かくれんぼ?🎁
私の家は、町の電気屋兼電気工事をしている会社だった。
私が小さい時は、まだ大型量販店てなものがなく、コンビニなんてのもなく、町の電気屋でTVからビデオデッキから冷蔵庫から洗濯機から照明器具、電球、乾電池まで、電化製品なんでも買っていた。町の電気屋だったので、売れた電化製品の空いている段ボールがいっぱいあった。
まだようやく歩き出した頃の話。ある日、目を話したすきに、私がいなくなり、母はすごい探したのだそう。
しばらくしてようやく見つけたところは、これからたたもうとしている空いた段ボールの中〜冷蔵庫の〜。何をしていたかと言うと、真っ赤な顔😡をして、💩踏ん張っていたらしい。〜おむつはしている〜一生懸命探していた母は力が抜けたに違いない。
1階のお店にはシャッターがあり、時期によりいろんな絵が描かれていた。メーカーで揃えて描いていたものだった。最初は手と棒?で開け閉めしていたシャッターだが、母がぎっくり腰になったのを機に電動になった。
お店には、TVが何台か、洗濯機が何台か、冷蔵庫が何台かあり、外には閉店したあとでも買えるように電池の自販機もあった。開店している間はずーーとラジオが流れていて、2階〜住居〜にもラジオが流れていた。
お得意様はうちで購入して、壊れたら修理を頼んだり、または新品に買い替えたり、一度お客さんになってくれたら永遠のような気がしていた。
三種の神器と言われた頃はかなり売れたらしい。
しかしそのうち、田舎にも大型量販店が出来始め、いろんなメーカーのものを見比べて購入できるようになった。電池もコンビニや100均で購入できるようになった。時代の波が押し寄せるとはこのことか。今は町の電気屋さん、そんなにないよね。
うちも、早々とお店は閉めて、注文あったときだけ販売し、電気工事をメインにしていた。
大きい段ボールを見ると、中で踏ん張っていたんだよと大きくなってから聞いた話を思い出す。