アメリカ入国備忘録 202106 ➀

先日アメリカ、ニューヨークへ移住したのでその際に必要であった事務手続きをまとめます。備忘録と、これから渡航する方の参考のためと思い、記録しておきます。
*COVID19含む世界情勢は刻一刻と変化するため常に最新情報を手に入れるよう心がけることが肝要と思います。あくまで個人の経験ですので参考程度にとどめてください。

今回の旅程は関西国際空港ーホノルル経由ーニューヨーク着です。

1、ビザ取得(2020.6.22 大統領令10052に基づく)
2、航空券購入
3、PCR検査・陰性証明書・宣誓書
4、Safe Travels Programの作成(ホノルル経由限定)
5、New York State Traveler Health Formの記載

上記が入国に必要となった書類です。その他常備薬などの持ち込みもしたかったので薬剤携行証明書も作成し持っていきました。各々の細かい作成方法などはWebに落ちているのでそちらを参照していただくのがいいかもしれません。今回は大まかな流れを忘れる前に書き留めておきます。

まず第一に必要な手続きさえとれば観光であれ、移住であれアメリカへの渡航になにも問題はない、ということです。実際夏休みに母国へ帰るヨーロッパ、南米、中東の人たちもたくさんいます。

1、ビザ取得
いつ何時もビザは必要です。今回は大統領令10052下であったので一番厄介な問題でした。詳細は「特定の就労ビザ(H-1B, H-2B, L、一部の J ビザ)の発給を一時停止」というもので2021/3で失効しているのでこれから渡航する方は心配しなくていいでしょう。(あくまで現時点で)
自分は「一部のJビザ」以外のJビザの範疇に入っていたので大丈夫でした。配偶者のJ2ビザも問題なく取得できました。

2、航空券の購入
チケットは買いましょう。こちらも航路、航空会社によって値段に差が大きく、慎重に選ぶ必要があります。我々はハワイアンのビジネスを選択。価格もさることながらハワイアンのサービスが好きだったので。(2021年6月の時点でビジネスラウンジは閉鎖しており代わりに空港レストランのクーポン券が貰えました。)ここでも問題が発生し、一時期の感染者数増加により急遽自分の便が欠航したということです。これからも運行情報には気を付けないといけないですが、こういった観光客が多く利用する航空会社はやや注意が必要かもしれません。無料で便の変更をしてもらい1週間ずれたものの無事乗ることができました。渡航時期がずれる場合はDS2019の開始時期には注意が必要です。(ビザ取得のコラムを書く場合にはこちらにも言及します。)

3、PCR検査、陰性証明書、宣誓書
こちらに関してかなり心配される方が多いでしょう。PCR検査は一渡航者が受けるには保険適応ではなくかなり高額な値段を請求されます。また業者によっては企業からのレターが必要だったりします。つまりJビザの保有者では一見ハードルが高く、検査機関が限られるように思われます。もしも保険適応でPCRが受けられた場合、その医療機関で診断書を書いてもらう形で陰性証明書を発行してもらえば数千円で済みます。市販の検査キット(アメリカですとNAATに限るので、PCRと記載されているものを買いましょう。抗原抗体検査はNGです。検体採取方法は唾液、鼻腔はどちらでも構いません。)その結果をもって医師に陰性証明書を書いてもらえば少しは安く済みます。陰性証明書、は病院でも「その他の証明書」扱いになるのでおそらく診断書と同じ値段で手に入りはします。ただ病院によっては「うちではそういうのやってません」と断られる可能性はありますので注意してください。あくまで証明書なので「医師の名において陰性であることを航空会社に保証」できればいいのです。(記載内容なども航空会社に問い合わせると答えてくれました。とにかくハワイアンの職員さん優しかった。)宣誓書の書き方は割愛しますが、内容を読んで必要な個所にサインとチェックを入れる。

4、Safe Travels Programの作成
今回はホノルル経由でしたのでこちらが必要でした。こちらも細かい書き方はWebにありますので割愛します。作成するとQRコードが送られてくるので携帯に保存しておくと空港でスムーズです。未作成でもホノルル空港でやらされるので後回しにしても何とかなりそうではあります。簡単に説明するとアカウント作成→個人情報入力→旅行情報入力の流れです。当方はホノルル経由のみでしたが日本→ホノルル、ホノルル→ニューヨークの分を作成するようにハワイアン航空に言われたので作成しました。後者の作成には少しこつがいる、というか経由のみの場合は適切な記入欄がないので該当する箇所を埋めるしかありません。最終目的地をJFK、出発地をhonoluluにして記入しました。(現在はこちらを記入しようとするとInter-island travel restrictions end on June 14, 2021. You do not need to complete a Safe Travels application for this tripと出るようですが、本土-ハワイ州間はInter-islandではないので事実上必要なはずです。逐一航空会社に尋ねると親切に教えてくれるので問い合わせてみましょう。)結果的に我々は前者のみしかスキャンされず、後者に関しては何も言われず作成損でした。備えあれば憂いなしなので作成をお勧めはします。

5、New York State Traveler Health Formの記載
こちらはニューヨーク州が定める健康申告フォームでフライトの24時間前だったか1日前だったかに記載します。ハワイ州のものと似た内容を記載します。実際ホノルル経由だったのでニューヨーク州へ入る24時間前は現実的ではないので一応日付で見た1日前、つまり出発の朝に記載しました。結論から言うとニューヨーク入りして1か月経つ今もなぜ書いたのかわからないくらい音沙汰がありません。最悪5分で書き終わる内容なので現地到着してから空港Wifiを利用して書いても問題はないでしょう。こちらも備えあれば憂いなし精神で作成しました。

以上が必要であった事務手続きの大まかなものでした。ワクチン普及から上記は緩和される方向にあることを期待します。


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