アルティメット・ゲーム
カードゲーム創作部とは、トレーディングカードゲームを遊んだり、カードゲームのルールや能力・効果などを『自由に』研究していこうという主旨の同好会であります。
・『あ』として、カードゲームやトランプなどで遊べるルールの作成。
・『い』として、能力や効果などのテキストとその範囲の研究。
・『う』として、遊戯・娯楽などにおける遊びの発案、および作成。
図
バババババ
スデ墓
ママママママママママ
・バ、バトルフィールド
・ス、スタンバイスペース
・デ、デッキ
・墓、墓地
・マ、マナゾーン
〜まず始めに。『カードゲーム総合競技』すなわち『アルティメット・ゲーム』とは、これまでの日本のカードゲーム史において活躍してきた、遊戯王、デュエルマスターズ、バトルスピリッツ、ヴァンガード、シャドウバースなどを総合して再案されたルールにおける、トランプで遊べるカードゲームのことである。主に、効果テキストの芸術点、イラストがないことによる個々人の想起性・想像性の向上、バトルの面白さ、この三つを重点として、さまざまなデッキレシピを開発していきたい。本項は、そのカードゲーム総合競技においてのルールについての説明となる。
・1 カードデッキは40枚ちょうどで構成し、先に相手の山札をゼロにした方が勝利である(要するに、先に山札がゼロになったら負け)。
・2 場はバトルフィールド(横5マス)とマナゾーン(マナゾーンは最大値が10までである)、山札の右に墓地、山札の左にスタンバイゾーンという形になっている。
・3 マナは1ターンに一回付与され、それを支払うことでバトルフィールドである横5マスのうちのどれかに配置できる。それを召喚と呼ぶ。この支払われたマナは、支払った分は使えなくなるが、次の自分のターンにまたすべて使えるようになる。
・4 召喚されたカードは縦表示を回復状態と呼び、横表示を疲労状態と呼ぶ。相手の山札を攻撃するときは、場にあるカードを横表示にすることでアタック状態となり、それが成立することで、そのカードの数字の枚数分を相手のデッキから墓地に送ることができる。また、相手の場にあるカードがアタックしてきたときに、自分の場にあるカードを横表示にすることにより、その相手のカードから山札のダメージを防ぐブロック状態となる。そして、互いのカードがアタック、ブロックしているときを、バトル状態と呼ぶ。バトル状態のときは、数字が大きい方が場に残り、少ない方が、その持ち主の墓地に送られる。また、次の自分のターンに自分の場の疲労状態・重疲労状態のカードは回復する(重疲労状態の場合、疲労状態になる)。また、場にある疲労状態・重疲労状態のカードをモンスターカードで攻撃することはできない(ただし、そういう効果であれば、モンスターカードで攻撃できる。そうした場合、数字の大きい方が場に残り、小さい方が破壊される(バトルスピリッツにおける指定アタック))。
・5 モンスターカードはA〜10の数字のカードまでであり、J.Q.Kはマジックカードになる。Jはコスト1、Qはコスト2、Kはコスト3とする。
・6 自分のバトルフィールドにあるモンスターカードの数により、手札のカードのコストは一枚につき−1される。このことを軽減と言う。
・7 場のカードは自身ののみいつでも墓地に送ることができ、それをリリースと言う(破壊ではない。また、リリースでは墓地に送られた時の効果や、墓地に送った時の効果は発動されない)。また、山札の左スペースにあるスタンバイスペースを使って、場にあるカードをリリースする前に、そこに召喚することができる。また、そうやって軽減を先に行ってからスタンバイスペースに召喚した場合、場のカードをリリースし、スタンバイスペースから召喚したカードを移動させなければならない。また、マジックカードは場に置かず、すぐに墓地に置いてから発動する。
・8 山札の『上』から墓地に落ちるとき、そのときにジョーカーカードが出た場合、ジョーカーの持つ効果テキストの能力が発動する。それをトリガーという。ただしその効果テキストの能力をトリガー能力、またはトリガー効果とし、トリガー能力はジョーカーカード一枚につき、一つしかテキストとして書けないものとする。また、トリガー能力は墓地に送られる前に発動する。
・9 手札は最初は5枚からであり、先攻はカードを山札の上から引けない(次の自分のターンには引ける)。後攻は山札からカードを1枚ドローする。それらを毎回、絶対に1枚ドローしなければならない。また、自分の手札が6枚以上になった場合は、ターンエンドの際に自分の手札が6枚になるまで自らの手札からカードを墓地に捨てなければならない(このときにおいては捨てたカードの『墓地に送られた時の効果』や、『手札から捨てられた時の効果』は発動できない)。
・10 マナは召喚したカード、あるいは墓地へ送ったマジックカードの数字分消費状態となるが、次の自分のターンにはすべて、毎ターンにたまった分の枚数がすべて使えるようになる。また、マナブーストしたターンにはそのブーストしたマナは使えない。
