FFの話とEDHの禁止カードの話
挨拶
お疲れ様ですカードショップサトPin佐藤です。
この記事は全て無料でご覧いただけますが投げ銭していただけるとFFの発注数が増え・・・ふえ・・・
増えません！
先日行われたFFファーストルック、魅力的なカードが発表され盛り上がりに盛り上がりましたが
「なんか海外のアマゾンではもう予約やってるっぽいぞ？」
とエックスに流れてきて
「まっさかー！まだ発注書も来てねぇぞ☆」
とか思って眠りに着いたら・・・(ファーストルックは日本時間AM3：00)
起きたら世界はすでにてんやわんやｗ
そして問屋さんから発注書のメールが
いやいやいやまだ「タルキール竜嵐録」も発売して無いのにこのタイミングで来るの！？（普段はエキスパンションの発売ぐらいのタイミングで次の案内が来る
しかも発注上限は極小
ウチの統率者キットの発注数はいつも10セット(１０人分)くらいなんですがもう全然足りない。全然。
（ちなみに問屋さんが悪い訳では無い。
発注数や今後どうするかについてはここでは触れないけど
「こんなんじゃ普通のパックも買えそうにないじゃん！！！」
という方は是非プレリにご参加ください。
（まあそのプレリも争奪戦になりそうで本当にヤなんだが・・・
ＥＤＨ禁止カードの話
という事でＦＦの話はこの辺で今週話そうと思っていた話題について。
先週ブラケットの話が公開されて禁止カードについて触れましたが
「解禁、あるんじゃね？」
既に値動きがあるカードがちらほら
不確定な情報で動くのは自己責任ですがEDHの禁止カードはそもそも禁止の基準が一定ではなく「カジュアルではヤバイ」「統率者戦とかみ合わせがあまりにも悪い」「っていうかカードが悪い」みたいな三段階で、それぞれの段階でアウトを踏んだカードが禁止に並んでいました。
今一度禁止カードを確認して解禁に思いを馳せようという訳です。
まずは禁止推奨リスト
Wikiの切り抜きですがこれは「禁止推奨リスト」
長い間ウィザーズでは無い組織が統率者戦のルールを考えたり禁止を発表してたりしていましたが、そもそもこのリストも「禁止’’推奨’’リスト」です。
結局のところ「楽しく遊べるなら細部は個人で考えてね！」というスタンスだったのね。
・・・まあCEDHは「与えられた枠の中で勝利の為に最善を尽くす」なので枠が無いとそれはそれでおかしなことになるのだ。
ではそれぞれテキトーに区分に分けて考えてみよう
パワーナイン（とそれに類するモノたち
ザ・オーバーパワー
まあ別に「どこにラインを引くか？」という話なので実は解禁されてもおかしくはない。（いやおかしい
ただカードパワーレベルをヴィンテージ準拠にすると現状のCEDHは流石に崩壊するので「レガシーよりスゴイ(かもしれない)」ぐらいで考えるとやはりこいつらは解禁できない。
なお話の本筋とはズレるがワークショップは本来ここにいるべきカードだと私は思っている。
この３枚は非常に殺傷能力が高い。
フラッシュは暴れてた当時よりは可愛くなっている可能性があるが、まあ解禁されることは無いだろう。
パラドックス装置は最高の相棒として《一つの指輪》を得ているので流石に解禁は無し。
とは言えフラッシュやパラドックス装置は「もしかしたら・・・？」ぐらいはあるかもだがナドゥ、テメーはだめだ。
EDHではまずい
流石に。
あるだけでジェネラルが完封されるのはまだしも全員がこれをコントロールしている世界は流石に想像したくない。
言うまでも無いが通常のＭＴＧと統率者の違いの一つとして初期ライフがある。
２０点で設計されたカードと４０点で運用されるカードは別物なのだ。
なお《むかつき》はデッキ構築に多大な制限がかかるのでまあ許されてるとは思う（ゲームチャンジャ―だけどね
ファストボンドは中でも可愛い方なのでワンチャン
統率者戦は「人が多い」「ターンが多い」「パーマネントが多い」という２人対戦の想定をはるかに上回る状況が多い。
残念だが彼らが帰ってくることはないだろう。
土地を大量に破壊するカード達、もしくはちゃぶ台をひっくり返すカード達。
重いソーサリーなんかは全然解禁されうるのでは？。
CEDHにおいて６マナのソーサリーを通したら勝ってる(はずの)ため《激動》ですらぬるい寄り。
しかしよりカジュアルな卓になればなるほど「土地を大量に(疑似的に)破壊する」という側面が強くなるのでこれこそブラケットで管理されるべきカードだろう。
そもそもCEDHを語るうえで「制限時間」はかなり重要なのでちゃぶ台を返す「だけ」のカードを採用するのはナンセンスだ。
（そもそもジョークル系統が禁止で無いのになぜ《星の揺らぎ》だけ？という疑問はある
あ、バランスはダメ。全然ダメ。ハンドを巻き込むのはやり過ぎ。
《限りある資源》はいけるか・・・？という気もするが恐らく使ってみたら「1マナのゲドン」の可能性があるのでダメ。
