世界的課題を解決するプロダクトを生み出すために、個の「強み」を生み出す行動と、情熱をつらぬけるチームへと
カーブジェン株式会社で採用を担当しております、FHです。
当社は世界的な課題「薬剤耐性問題」の解決に向けて、医療とデジタルを融合し、細菌感染症の適切な診断を支援するための細菌感染症菌種推定支援アプリ「BiTTE」を開発しています。
2023年4月28〜30日に開催された第97回日本感染症学会総会では「BiTTE」を展示し、多くの方にご覧いただけました✨
今回は、BiTTEなどを開発するデジタルソリューション部を統括する取締役・宮塚のこれまでのキャリア、そして目指すチームの姿について聞いてみました。
まずは宮塚さんのこれまでの経歴について教えてください。代表・中島さんとは大学時代からの友人同士と聞いています
そうですね。僕と中島さんとは京都大学時代の同窓生で、違う学部でしたが教養課程は一緒で、そこで仲良くなりました。僕は電気系を専攻していまして、電気をいかに効率的に送るかなどのシュミレーションを学んでおり、先輩方の主な就職先は大手電力会社などでした。
そのシュミレーション研究の過程で調べものをする際に、当時(1996-7年頃)は黎明期だったインターネットを活用したことをきっかけに、その可能性を肌で感じました。
そこで当時、インターネット上の仮想空間に関する取り組みを紹介していたNTTデータに新卒で入社しました。それが僕の社会人としてのスタートです。ただ新入社員の中には、「これで安泰」と感じる人も居て、違和感を感じたのを覚えています。数年して転職を申し出た時には周囲にかなり驚かれました。
当時社内ベンチャー制度や色々な勉強会などに参加はしていましたが、保守的な風土を感じて悶々としていたところ、サイバーエージェントで活躍していた中島さんと再会しました。
なるほど!大学時代の縁が新たな機会につながったのですね。サイバーエージェントではどのようなことをされていたのですか
中島さんから「新規事業とシステムの双方がわかる人」を探しているということでまずは説明会に参加し、その後はトントン拍子で入社が決まりました。
最終面談で「君は何ができるのか」と問われ、「今は何もないけれど、何でもできるようになるつもりです」と答えています。まあ若さですよね笑
当時のベンチャーのあり方自体がそのような勢いだったというのもあるのですが、入社後はのちの基盤事業となる企画・開発・組織立ち上げにも関わるなど、新規事業の立ち上げを数多く手掛けさせていただきました。
僕の役割としては、新規事業の芽が見つかった段階で、それを「どう実現するか」「どのようなチームを組成し実行するか」「予算はどうするか」などで、それを休みなくやり続けてきた感じです。
僕自身技術寄りの人間ではありますが、エンジニアチームをまとめたり、マーケティングなども統括してきました。これが30代くらいまでの話です。
サイバーエージェント退職後はいくつかの企業で経験を積んできたのですが、AIに出会ったのはCRM領域で新規事業企画に携わっているときでした。AIは今後の発展が期待できる分野だと感じていました。
サイバーエージェントでの経験を活かして、経験を積む中でAIの可能性に気がつかれたのですね。カーブジェンにはどのような経緯で入社されましたか
そこで、再び中島さんの登場です笑
ここで誘われたのが、彼が創業したカーブジェンの親会社、ネクスジェン株式会社でした。ネクスジェンは再生医療等を手掛ける会社です。
様々な新規事業に関わってきましたが、僕も40代に差し掛かり、今後のキャリアでは社会貢献性の高いことをやりたいと思っていたこともあり、このような声がけでもなければ接点のない医療という分野でもあったので、チャレンジしようと考えたわけです。ネクスジェンには、2019年4月に入社しています。
ネクスジェン入社以降は複数のプロジェクトを通じて、医療関係者の皆さんにニーズヒアリングを繰り返し、様々な要望の中でも、AIによる画像診断技術で細菌感染症の診断を効率化できるサービスが望まれていることを知りました。
その期待と課題感の圧倒的な大きさに、事業としての可能性と社会貢献性を感じ、カーブジェンの創業に至りました。
ただ、起業を検討していた時期がコロナ禍と被ったことで共同研究やアドバイスをしてくださる感染症専門医の先生方がご多忙となり、最終的に始動できたのは2021年となります。
なるほど!すでに医療関係者の皆様の支持があり、待ち望まれていた分野だったのですね。
最近は医療×AIのスタートアップも増えてきましたが、カーブジェンの開発はどこが「強み」と言えますか
サービス開発には、当然ながら「AIで画像診断すること」が前提となるので、まずは医療機関より教師データ(※AIに学習させるための画像データ)となるグラム染色像(※)を提供いただくことから始めます。
対象となるデータは、人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針等に基づき取り扱う必要があります。当社では倫理委員会を構えており、医療機関の方々に納得できる体制を作っています。この規模の企業で倫理委員会を運営しているケースは稀だと思います。
また、カーブジェンにはネクスジェン時代からの経験・ノウハウの蓄積があります。
医療系サービスを展開する上で、何が重要か、POC(実証実験)からどう事業化していくかの道筋を経営陣が認識できているのも強みと言えるでしょう。
「社会貢献度が高く、新たな価値を提供できるサービスを作り出すことにチャレンジしたい」というエンジニアの皆様には、知っていただきたい側面でもあります。
今後、薬事承認を得てBiTTEを医療現場に届けることを目指していますが、その分野の専門家も最近入社してくださり、事業企画もいっそう進んでおり、これからが仕事としても一番おもしろいタイミングになってくると思います。
どのようなチームで開発を進めていますか
「BiTTE」を開発する「デジタルソリューション本部」内をざっくりと分けると「データサイエンティストチーム」と「アプリ開発チーム」の2チームに分かれています。
双方の技術を有するメンバーもおり、本人の希望やキャリアに応じて担当を分けています。また同じチームの中でも得手不得手はあるのですが、それがメンバー内で自然に補完できているのが良い点だと思っています。
どのような方が活躍できるのでしょうか。
「BiTTE」のような医療機器プログラムは、医療従事者の先生方をはじめ、専門性の高い様々な立場のメンバーが協力しないと、世の中に出せないものだと考えています。一般的なIT企業よりもプロジェクトにかかわるメンバーが多いと思います。
その環の中で、「自分は、なにで貢献できるか」を考え続け、「これだ!」と思えるものが見つかったら、そこに向かってまっしぐらに走っていける方ですね。
個人が万能でなくていい。「あなたは何が専門ですか」と問われた時に、「何」を見つける・極める行動力が大切だと思っています。
その強みを見つけるためにも、プロジェクトチーム内で各メンバーのことをリスペクトしつつ、無駄も含めてたくさんのコミュニケーションを取ることが重要だと思っています。
こちらを読んでくださっている方にメッセージをお願いします
募集ポジションの経験を積んできた方はもちろんですが、かつての僕もそうでしたが、「今はまだ何もできないけれど、何者にもなれる(なりたい)」、そしてそれを「こうできるようになる・スキルアップするので、自分に期待してほしい」と言える方でしょうか。
始めは自信がないかもしれません。それを情熱と努力、そして自分の可能性を信じて行動できる方に来ていただきたいと思っています。
まずは行動!チャレンジ精神旺盛な方とお話できるとうれしいです。
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