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中山金杯レース結果

着順

勝ち時計:1.58.1

レースラップ:12.3 - 10.8 - 11.8 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.9 - 11.8 - 12.0
1000m通過:58.7 上がり:4F 47.5 - 3F 35.7

レース展開

リカンカブールがスタート直後に躓き、更に隣のクリスマスパレード
内にモタれて前をカットされ、後方からの競馬が確定
押っ付けてディオスバリエンテがハナに立ち内に切れ込んでいき
すぐさまセイウンプラチナ、クリスマスパレード、ボーンディスウェイ
それを追いかけて前はかなり賑やかに
それらの直後の内にジェイパームスショウナンアデイブ
大外ホウオウビスケッツも前に上がっていき、シンリョクカはその一列後ろ
その列の内にアルナシーム、パラレルヴィジョン、カラテらが続き
その後方にマイネルモーント、ギャラクシーナイト
最後方にエアファンディタという隊列
1コーナーのカーブでディオスバリエンテは引いて
先頭はクリスマスパレードに。2番手にホウオウビスケッツ
3番手にボーンディスウェイと外枠各馬が前を占めてレースを先導
向こう正面で流れは落ち着くが例年よりかなり速いラップ推移
シンリョクカが外目を走る中、内ではアルナシームが行きたがるのを宥める
その直後にマイネルモーントが折り合いバッチリ
ギャラクシーナイトリカンカブールと一緒に後方2、3番手で
リカンカブールが一足先に仕掛けて外から上がっていく
3コーナーから4コーナーのペースアップで前2頭は既に追い出し開始
直後の外からボーンディスウェイも進出
ペースアップで脱落する各馬をアルナシームが外に持ち出しつつ交わし浮上
その真後ろからはマイネルモーントも手応えよく追い出し
更にその真後ろからギャラクシーナイトも上がっていく
クリスマスパレードが坂を上ってからも懸命に粘りを見せるが
アルナシームが突き抜け勝利。その真後ろを伸びたマイネルモーントが2着
力尽きたクリスマスパレードを交わしたボーンディスウェイが3着

寸評

1着 アルナシーム

スタートまずまずから押っ付けるもあまり進まず中団だったが
中山金杯らしくインを立ち回ることで相対的にポジションアップ
前が速い流れで飛ばしたことで4角からの進出がとてもスムーズで
外を回しても力強く突き抜けてきた
2000mのキャリアは2戦のみだがスタミナ不安ではなく
最適距離が1800mとして使われ続けてきただけだったか
ただ今までの印象が小回り、直線平坦での好走イメージだったので
中山の坂も問題なくこなせるまでは読めなかった
(中山成績はダービー卿CT9着、スプリングS7着)
最終的に4番人気と競馬ファンの見る目はすごいなという感想に尽きる

2着 ▲マイネルモーント

この馬なりのスタートも前が窮屈で出して行けず、更に外枠各馬が内に
切れ込んでいったことで自然と後方寄りのポジションに
ただ、ペースが流れたことでこのポジショニングは問題にならず
4角から直線まで一貫して勝ち馬の真後ろを通って2着確保
展開が綺麗に噛み合った典型で勝ち馬と上がりは同タイムなので実力差明白
今回内寄りの枠では唯一この馬を狙ったが
スピカSのような大外ぶん回しでなくロスを押さえた立ち回りは期待以上
ハイペースが嵌ったとも見れるので次走以降は過信注意

3着 △ボーンディスウェイ

行き脚の面で外枠の重賞馬達より評価を下げていたが
8枠から普通に3番手を追走しつつ終始前2頭にプレッシャーを与え
4角から追い出して最終的に2頭を下したことには評価して良いと思う
中山のハイペースでも府中の末脚勝負でも対応できるので
中距離重賞では今後出番がありそうと覚えておきたい

12着 ◎シンリョクカ

近走の行き脚の良さを評価しての本命視だったが
スタート五分から鞍上が押しているのに同枠2頭は前付けする中
この馬は中団に追いやられてガッカリ
ただ、ハイペースだったので前が崩れれば出番と見ていたが
向こう正面でも前に壁が作れずリラックスして走れておらず
3コーナーから追い出すも無抵抗に後続に追い抜かれて行き終戦
ジョッキーの談話も外枠を敗因に挙げていたが
そもそもスローペースならこの馬が前付け出来るという前提が
ハイラップでままならなかったと見るべきか
この馬は前が手薄の時にこそ積極的に狙いたい1頭

14着 ○リカンカブール

スタートで後方からの時点で予想のレース運びが崩壊
3コーナーから上がっていき大外ぶん回しとなっては成す術無し
今日のところはスタート失敗が全てなので
これで人気落ちするなら妙味と思って引き続き注目したい

5着 ×ギャラクシーナイト

スタートから行く気を見せずマイネルモーントより後方で
レース中継を見ていた時はどこを走っているのかも気づかなかったレベル
リカンカブールが大外ぶん回しスパートをする中で
こっちは2着マイネルモーントの通った道を追跡して最小限のロス
最後は4着馬とハナ差の接戦で、競馬としては100点だったと思う
結果としてはハイペースと乗り方が嵌った形だが
3着ボーンディスウェイと合わせてこの馬に印を打てたのは良い兆候
この馬も緩い流れで先行しても面白い存在なので
人気薄だったら積極的に拾っておきたい1頭という位置づけ

4着 クリスマスパレード(1番人気)

ハイペースに強い馬なのでスローのここは不要…と思っていたら
まさか自分からハイラップで逃げて直線半ばまで残すとは思わず
ジョッキーは速い逃げも戦略の一つとしていたようで
今回は後続のプレッシャーも厳しく交わされたが
中山コース、ハイペースの強さは示した
牝馬限定戦なら難なく重賞を獲れそうだが、今後のローテや如何に

9着 ホウオウビスケッツ(2番人気)

馬柱は綺麗だが、今回の59.5キロ、大外枠、H・ドイル騎手騎乗で
2番人気の逃げ馬というのは好走する要素が見当たらなかった
ハナを切ったとしても後続のマークで楽はできないし
番手の競馬でも結局楽が出来ないので直線は防戦一方
負けるべくして負けた。地力はあるので人気薄になったら出番

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