なおクリーチャーやアーティファクトはズルし放題な為流石に解禁されることは無いだろう。
なにそれ？という方も多いかもしれないが「今のゲームを脇に置いて新しくゲームを始める」という唯一無二のトンデモカードである。
ダメな理由は2つ。
めっちゃ時間がかかる（新しくゲームを始めるのでちゃぶ台返してるのと変わらん。
テーブルが複数個必要（１卓ならまだしも同時に数テーブルがシェヘラザードを打ったら・・・？
禁止から出てきてはいけないしカジュアルだからと言って許される効果ではない
禁止推奨リストに名を連ねるカードで「伝説のクリーチャー」カード達。
もちろんデッキに入れてもそれなり以上の活躍をするカード達ばかりだが、やはり「統率者領域に置けるのが」問題をややこしくしている。
ジェネラル指定したら「それなりの再現性で現れる」or「何度も使用されることが約束される」為非常に問題になりやすい。
過去には《夜の星、黒瘴》がここに入れられていたが、時の流れとともに許された。
いずれのカードもデッキに入れる分には問題がない(いやグリセルはヤベーかな)と思うが、以前のように「ジェネラル指定禁止」が引っ張り出されればワンチャン
ルーツリー？相棒は壊れてるので永遠にダメ。
ここから先は何とかなるのでは！？
当たり前ですが個人の主観です。なんなら願いです。解禁されるのかどうかは全然分かりません。
あと当然ですがブラケットの思想に準ずる前提です。
「１枚コンボ」「打ったらゲームが終わるカード」についてはブラケットそれぞれで話し合うべきです。
クソ重スペル代表。
どちらも８マナのソーサリー。
《激動》の時も言ったが重いアクションを行うならそれの対価は「勝利」なのだ。
《合同勝利》は事前準備が厳しくそして８マナ。
普通に考えて《死の国からの脱出》や《むかつき》を通した方が遥かに楽。
解禁して「ターボ《合同勝利》」が現れる方が楽しそうではあるｗ
一方《生命の律動》は《合同勝利》よりはだいぶ楽。なにせ８マナ出せば打てる！簡単！ヤバい！
では何故解禁されてもいいかな？と考えるのか？それは邪魔するのも楽なのである。
最も対処が簡単なパーマネント「クリーチャー」の数をチェックするので
「オレのクリーチャーは２体！お前らは０体！くらえ《生命の律動》！」
「あーカウンターは無いけど除去撃つわ」
「オレもカウンターは無い（除去」
「・・・・引き分けですな」
という事が起こるというリスクを抱えることになる。
当然瞬速でクリーチャーが出てきてもダメ。
《ハイフェイのトリックスター》とか出てくると返しで殴られて負けるかも！？
リスクとリターンが伴った８マナソーサリーを禁止する理由はなさそうである。
こいつは禁止の理由が少々特殊。
「５色ジェネラルの選択肢としてゴロスが優秀過ぎるので禁止（意訳」
というものだった（はず
もしあなたのデッキを
「えー！？そんなジェネラル使ってるなら《○○》の方がよくないですか～！？ｗｗｗ」
とか言ってくる奴がいたら即、席を立つべきだ。そんなやつと遊ぶ必要は無い。
《ゴロス》がどうとか言う話ではない。
そもそも《ゴロス》が好きだった人にとっては「なにそれ？」という理由。
このタイミングでこういったところにもメスが入って欲しい。
なおそれはそれとしてワークショップは禁止になって欲しいのでゴロスのカードパワーはおち（ｒｙ
禁止されてからずいぶんたつような気がするエルドラージの親玉。
確か禁止理由は「重いデッキの勝利手段が全てこれになってしまい多様性が失われる」みたいな感じだったはず。
滅殺6は現代でも最高の滅殺数。流石にだいたいすべてが吹き飛ぶ。
《騙し討ち》から飛び出てくるクリーチャーとしては間違いなく一線級。１人死ぬ。
しかしゲームに勝つわけでは無い。
解禁されたとしてどれだけのデッキでエムラを即採用となるだろうか？
非情に興味深いがその人気ゆえにカジュアル卓では「実質禁止」になりえそうだ。
やはり基準を明確に設けるのが最優先かも知れない。
まあ解禁されたら概ね喜びの声の方が大きそうではある。
間違いなく強い。なんで墓地に置くんだ？
とは言え何故か《直観》が禁止されていないという事実もある。
どちらがより強いかは置いといてパワーレベル的な話として「けちよりも強いカード結構あるんじゃない？」と言いたい。
サーチカード最強は《悪魔の教示者》を筆頭に個々人で考えがあるだろう。
それらよりも《けち》が明らかに禁止されるほど強いか？と言われるとかなり疑問符が上がる。
《けちな贈り物》が禁止されている理由としてそのテキストのせいでは？と勘ぐってしまう。
「もともと同じカード名が持ってこれないようにデザインされてるけどEDHだとそもそも無理じゃん！デメリット無し！ずるい！」
みたいなｗ
