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シンザン記念レース結果

着順

勝ち時計:1.34.6(良)

レースラップ:12.6 - 11.3 - 11.2 - 11.7 - 12.0 - 12.1 - 11.9 - 11.8
600m通過:35.1 上がり:4F 47.8 - 3F 35.8

レース展開

内でカラヴァジェスティが出遅れ。外の方では伸びあがるようなスタートの
レーヴブリリアントも出負け。ウォーターガーベラは促すも動かず後方から
外からアーリントンロウが好スタートを切ってハナ
内からはタイセイカレントも好ダッシュを見せるが控えて2番手
間からゴールデンカイトが顔を覗かせ、その後ろにメイショウツヨキ
内から鞍上が抑えつつリラエンブレム、外からラージギャラリーが上がって
そのまま先頭奪取。リラエンブレムの直後にアルテヴェローチェ
その内ではマイネルチケットが持って行かれ気味で鞍上が懸命に押さえる
先頭グループが600mを通過する頃に後方外からレーヴブリリアントが進出
後方グループにオンザムーブ、ジーティーマン、ウォーターガーベラ
シンガリからカラヴァジェスティといった隊列
レーヴブリリアント、ラージギャラリーが内を締めつつ3コーナーへ突入
直後ではアーリントンロウが既に追い始めているが既に手応え劣勢
インを小気味よくタイセイカレントが追従し、アルテヴェローチェ
外前フリーの位置に付けて直線に向く
脚色鈍いラージギャラリーの真後ろに居たタイセイカレントが隣で一杯の
レーヴブリリアントを弾き飛ばし、直後のアーリントンロウ
ゴールデンカイトが煽りを受け、メイショウツヨキも失速と玉突き事故に
外からはアルテヴェローチェが先頭に立とうかという勢いだったが
内からリラエンブレムがそれ以上の末脚で一気に突き放し完勝
その後ろではジワジワ伸びるマイネルチケット
内から迫るウォーターガーベラがゴール寸前で交わして3着

寸評

1着 ○リラエンブレム

スタートから難なく好位を確保して、アルテヴェローチェの近くで競馬
直線は外から突き抜けを狙うアルテヴェローチェの内からスパートして
一気に突き抜けた。デビュー2戦目で重賞ウィナーに2馬身半差勝ちは
強いの一言。次戦はどこを使うのかも注目
馬場状態の差はあるが前日フェアリーSを勝ったエリカエクスプレスより
速い時計で同じ京都マイル勝ちで、狙いは立てやすかった

2着 ◎アルテヴェローチェ

道中の位置取り、4角の外進出までスムーズ過ぎて川田騎手の騎乗は完璧
内で起きたアクシデントも無関係に、後は末脚を伸ばすだけだったが
直後に居た馬が強すぎた。純粋に能力差による完敗と言っていいだろう
サウジアラビアRC組が上位人気を占めたメンバー構成と
実際3頭とも掲示板に入ったのでほぼ衆目の見立て通りだったが
勝ったキャリア1戦馬がそれ以上だった。そしてこの馬の実力としても
今後大きなタイトルという程には無い平凡といった評価が妥当か

3着 ウォーターガーベラ

ジョッキーの談話で大外枠が難儀とあった通り、枠順もあって
この馬は狙いから完全に消えていた。道中はインを進んでいき
終始マイネルチケットの後ろを走ったまま直線へ
幸いにも内の玉突き事故の頃には外に持ち出せており溜めに溜めた脚で
今度はマイネルチケットの内から猛スパートし3着を確保
ジョッキーの肝の据わった騎乗を大いに称えるべきだが
デビュー2戦で中京マイルは連対。デビュー戦は後の阪神JF2着馬
2戦連続完敗だったが1400m戦で人気暴落は美味しいと思うべきだったか

13着 ▲レーヴブリリアント

スタートした瞬間に終わったと確信の出遅れ
このまま後ろを走っていても仕方ないとの判断かそれとも掛かったのか
向こう正面でスルスル先頭に並び、持ったまま直線へ向くも
追い比べでは既に力が残っておらず、進路を求めたタイセイカレントに
押し出されて玉突き事故の起点となってしまった
今回の惨敗で人気落ちするなら妙味だが基本的にスタート改善待ち
今週の京成杯には前走1馬身ほど先着したガルダイアが出て人気しそうだが
この馬を物差しにするとむしろ切って妙味では?と思える

4着 △マイネルチケット

前付けで渋太い競馬が持ち味なのにアルテヴェローチェよりも後方インを
走っているのを見て評価下げて正解だったと確信した
溜めた分だけ切れるという程の馬でもないので直線は外に持ち出すもジリ脚
最低限3着か…と思いきや首の上げ下げで敗れて馬券圏外
流れに乗るのが上手い馬であって能力が高い馬ではないので
今後も相手関係を精査した上で印の強弱を意識したい存在

14着 ×メイショウツヨキ

スタートの行き脚は上々だったが、名前に反して控えめなポジショニング
4角で促すも反応はイマイチで、直線アーリントンロウも交わせず
モタモタしてる間に玉突き事故を食らって完全失速
そもそも手応え良く伸びていればあんな場所に居なかった訳なので
直線の不利は敗因でも何でもない。未勝利で負かしたオンザムーブも
特に見せ場を作ることもなかったし実力通りの完敗だった

15着 ×アーリントンロウ

スプリント戦経由とあって難なくハナは切れたが、ラップが落ち着く前に
ラージギャラリー、レーヴブリリアントらが進出してきてスタミナを問う
流れになってしまったのが、この馬としては痛かった
直線は手応えないまま追っている最中に不利を受け、以降は流してゴール
スローの前残りに持ち込めなかったので必然の敗戦。マイルは長い

5着 タイセイカレント(4番人気)

鞍上が行く馬が居なければハナも視野に入れていたと談話があったように
好スタートからすんなり前付けで4角までは絶好位に居たと思った
しかし中京のスパイラルカーブの罠で、直線に向いたところで周囲が壁に
強引にスペースを確保しようとレーヴブリリアントを弾き飛ばした結果
4頭にも被害を出す斜行となり武豊騎手は5年ぶりの騎乗停止処分
被害馬の内3頭は私の買い目の馬だったが、直線の位置取り的に
そこから浮上することは万に一つもなかったので斜行は敗因にならない
この馬自身は進路確保後も伸びは今一つで、最内を通った影響よりは
単純に力不足だったのではないかという見解

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