灯油⛽
今年は寒いね。雪国に住んでいたとき2階から出入りしていたのを思い出す。
寒冷前線はよ上がれ上がれ。スキー場だけ雪降ればいいのにね。
雪国に住んでいたときは、朝学校に行くのに起こされたけど、寒すぎて布団からでて毛布をかぶったまま、ファンヒーターのスイッチをいれる。着火するまで震えながら待ち、ついたら暫く温まってから動き出す、そんな毎日だった。動き出すまで10分以上かかる……寒がりなもんで(笑)
ファンヒーター。つまり灯油のヒーター。速乾性があり、乾燥も防いでくれてるイメージ。自分の部屋のヒーターなので、灯油がなくなったら入れにいく。最初は手動のポンプで、灯油缶を開けて、だいたい手に灯油がつき、臭いーー、と思いながらシュパシュパ必死に入れていた。そのうち乾電池の自動ポンプになり、格段に楽になったのを憶えている。こんな便利なものがあるのかと子供心に思う。
2階に住んでいたので、灯油を親がおそらくガソリンスタンドで買ってきたのを2階に運ぶのも、めっちゃ重くて。
でもエアコンよりも暖かく、やめられなかった。
大学で県外に行ってからエアコンやこたつだった。
灯油を売りに来てくれる販売車をみるたびにファンヒーターを思い出す。
電気屋でファンヒーターをみると、最近の灯油を入れるタンクは蓋を回すんでなく、ワンタッチなのね。なるべく手が汚れないようになっているんだと思った。つまりは、あの頃はみんな灯油が手につくのよね、と思っていたんだなと、少しの進化から感じた。