まあ書いてるうちに「白いデッキから《セヴィンの再利用》と一緒に持ってこられるのはやっぱりやだな」と思ってしまったのでやっぱりダメかもしれんｗ
つい最近かと思いきや禁止されたのは2021年。
強烈なカードではあったが大量ドローを咎める側だと思っていたので実に意外だったのを覚えている。
とは言えTT系と一緒に使うと自分だけ絶対的有利になるので守備的なテキストでありながら攻めにも使える有能カード。
禁止が意外だったのは海外とのTT系の採用率に差があったかららしい。
海外ではTT系の「みんなでドカッと引こうぜ！」みたいなカードが人気らしく(そして国内に比べてTTそのものの所持率も高い)、それを(意図せずとも)止めてしまう《船殻破り》は嫌われていたようだ。
今ならどうだろうか？
リス研レモラは今も最強に名を連ねているので彼が再び戻ってきてもCEDHでは迎え入れられそうだがブラケットでは議題に上がるカードになるだろうか？
解禁まったなし。
まあクリーチャーなんでなんとかしてくれ。
というと乱暴すぎるが統率者戦の面白い所は対戦相手が３人いるところだ。
その全員に刺さるなら素晴らしいカードだがそのうち一人にでも刺さらないなら「なにしてんの？」ということになりかねない。
《絵描きの召使》？いいね！いいコンボだ！
ん・・・んー・・・解禁じゃだめかな？
キャストに５マナ、刻印に(《時間のねじれ》なら)５マナ、更に次のアップキープを待たないといけない・・・都合10マナも費やしたら勝ちでいいんじゃないかなーとも思うけど、アーティファクトという事で油断は出来ない。
比較対象としては《時の篩》だと思うけどそれに比べたら全然カワイイと思う・・・思わない？ｗ
ごめんこれについては分からない。
使った事はない。
使われたことは・・・２回くらいある。（もちろんヴィンテージ
昔の強力なランドにしては珍しくマナが出る。
タバナクルがいいならこれもいいのでは？（タバナクルはマナ出ないけど
スーパーエキサイティングEDHとかで知見のある方是非ご意見を。
「ナイトメアサバイバル」というデッキ名を聞いたことはあるだろうか？詳細は省くが一つの時代、一つのデッキを象徴するような強さのカードだったのは間違いない。
ただ統率者での禁止理由が「それ以降のプレイが同じことの繰り返しになる」だったような気がする。
そう「あまりにも強烈過ぎる」ではなく「ゲームが単調になる」というどちらかというと「ナドゥ」的な問題点の指摘なのである。
いや・・・勝つやろ・・・何度も起動できるなら・・・
無限コンボもいくらでも考え付くけど当たり前だけど墓地は使うわソーサリータイミングだわで令和の世では流石に「ホンマか？」と言わざるを得ない
弟分の《黄泉帰る悪夢》がそこまで悪さしてる話は聞かないので一回解禁してみよう！
「アミュレット・タイタン」
モダンで現役デッキの中核。
さて統率者戦において《原子のタイタン》を出したら即勝利になるコンボはあるだろうか？
速攻を付けるカードは数多あるので場に出て即アタックで４枚の土地をサーチ、《精力の護符》があればアンタップするが果たしてそのまま勝てるだろうか？
マイナス面としては《精力の護符》を複数枚並べてアンタップを増やし、バウンスランドからマナをひねり出すトリックは(コピーしない限り)使えない。
プラス面としては《ルムラ》にとっては十分すぎる追加戦力かもしれないということ。
既に強烈なデッキがあるとはいえ緑単なら・・・？
C的な考え方をしないならこれさえ入れとけばどんな重いカードでもプレイできるようになるので(どーせ基本土地しかサーチしないなら)心優しい巨人なのかもしれない。
さて最後はこの２枚
衝撃的な禁止発表で涙を流した人も多いとは思うがワタシはこの２枚は環境にあるべきだと思う。
過剰なマナブーストが良いか悪いか？という議論には様々な面があると思うが
「《太陽の指輪》がアリならこれもアリでしょ？」
と言いたい。
「《太陽の指輪》は象徴的なカードだから～」
と言われるだろうか？
いやいやこの２枚も十分象徴的でしょ。
ゲーム体験がまずいと言うならそれこそブラケットの理念でコントロールすればよいだけの話、「禁止カード」の再定義があるならば是非ここは「どういったカードが禁止カードなのか？」という定義をしっかりしてほしい。
とはいえ安易なマネーゲームに直結する不安もあるし、最初は比較的波風立たないトコロから始めて、ちょっとづつ変更を加えていくのも・・・いいかな。
「解禁してほしいカードのことちょろちょろっと書こう～」
と思ったらめちゃくちゃ長くなってしまった！
お付き合いいただいた方はサンキュー！
是非店頭で禁止カードについてご意見を聞かせてくれ！
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