
海街、塩屋をお写ん歩。
『海街diary』と言う映画作品が公開されたのは、今から8年前。
今ももちろん、当時から個性豊かで可憐な四人の女優さんが織りなすストーリーは、色褪せることなく何度もBlu-rayを見返す大好きな作品。
そんな映画の舞台は、鎌倉。
作品に映し出される海のある街は、いろんな表情と色をもった街。
鎌倉の街は遠いですが、神戸にもそんな海を抱く、塩屋と言う街があります。
子どもの頃は、月に一度必ず訪れた街。
もっとも、大した用ではありません。
叔父がその街で散髪屋を営んでいたから。
本当のところ、じっとしてなきゃいけない散髪は大嫌いでしたが、終わってから貰えるプロ野球チップスとカード欲しさに親父にくっついて行ってました。
大人になり、いっちょ前に美容室へ通う頃には、鎌倉と同じくらい遠い場所になっていましたが、こうしてカメラを片手に訪れるようになるとは…不思議なものですね。

購入してからは、殆どこれ一本!と、大のお気に入りのxf14mm。フルサイズ換算21mmと言う稀有な画角は、画面整理の難しさ込みで“楽しい”と言えるレンズです。
AFレンズでありながら距離指標のあるレンズを、pro2のOVFを通してピントを合わせていく作業は、フィルム時代のカメラを今に体感出来る貴重な儀式。
そのせいでピンを外したり、露出がトンチンカンだったり、余計なモノが写り込んだりもしますが、そんな事はどうでも良いと思えてしまう“撮る”ことの楽しみがあります。



14mmを使うと、なぜか縦位置が多くなります。




それに、額縁にしたりして…



取り立てて、電車への興味はなく、また撮り鉄でもありませんが、なんか愛くるしいなぁと思えてきますね。電車って。






僕の海街。塩屋の街。