
クイーンCレース結果
着順

レースラップ:12.3 - 10.8 - 11.1 - 11.5 - 11.5 - 11.5 - 11.6 - 11.9
600m通過:34.2 上がり:4F 46.5 - 3F 35.0
レース展開
最内ヴィヴァラリスが出遅れ。外の方で川田騎手が腰を浮かせ気味で
マディソンガールが最後方からのスタート。ロンドボスもスッと下げる
ロートホルンがハナを主張。外からエンブロイダリーが2番手に付け
掛かり気味にティラトーレが加わり、内からミラーダカリエンテ
大外からギフテッドがそれを交わして4番手に上がる
中団にショウナンザナドゥ、その外にコートアリシアン、半馬身差で
マピュース。後方内にスライビングロードが居て、その後ろに
ヴィヴァラリスとレイユール。3馬身後方にエストゥペンダが居て
更に3馬身後方にロンドボス、最後方からマディソンガールという隊列
3コーナー手前で早々にエンブロイダリーが先頭に並びかける勢い
2馬身差でティラトーレ。その1馬身後方に先行グループで直線へ
エンブロイダリーが仕掛けるとあっさり先頭奪取。直後を立ち回った
マピュースが追撃。ティラトーレも追うが脚色鈍く外にヨレ気味
その後方ではショウナンザナドゥも脚色劣勢でコートアリシアンが伸びる
更に外からエストゥペンダが伸びるが3番手まで
寸評
1着 △エンブロイダリー
前半600m34.2は近5年では最速だったが、決着時計がレースレコードと
相当速く、相対的に見て平均ペースくらいだった。毎回スタートが怪しい
この馬がスタートを決めて、番手でレースを運んでいるのが一番の驚き
2戦目で1800m戦を好時計で勝ったこの馬にとって直線は脚を伸ばすだけと
スタートだけが課題の馬がスムーズに運ぶとこうなるのかという完勝ぶり
桜花賞でもルメールとコンビ継続なら有力な1頭になりそうだ
レース予想で書き忘れたが、このレースはノーザンファームが9連勝中で
今年の該当馬はマディソンガール、ロンドボス、ショウナンザナドゥと
そしてこの馬の4頭のみが該当し、見事に10連勝を達成した
2着 ×マピュース
レース後の談話で田辺騎手が「ペースが緩かった」と言っていたが
それもあってかこの馬にしては比較的前での競馬。そして終始一貫して
インを通ってコーナーロスを抑えての浮上が見事。末脚は勝ち馬と同じで
最後まで差は詰まらなかったが、8番人気2着は十分の成果
3着 エストゥペンダ
前走以上に後ろからの競馬で、レース後の談話で三浦騎手は
「マイルのリズムだと溜めにくい」といった旨のことを言っていたので
序盤に位置が取れないのだろうが、その分直線外差し一本に向けて
上がり最速をマークしてきっちり3着まで突っ込んできた
元々前走が初の右回りだった馬なので、今回左回りはプラス材料だったか
8着 ◎ティラトーレ
前走1400mでも流れが緩く掛かっていたが、今回も序盤から掛かり気味
400m地点あたりで落ち着いたように見えたが、直線ではまるで余力なし
緩いペースが味方になるという見立てが逆に働いた
9着 ○ショウナンザナドゥ
レース後の池添騎手の談話ではイレ込みや馬体減を敗因に挙げていたが
レース中は特に掛かっている様子もなかったので、レース前時点での
消耗が響いた形だったのか。直線では勢いがあれば前を走っていた
ティラトーレのヨレの影響を受けていそうだったが、特に制裁も無く
馬自身も力無く後退していった。今後は人気落ちしたら狙う程度に留める
4着 ▲コートアリシアン
今日の前が止まらない展開では差し届かずは止む無しだが、スタートを決め
道中も程よい位置で直線もフリーで追い出した割に弾けず、後方から来た
エストゥペンダに無抵抗に交わされたのは案外だった
昨年の阪神JFのレースレベルは疑って掛かった方がいいかもしれない
11着 ×ヴィヴァラリス
スタートで軽く後手を踏むのは許容範囲内。ただ、距離不安もあってか
キング騎手は終始インを意識しての騎乗。実際馬も直線半ばでいっぱいで
仮に大外一気に賭けていても伸びきれなかっただろう
共同通信杯にも距離不安がある馬が参戦しているが、疑ってかかろうと思う
6着 マディソンガール(1番人気)
この日川田騎手は10Rまで4戦全勝(6番人気含む)と絶好調だったが
どうにも今年は重賞に参戦する馬の能力が足りていない
レース後の談話でも、まだ馬が幼いと、成長途上を敗因に挙げていた
キャリア1戦馬はリスクがあるのは先週のきさらぎ賞で
エリカアンディーヴから学んだ。そして、この馬のポテンシャルもまた
きさらぎ賞で凡走に終わったショウヘイから、懐疑的に見ていた