マナドゥムと増殖するGの話【マスターデュエル】
こんにちは。
今回は展開系デッキの宿敵である"増殖するG"を打たれた時のマナドゥムの立ち回りについて話していこうと思います。
筆者自身はちゃめちゃに遊戯王が上手いわけでもなく必ずしもこうするべき!というものでも無いため、相手のGに困ったときの参考程度にでも読んでいただけると嬉しいです。
・先攻で増殖するGを受けた場合
こちらの先攻で相手のGを弾けなかった場合に取る選択肢は大きく分けて
①その場で止まる
②カラリウムミークを場に揃える
の2つです。
特に解説するほどのことでも無いのですが軽くだけ触れておきます。
①は単純に自分の手札に誘発を抱えている時や相手の事故狙いで何もせずにエンドするという択です。マナドゥムというデッキは少ないドロー枚数で妨害を作ることが難しいテーマであるため、基本的にはこの択を取ることになります。
②は場にカラリウムミークを揃えられる場合にミークまで出してエンドするというものです。ミークとカラリウムが揃っている状態は壁モンスターを多く供給できる状態になっており、少ないドロー枚数で相手のキルを難しくすることが出来ます。
自分の手札と相談してどの択を取るか判断するようにしましょう。
・うららで増殖するGを弾く場合
マナドゥム使いがよく悩まされるカラリウム打点上昇問題が1番起きやすいのが増殖するGをうららで弾く時です。
うららを使ってしまうと墓地にチューナーが溜まってしまうため、カラリウムの打点上昇効果が邪魔でミーク等のマナドゥムカードを使うことが出来ない!ということが度々起こります。
ここではその問題の解決法を話していきたいと思います。
そもそも上記に記したような状況が起こるのは、主にカラリウム初動の場合のみです。
カラリウム1枚初動の場合はケアすることは出来ませんが、ミーク+カラリウムやヴィサス+カラリウムのようなカラリウムから入る2枚初動の場合はカラリウムのサーチ先を変えることでケアすることが出来ます。
具体的にヴィサス+カラリウムで手札にうららを抱えている状況で考えてみましょう。
カラリウムを発動してリウムハートをサーチしたとします。
リウムハートNSミークサーチ後に増殖するGを打たれた場合、
手札のうららを使ってしまうとリウムハートの攻撃力が1600となってしまいミークがss出来ず、展開をすることが出来なくなってしまいます。
次にカラリウムでミークをサーチした場合を考えてみます。
ミークNSヴィサス効果に相手は増殖するGを投げます。ここでうららを使ったとしてもミークが既に場に出ているため、カラリウムの打点上昇効果は特に気になることはありません。
なので、この状況においてはカラリウムのサーチ先はリウムハートではなくミークが正解となります。ただし、この展開を行う際には1つ注意点があり、それはディスパテルで戻すモンスターをライヒハートにしなければいけないという点です。
これはアストラウドの素材と関係しており、普通の展開では主にリウム+ヴィサスとライヒ+パテルで戻したヴィサスを除外することでアストラウドを2体出します。
ですが、この展開はカラリウムのサーチをミークに使っておりこの後リウムハートにアクセスする方法が存在しません。
なのでライヒ+ヴィサスとパテルで戻したライヒ+アムリターラでアストラウドを作ることになります。
普通の2枚初動と比べて少し展開が弱くなりますが、それでもエルフバロネスパテルエジル浄心ぐらいまでは行ける(はず)ので、覚えておいて損は無いと思います。
・後攻でのGつっぱ
個人の意見ですが、マナドゥムというデッキは比較的Gつっぱしやすいデッキだと思っています。
実際Gつっぱをしてワンキルした試合はとても多いです。
ここではマナドゥムがGつっぱをする場合に気をつけることなどについて話していこうと思います。
マナドゥムがGつっぱをする場合、取る選択肢は大きく分けて
①少ないドロー枚数で打点を揃えてワンキルする
②誘発ケアが出来るモンスターを並べてワンキルする
の2つです。