・11 ドローステップ、マナステップ、メインステップ、アタックステップ、ターンエンドが、ターンの一連の流れである。ドローステップは、山札の上からカードを1枚引くステップであり、絶対に1枚は引かなければならない。マナステップも同じように絶対に1枚は置かなければならない(最大値は10枚までであり、それ以上は置けない)。メインステップはマジックカードの使用やモンスターカードなどを召喚するステップであり、トリガー効果によるジョーカーカードの使用以外は、メインステップ以外にカードを召喚したり使用することはできない(ただし、攻撃時・防御時・破壊時・バトル時・ターンエンド時のつく効果では召喚することができる)。また、アタックステップ以外でフィールドに出ているカードは攻撃することができない。
以上が、カードゲーム総合競技の基本的ルールである。
続いて、禁止項目についてである。禁止項目は、カードの効果テキストを作るのにおいて、以下のことを遵守しなければならない。
・リリース時、疲労時、重疲労時、凍結(行動不可)時の効果はなしとする。
・リリースは無効化できない。
・カードのテキスト効果は、最大2つまで書いてよい。ただし、『〜次の効果を得る』系の能力に派生するのはなしとする。
・相手のカードの効果を発動できない効果や、無効化する効果はなしとする。ただし、トリガー能力であれば、ジョーカーカード一枚につき、相手のカードの効果を発動できない効果や、無効化する効果を『テキストは1つまでで、その回数は2回まで』テキストに能力として記述できるものとする。
・効果テキストにおいて、一つの能力でドローできる枚数、または手札に加える効果の枚数は2枚までとする。
・効果テキストにおいて、一つの能力で破壊、バウンス、凍結(いわゆる行動不可)、疲労(相手のカードを横表示にする効果)、重疲労(さらに疲労させて相手のカードを逆にする効果であり、1ターンに一回しか回復しないため、ターン2回をかけて回復させなければならない効果)、相手のカードのコントロールを得て自分の場に移動させる効果など、場のモンスターカードを対象とする効果は、一つの効果につき2体(相手のカードのコントロールを得て自分の場に移動させる効果は1体)までとする。また、破壊、バウンス、凍結、疲労、重疲労、相手のカードのコントロールを得て自分の場に移動させる効果は、そのモンスターカードやマジックカードの数字以上のモンスターカードには能力が無効化される。
・コントロールを得たモンスターカードが墓地に送られようとした場合、そのカードは元の持ち主の墓地に送られる。
・効果テキストにおいて、一つの能力で墓地、デッキ、手札から場に召喚できる数は、一つの効果につき1体までとする。
・マナゾーン、墓地、デッキの上、にモンスターカードを置ける能力があったとしても、最大1枚までしかバトルフィールドの他に配置できない(アタック、ブロック、効果の発動、リリースはマナゾーン、墓地、デッキの上、に存在してもできるが、効果でない限りはマナゾーン、墓地、デッキの上、にモンスターカードは置けない)。
・ここに記されたモンスターカードを置くスペース(マナゾーン、墓地、デッキの上、スタンバイスペース)以外に、新たなスペースを新設することはできない。また、スタンバイスペースは、スタンバイスペースとしてしか使用できない。
・マナゾーンにマナとして置かれたカードは(マナは裏向きのゲームではマナとしてしか使用できないカードを用いる)、マナでしか使えないものとする。
・マナブーストは、一つの効果につき1枚までである。
・ジョーカーカードが墓地に送られ、ゲームから除外される以外にカードをゲームから除外することはできない。
・この基本ルール以外の新たなカードの種類(ジョーカー、モンスター、マジック以外)を追加することはできないものとする。
・スペード、ダイヤ、ハート、クローバーのマークは基本はゲームルールに関係なしとする(ただしそのような効果にしたいならばしてもよい)。また、AからKのうち、カードのスペード、ダイヤ、ハート、クローバーはそのデッキの設定として同じ数字ならば4枚とも同じ能力になる。たとえてAであれば、そのAのカードのスペード、ダイヤ、ハート、クローバーはそのデッキの設定として4枚とも同じ能力になる。
・バーンダメージは最大5枚とする。
・効果テキストにおいて、一つの能力につきデッキのヒール(墓地や場などからカードをデッキに戻すことを言う)枚数は最大3枚までである。
・トリガー効果を持つジョーカーカードは、デッキ、墓地、手札、マナゾーン、バトルフィールドからデッキには戻らず、墓地に置かれた場合は、それをゲームから除外しなければならない(そのゲーム中はたとえ効果でもそのゲームで使用することはできない)。
・ジョーカーモンスターカード、ジョーカーマジックカード、マジックモンスターカードはありとするが、ジョーカーモンスターカードはモンスターカードの部類とし、ジョーカーマジックカードはマジックカードの部類とし、マジックモンスターカードはマジックカードとモンスターカードの両方の部類とする。
・『〜の効果を受けない』系の効果テキストはなしとする。
