『人生半ばの過渡期』中年への過渡期(40~45歳)
 50歳の過渡期(~55歳)
 中年の最盛期(~60歳)
自分らしさの模索・葛藤を通じて、真の自分として生きることを決断する時期肉体、生活環境に変化40年で確立した自己が崩壊する恐怖感を無意識に感じる。価値観崩壊

老年期(60歳以降)
 老年への過渡期
死を受容しつつも、新たな生への希望を獲得する時期。死への恐怖や役割の喪失感により、孤立化が進む役割感喪失
孤立化
新たな希望を獲得


『人生半ばの過渡期』中年への過渡期では
若さと老い
・破壊と創造
・男らしさと女らしさ
・愛着と分離
4つの両極生の解決が個性化の主要課題とした
生活構造の変化を踏まえて新しい生活構造を作り上げることが課題

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?