京都記念レース結果
着順
レースラップ
前半：12.6 - 11.6 - 12.8 - 13.0 - 12.9 後半：13.3 - 11.8 - 11.4 - 11.3 - 11.9
1000m通過：62.9 上がり：4F 46.4 - 3F 34.6
レース展開
内からすんなりバビットがハナ。外セイウンハーデスも勢いよく前に行くが
自重して２番手追走。リビアングラス、プラダリア、マコトヴェリーキーが
その直後に続き、最内ヨーホーレイク、その後をエヒト。スタートで僅かに
後手を踏んだチェルヴィニアはこの直後までリカバリ。その外からは
ブレイヴロッカー。内でソールオリエンスが控える競馬。３馬身差の最後方
フォワードアゲン、メイショウユズルハの隊列で各馬１コーナーへ
バビットの逃げはかなり遅く、２番手セイウンハーデスが追い付かないよう
かなり手綱を引いての追走。その内でリビアングラスはむしろ楽に追走
早めの競馬選択のマコトヴェリーキーも馬の加速が付かないように自制
以降の各馬は問題なく折り合いをつけての追走模様
坂の下りからマコトヴェリーキーが外から勢いが付き先頭に迫る
その後ろからはチェルヴィニア。一方ソールオリエンスはジッと後方待機
前２頭が盛り返して最終コーナーに突入し、イン狙いでリビアングラス
内からスパートを掛けたヨーホーレイクがマコトヴェリーキーの間から浮上
チェルヴィニアはその２馬身後方。更に後方をプラダリアが追撃
粘るバビットをヨーホーレイクが交わして先頭。内からはリビアングラス
外からはマコトヴェリーキーが迫り、上位人気馬は後方から伸びてこない
ヨーホーレイクがリビアングラスとの競り合いを制し勝利
寸評
１着 △ヨーホーレイク
馬体重＋20キロの発表に自分も印を下げたが、単勝オッズも５番人気に下落
そんな大衆心理をあざ笑うかのように、道中はスムーズに中団で折り合い
４コーナーではチェルヴィニアの内から抜群の手応えで浮上し
先行していた各馬を一蹴しての完勝。父ディープインパクトの16年連続
重賞勝ちという記録のお膳立てをした。予想でも書いたように、イメージは
鳴尾記念のようなレース運びで、それを見事に実現
馬体重に惑わされたというのが今回最大の反省点
余談だが、直近での京都開催にて１枠１番は３回連続の馬券絡みとなった
２着 リビアングラス
この馬を切った理由は、前走はドスローで楽な追走からの直線の追い比べが
伸びきれない地味なものだったから。今回のレースもまさにドスローの
馬場状態も稍重で、何なら同馬の前走の勝ち時計とほぼ同タイムだった
松山騎手は内有利の馬場を意識してインを立ち回る完璧な乗り方で
馬の能力以上の結果を出したといっていいだろう
３着 マコトヴェリーキー
前走は度外視としても前々走高山Ｓを見た印象としては、末脚がジリっぽい
といった感じで、リビアングラス同様にこのメンバーじゃ決め手に欠けると
印にも含めずだったが、デビュー戦以来のコンビとなった北村友一騎手は
序盤からポジションを取り、ドスローで溜めた分の余力を早め進出で活かす
技あり騎乗で結果に結びつけた。今回は展開読みが甘すぎた
５着 ◎ソールオリエンス
川田騎手らしく序盤は馬のリズム重視で、直線は内に行くかと思いきや
内に他馬の密集を感じてか外へと進路を取った。チェルヴィニアが伸びず
外のプラダリアが寄せてきた結果、減速して外に切り返すロスが致命的で
最後外から猛追するも届かず…。昨日、今日と川田騎手自身は好調だったが
今回は進路選択の誤算が大きく響く形となった。外差し一本に振ればでは
あったが、後ろから行くのがわかっている馬を買う方が悪い典型だった
９着 ○チェルヴィニア
馬体重は前走から＋６キロでパッと見許容範囲にも見えるがデビュー以来
最高体重。そして次戦ドバイ遠征予定と、余裕残しの仕上げは明白
体重の増分よりも増加要因の方をもっと精査すべきだったという典型
それにしても４角から直線の反応は悪く、仕上がり途上に加えて
稍重の馬場もこの馬には合わなかったか。ハービンジャー産駒なのに…
８着 ▲セイウンハーデス
バビットが作るドスローを頑なに２番手追走し、直線満を持してスパートも
伸びが無く、結局逃げ粘ったバビットにも脚色で負ける有様
前走は積極的な騎乗からの負けで納得できるが、一転今回は消極的な騎乗で
持ち味も何も発揮できずに終わった感。距離不安はジョッキー心理にも影響
というのが今回のレースで得られた教訓か
６着 プラダリア(３番人気)
元々決め手も乏しいこの馬が中団付近で競馬をしているのを見て
来ないと確信。今の馬場で外差しはあまりに無策で、加速が付いた時には
既に大勢決した状態。前走香港ヴァーズよりはマシだったが、ドスローは
この馬にとってはむしろ厳しい模様。能力落ちと個人的には思う