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七夕前夜

お久しぶりです。7月8日の月曜日に休みが取れ、明日の七夕は日曜日だけれども、朝から歯医者の予約が入っているので、今夜は久しぶりに酒も飲まずにおとなしく過ごしています。今日は午前中にプールにも行ってじっくり泳いだから、すこぶる体調も良いし、さっさと風呂も済ませて気分が良い。
さて、今年も半年が経過したどころかもう7月。正月にいろいろ考えて今年の計画を立てたつもりだったけど、いろいろあって相変わらず仕事ばかりの生活を続けている。今夜はその反省と今年後半の計画的展望を考えることにした。

今年の正月は長く休暇が取れたことと、多忙だった昨年の疲れを癒やそうと(言い訳)、寝正月だったことが祟って、体重が過去最高記録を打ち立てた。友達からの年賀状ではバスローブを着た「脂産家」の心構えを教えてもらい、2月にはその友人を含む神戸の旧友たちと会って、女友達とは可愛らしくお茶、男友達とは酒宴の数々というまさに「脂産家」一直線。体重は全く減る気配はなく、4年連続で会社の特定保健指導を受けることになった。

4月には、いろいろあって新設された会社の「死活問題」を扱う部署に異動になって、6月まで超多忙な日々が続いた。この間、長時間残業が常態化するような働き方が続いて、これじゃあ、旧態依然だねということになり、7月からは早帰りを意識するようにして、休暇も積極的に取得することにした。おかげでやや疲れにくくなったし、仕事のクオリティも上がってきた気がする。月曜日に休みを取ったのもそのせいです。

さて、この間、相変わらず、自宅と、週に一回通っているバーと、会社の3か所をぐるぐる回るだけの生活。6月にクルマを点検に出したら、あまりにも走行距離が伸びていないので、ディーラーから笑われた。そう、ドライブにも最近は行っていなかった。

そんなこんなで、今年も後半である。自分の老後のことや、やがてやってくるであろう母親の介護(母はいまだに元気。まだ仕事もバレエレッスンも続けている)のことを正月には心配していたけれども、何も変わっていない。どうやら、今年もこの調子が続きそうである。

この9月で59歳になるから仕事ももうじき定年の節目を迎える。それでも、雇用延長して65歳までは働く予定。経済的には恵まれているけれども、仕事にやりがいを感じているし、辞める理由がない。辞めてもどうせ飲んだくれて体壊すのが目に見えているしね。

このまま死んでもいいと思うくらい楽しかった関西生活を捨てて東京に帰ってきてからもう20年近くが経ってしまった。いまだに関西に帰りたい気持ちは強くて、年に2~3回は六甲の山並みを見ないとやってられない状態は変わっていないのだが、私の東京の仕事と、仕事と東京大好き(関西苦手)な母と同居生活を続けていることもあり、勝手に東京を離れられない状態が続いている。

この何とも言えない中途半端な状態が誠に私らしくて、私の人生を形作っているのもこの感覚なのである。

思うに、人生って、自分の都合が6割実現できていれば上々ではないでしょうか。僕はいつも親の都合や仕事の都合で、自分の人生のうちの半分近くを左右されてきた気がします。子供のころに芦屋から東京に連れてこられたのも親の都合、その後東京で育ったのも親の都合、仕事で関西に帰ったけれど、仕事の都合でまた東京に帰ってきた。「都合」というのは全く他人の事情の場合もあれば、周囲からの「期待」に応えようとして自分を押し殺すように従ったこともあったなぁ。こんなことを書くと、自分の意思がないつまらない人のように思われるかもしれないけど、その間、自分のやりたいことはしっかり実現させてきた人生でもあって、特に後悔はしていないし、何か損をしたと感じて誰かのせいにするつもりもない。

何かと「自己実現」の名のもとに、自分本位の考え方がもてはやされるようになって、おそらくその方が楽な生き方なのかもしれないが、そんなことが声高に唱えられているのは、多くの人の人生の実態が自分本位とは正反対だということの証拠じゃないかな。

配偶者も子供もいないから楽なもんなんだろう。その分、自分の好き勝手だったといえる人生かもしれない。そうはいっても、自分の奥深いところにある関西への郷愁を関西生活という形で実現できていないのは、やはりこの「人生6分論」のせいだろう。とはいえ、それが人生なのである、と私は思う。

そうはいっても、しばらくしたら、関西に帰っていると思います。できれば、神戸の母校にもどって、研究生活を再開できたらと考えています。ひょっとすると、人生の10割近く自分のものにするかもしれません。ひそかにそんな予感もしています。そうだとしても、晩年ということになるでしょう。その日に備えて、健康だけは維持しようと考えています。僕はそれで十分な気がします。というか、十分欲張りな人生という気さえします。

そんなわけで、今年後半も仕事中心で過ごすことになるでしょう。いろいろ勉強も続けます。これも何かの縁。今の仕事という他人の「都合」に振り回されても、人の役に立ったと感じられれば、それでいいじゃないか。ただ、ドライブくらいは行かないとね。根を詰め過ぎて健康をないがしろにしないようにしないと、晩年10割計画が頓挫するからね。

次はお盆に1週間神戸に帰ります。みなさんまたよろしくお願いいたします。


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