いつもの駅で降りずに終点まで向かう。
こんにちは。炭素です。
昨日は予備校を休んでしまいました。
今日もとても苦しいですが、2日連続で休みでもしたら『親から暴言・人格否定4時間コース』なので形だけでも家を出ました。
けれど身体はもう限界でした。
足が動かない。
頭が回らない。
きもちがわるい。
頭がぐるぐるして駅のホームで立ちすくんでた。
そこで思ったんです。
反対の電車にでも乗ろうかなって。
小説みたいだなってくだらないことを考えた。
けど反対側の電車に乗ろうと決意できるほどの気力は残ってなかった。
ここに来て思ったのは、いつもと違う決断をするには体力を使うんだなってこと。
完全に自暴自棄になれていない自分が嫌だった。
けど同時に1年前なら迷わず乗ってたなって思って、少しはうつも良くなってるのかなとか思った。
それで「先に来た電車に乗る!」って決めて待ってた。
先に来たのはいつもと同じ方向の電車だった。
なんとも言えない気持ちで乗った。
電車は座れなかった。
席は空いていたけど、おばあさん二人組が荷物をおいて4席分占領してた。
しかも大声で話してる。
かわいそうだなって思った。
けどあれくらいのほうが生きやすいのかなとかも考えた。
降りるべき駅で人がたくさん降りて座れた。
だから私は、ここで降りずに終点まで行こうと思った。
私にできる精一杯の逃避行
頭ではわかっていた。
反対の電車に乗っても、終点まで乗っても
現実は何一つとして変わらないこと。
小説のように同い年くらいの子と偶然仲良くなったり、世界の終わりが訪れたりすることはないと。
それでも現実から逃れられればそれでよかった。
私は終点へと向かった。
せっかくなので、電車っぽい曲を聴いた。
オススメです。
終点/DUSTCELL
夜明けと蛍/n-buna
空白の車窓から/amazarashi
夕景の藍空/ReNoa_Records
いつもと違う景色だけど
やっぱりそんなに変わらない。
ただの電車。
けどこのままどこまでも行きたいなって
ずっと遠くまで、海を渡ってアジアそしてユーラシア大陸の反対側まで。
途中の駅で電車に誰もいなくなった。
他の車両にもいなかった。
非日常的だ。
このままきさらぎ駅にでも行けばいいのにね。
とまあそれで終点につきました。
けど特になにもない。
ちょっとその辺りをうろついておわり。
やっぱりそんなもんだった。
けど無意味ではなかったと思う。
もしいつもと違う電車に乗りたかったり、終点まで行きたい人がこれを読んでいているなら
私は乗ればいいと思う。
意外となにもないけど、全くなにもないわけでもない。
きっと何かしら見つけられたり、気分が変わったりすると思う。
さぼって電車で知らない街に行くなんて
社会人になったらなかなかできるものではないと思う。
私はうまく生きられない。
生きるのに向いてない。
それがよくわかる日だった。
帰りの電車では
馬鹿騒ぎはもう終わり/amazarashi
を聴いた。
雰囲気に合ってた。
まだお昼だから、どっちにしろ午後の授業は出なきゃいけない。
いってきます。