まず①についてです。相手が事故やこちらの誘発で止まったときによくします。
このデッキで最も早く8000打点を方法は
クロシープのリンク先にバロネス(シンクロならなんでも)を置いた状態でアストラウドを出す
です。
アストラウドをssしたときにクロシープの効果が起動し、場のモンスターの攻撃力が700ずつ上がります。
バロネス(3000)+アストラウド(3000)+クロシープ(700)+3体の打点上昇分(700×3)=8800
となり、アストラウドの効果も合わせるとワンキルするには十分な打点が出せます。
この盤面はスケアクローギミック(ライヒorヴィサス)+モンスター1体で成立するため、マナドゥムギミックを絡めずにワンキルをすることが出来ます。
次に②についてです。壁モンスターや相手の盤面の妨害を乗り越えなければいけないときによくします。
Gつっぱをする上で特に気をつけたい誘発は
ヴェーラー、ニビルです。
ヴェーラーは引いてすぐに使える手札誘発であり、ニビルはまともに喰らってしまうと盤面が崩壊してしまう手札誘発です。
この2つを重く見たときに役に立つのがスケアクローギミックです。
またかよと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それほどスケアクローギミックは後攻でとても役に立つギミックとなっています。
二ビルケアと言うとマナドゥムの2枚初動の先バロネス展開を思い浮かべる方が居るかもしれませんが、あの展開は色々な誘発や妨害を重く受けてしまい、バロネスの無効を使わざるを得ない状況になることが多いです。
なので、誘発を受けても場にハートモンスターやヴィサスを残しやすく、尚且つ手札にリウムハートを抱えながら展開をすることが出来るスケアクローギミックから入る方が展開を通しやすくなります。
そして、肝心のニビルはどうすれば良いのかという話ですが、二ビルケアにおいて重要なカードが2枚存在します。
それは肆世壊の新星と伍世壊摘心です。
バロネスを出せる状態(ヴィサス+ハートモンスター等)が整ったときに相手視点バロネスを出されるのが嫌なので二ビルを持っている場合使ってくれることが多いです。
マナドゥムというデッキは二ビルを出されて場にヴィサスやハートモンスターがいなくなると展開出来なくなりますが、この2枚のカードを手札に抱えた状態で二ビルを出された場合
新星だとヴィサスやライヒ蘇生、摘心だと場の二ビルトークンを破壊してマナドゥムギミックに触れることが出来るため、①で示したクロシープバロネスアストラウドの盤面まで持っていってそのままワンキルすることが出来ます。(アストラウドで二ビルを破壊すれば打点4500)
新星に素早くアクセスすることが出来るというのもスケアクローギミックから入ることの利点の1つです。
二ビルを最後までがめられてヴェーラー二ビルのような持ち方をされていた場合、バロネスの1無効だけでは防ぐことが出来なくなります。
なのでその場合はエルフバロネスディスパテルのような盤面を作ることで、エルフの対象耐性やディスパテルでの無効(相手の除外カードがあれば)によって二ビルを通す要求値をあげることにより、誘発をケアしつつ打点を揃えてワンキルすることが出来ます。
余裕があれば、場にカードを残して無限泡影やγなどもケアしつつ打点を揃えることも出来るので、細かいケアも欠かさないようにしましょう。
ここまで話してきた通り、少ないドローで打点を揃えるプランと、盤面処理と誘発ケアをしながらワンキルするプランを相手の盤面によって使い分け出来るのはマナドゥムというデッキの長所と言えるのではないかなと思います。
また、①、②で示した通り、Gつっぱ以外でもスケアクローギミックは後手で活躍することが多い(ライフォビアでの盤面処理も見込める)ので、後手勝てないな…ってなった時に参考にしてみてください。
おわりに
増殖するGに日々泣かされているマナドゥム使いの方々の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
BAN MAXX"C"!!!