先生は失敗の達人

そもそも、バンドを組もうとしたキッカケは、私が教えて貰っているギタースクールの先生が以前言った一言からだったんだけどね。なかなかバンドを組むと言う一歩が踏み出せなくて、迷っていて。それを先生に話すと、『それでも良いんじゃないですか?出来ないなら無理にしなくても』と私が行動できないのを否定せず話してくれたんだけどね。でもそのあとの続きの言葉が

『僕は明日死んでしまうとしたら、今日これをやらなかったら後悔すると思った事は、行動しています』

と言ったんだよね。
先生は私より一回りと半も若くて、そんな考え方を常に持っているなんて素晴らしいなぁと感動してしまい、先生に『先生、お若いのにそんな考え方を常に持っていて素晴らしいですね』って言うと、先生は

『そんな事ないです。

僕はただ人より多く失敗しているだけです』

と言ったんだよね。
その言葉に衝撃を喰らって!!

『あー私、ビビってんなぁ〜』

と感じた訳!

失敗しない自分を守る為に、チャレンジしない自分を選んでいたんだと分かったんだよね。
でも考えたら、このチャレンジだって、この年齢、このキャリアだから、人が集まらないって自分で勝手に設定していたなぁと。


それで思い切ってバンドメンバー募集をして、バンドを作る行動を始めたのね。募集して人は集まるけど、活動もしてないのに出入りが激しくて、まだ皆んなで演奏出来てないんだけどね。

つい先日、先生のレッスンがあったので、バンドについてアドバイスを頂いたんだけど。
先生が言うには、何人だろうと(先生は2人でもやるって言ってた!)バンドを動かして行く事が大事だと言ってだんだ。

私もそれは感じていて、バンドが動かないとモチベーションが下がって行くと思ったんだよね。

コントロールするベースが、メンバーが1人抜けて3人になった際、予約スタジオをキャンセルしようと言って来たんだよね。その時、え?辞めて、この先どうすんの?またメンバー集まるまでなんもやんないの?

3人いるんだからやれるやろ!

と、私的には思ったのよ。しかも予約する時の調整の苦労も知らず、軽く言って来たもんだから、人の気持ちや立場が分からない人だなぁと感じて。でも何よりも、全部のパートが整ってにこだわると、都度メンバー交代がある時に揃わなくなる事が起こってくる訳だから、非合理的だなと思ったんだよね。またどうせ自分の意見を正当化するベース君だから、反論すると分かってたけど。でも流石に私は、そこは残ったメンバーで練習したいと主張したよ。渋々ベースも了承したけど。

でも、やっても音がスカスカとか言って来たけど、そう言うのどうでも良いんだよな。少しでも合わせて練習すれば、個人の技術や人と一緒にやる意識も上がるし、バンド自体がまとまって行くだろうしね。私が思った理由は、ベースには細々伝えなかったけどね。本当に大事な事って、技術とか知識とか表面的な事じゃないからね。やりたい意識とか、繋がりだからね!




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