・『このゲームに勝利する』効果はなしとする。
・トークンもなしとする。
・2枚のジョーカーカードは絵柄が異なる、または色違いなのであれば、別のものとしてもよい。
・ジョーカーカードはデッキに2枚までしか入れられない。また、マジックモンスターカードはバトルフィールドに召喚された場合は、Jは1、Qは2、Kは3の数字のモンスターカードとして扱われる。また、ジョーカーモンスターカードは、10の数字のモンスターカードとして扱われる。また、ジョーカーマジックカードは0の数字のカードとして扱われる。
・Jは1、Qは2、Kは3の数字のカードとして扱われる。
・ジョーカーカードは、最初にどの絵柄がどの効果で使われるかをプレイヤー同士で確認しておこう。
・効果テキストの能力を使用しないこともできる。使用するかしないかは、そのデッキのプレイヤーが決められる。
・デッキを奪う効果はなしとする。
・1、2、3、4の数字のカードの効果では、数字が6以上のモンスターカードを召喚、あるいはコストを支払わずに召喚することはできない。
・1、2、3の数字のカード効果では、数字が5以上のモンスターカードを召喚、あるいはコストを支払わずに召喚することはできない。
・1、2の数字のカードの効果では、数字が4以上のモンスターカードを召喚、あるいはコストを支払わずに召喚することはできない。
・1の数字のカードの効果では、数字が3以上のモンスターカードを召喚、あるいはコストを支払わずに召喚することはできない。
・0、8、9、10の数字のカードの効果では、数字が7以上のモンスターカードを召喚、あるいはコストを支払わずに召喚することはできない(ただし、0、8、9、10の数字のカード自身を0、8、9、10の数字のカード自身の効果で召喚、あるいはコストを支払わずに召喚する効果はありとする)。
・カードの数字において、バフの上限は+5までとする。
・デバフ効果はなしとする。
・Aのカードは数字の1とする。
・相手のターンを終了させる効果は、ジョーカーカードの『トリガー効果』だけに採用できるが、他のカードはなしとする。また、一回以上(それもトリガー効果のみ)相手のターンを終了させることはできない。また、相手のターンが始まらずにまた自分のターンが回ってくる効果(ターンスキップ)もなしとする。
・同じカード名のカードは同じカードテキストでなければならず、また同じカード名のカードは、デッキに最大で四枚しか入れられない。
・デッキと墓地を入れ替える効果はなしとする。
・コンマイ語のような、抽象的で曖昧な説明不足のカードテキストはなしとし、また効果を使用する場合、そのカードテキスト通りに効果を処理しなければならない。また、デッキと山札、対象にすると選択する、発動すると使用するなど、ゲーム的に同じ語義のものは同じ効果とする。また、破壊する・消滅するのテキストは同じ効果(いずれも場のカードを墓地に送る効果だが、それらを効果破壊と言い、カード同士が数字を比べて、少ない数字の方が破壊されることを通常破壊と言う)とするが、墓地に送るとテキストされた効果は破壊にはならないものとする。
・相手の手札を捨てる効果、相手のマナゾーンのマナを減らす効果は、8の数字以上のカードまでとする。また、相手の手札を捨てる効果、相手のマナゾーンのマナを減らす効果は、1枚のカードにつき一つまでとし、ひいては1枚だけしか、相手の手札を捨てられない、または相手のマナゾーンのマナを減らせないものとする。
・場とバトルフィールドの違いは、場はマナゾーン、バトルフィールド、墓地、デッキの上、を差し、バトルフィールドはバトルフィールドのみを表す語とする。
・デッキの上に召喚されたカードは、相手の場のカードによってデッキがダメージ(ダメージは山札のカードが相手の攻撃・効果によって墓地に送られることとする)を受けて、山札の上からカードを墓地に送らなければならないとなった時、山札の一番上にあるので、最初に墓地に送られる。また、効果で墓地に召喚されたカードは(その場合、墓地の一番上に置かなければならないし、墓地の一番上に置かれていなければ場に召喚されたカードではないものとする)、山札からカードが送られたときに破壊となり、墓地に召喚されたカードではなくなる。
・回復状態のままアタック・ブロックする効果はなしとする。また、回復状態から疲労状態に切り替えないで、疲労状態・重疲労状態のままアタック・ブロックする効果もなしとする。
・効果で手札・デッキに戻る、あるいは、効果で場に残る以外は、効果破壊、通常破壊で破壊されたカードは墓地に送られる。
・場にモンスターカードとして召喚されているカードを裏表示にすること、あるいはカードを裏表示で召喚することは不可能である。
・相手はカードを召喚できない、またはマジックカードを使用できないの効果はなしである。
・場そのものや、プレイヤーそのもの、またはデッキそのものに効果は付与できない。
・アタック、ブロックは場に召喚されているカードにしかできない。
・手札は場として使用できない。
・マナを使用できない効果はなしとする。
以上である。