"シャニマスP"が気持ち悪い
はじめに
こんにちは,キャラメルです.
本記事はLMEに関するnote第三弾となります.
まだ私の承認欲求が満たされていないことと,LMEの感想を見漁っていて思ったことがあったので書きます.
良ければ下記2記事も読んでいただけますと幸いです.結構全力で書いたので.
本記事ではタイトルでも示したように,LMEに対する"シャニマスP"の行動,そしてその気持ち悪さについて述べていくつもりです.
よろしくお願いいたします.
LMEに対する批判について
前提
・本話題の前提として,本記事を読んでいる方には改めて説明されるまでも無いこととは思いますが,一応かいつまんで説明すると,先日行われたシャニマス初の単独XRライブ「283 Production LIVE Performance [liminal;marginal;eternal]」,その第二公演「odd;2」にて公演途中に出演アイドルである緋田美琴が「体調不良」により出演中止となるという事態が発生しました.本ライブ形式であるXRライブは,事前に録音した音声と二次元アイドルの3Dモデル映像を組み合わせて行う「全てが前もって準備された」ライブであるため,当然このトラブルも前もって作られていたものということになります.
・この演出に対して批判の声が多く上がりました.XRライブはその形式上普段のライブと異なり,アイドルの声を担当している声優ではなくアイドルそのものがステージ上でパフォーマンスを行うライブであり,当然このライブを見に来るファンは自身の好きなアイドルそのものを見ることを楽しみにしている人が多くいました.その中で事前予告なく演出でアイドルの出番が減らされるといった事態になったのですから批判が生じるのは当然のことでしょう.さらに,このライブは現地鑑賞するなら特典付きチケットで15,000円,通常チケットで9,800円,配信なら4,500円が1公演辺り必要になります.15,000円が普通の人にとっては高額なのは当然として,4,500円だって別に安い金額ではありません.そういったコストのかかる有償ライブで今回の演出が行われたことも,また1つの批判の理由となっているように思います.
・上記の2記事を読んでくださった方ならお分かりいただけると思いますが,私は本公演に対して「第二公演の演出も含めて」非常に満足していますし,個人的には良かった公演だと思っています.ただ,それはそれとしてこの公演に関しては批判されてしかるべしだとも思っています(これの詳細な理由とかは1つ目の記事に書いてます).なので基本的に称賛している方々も同じような考え方だと思っていたのですが,実際は異なりました.
批判する権利って何?
・今回の演出に関する批判意見に対して,シャニマス運営を擁護するオタクが多く見受けられました.実際,当演出はオタク側からするとある程度演出意図とその上でやりたかったことが分かっているので,それをもって運営を擁護したいというだけならその気持ちも理解できるのですが,少なくない割合で「批判に対する批判」を見かけました.その中でも多く見かけられたものとして「○○じゃないなら批判するな」というものがありました.
・○○には,演出で脱落した緋田美琴のファンであったり,現地鑑賞したオタクであったり,本公演を鑑賞したオタクであったり,シャニマスのオタクであったり,そういう内容のものがあてはめられていました.とどのつまり「外野に批判する権利はない」という意見です.
・本公演において問題視されているのは「コンテンツの運営が有料ライブにおいて事前予告無く出演キャラの1人を演出のために意図的に公演途中で出演停止させたこと」でしょう.これに関して「外野」が批判をしてはいけないかというと,正直私はそうは思いません.
・もし,この演出に対して全ての鑑賞したオタクがその演出意図に納得し,満足しているという前提があるのであればそれは一種の「そういうコミュニティ」として完結しているので確かに外野が口を出すべきではないのかもしれませんが,実際のところそうではなく,少なくない人数の人間が,「内野」の人間が批判を行っています.
・彼ら「被害者」に批判の権利があるのは当然として,そういった「被害者」が生まれた事態に対して外野から意見が出るのもまた当然のことだと思います.究極的な「徳」の思想のようなものを前提とすれば,人間はそういった外野からの意見といった行為をするべきではないのかもしれませんが,実際のところ人間は自分が直接の被害者でなくても起きたことに対して外野から被害者を案ずるような意見や加害者を非難するような意見を発する生き物ですし,もちろん私も,そして今回の件について「外野が批判するな」という旨の発言をしていたオタクもそういった意見を発しますし発していました.
・また,今回の件が有料ライブであり,少なくない人数の人間が東京まで遠征して見に来ているという点も大きいでしょう.そういった金銭的・時間的なコストを支払って見に来た結果「被害者」となってしまった人に対し,同情的な意見が集まるのは当然のことと言えます.
・「自分のコンテンツ(担当ユニット)でやられたらたまったもんじゃないから批判している」という批判側の意見も見られました.これに関しては正直肯定も否定もしにくいんですが,コンテンツのオタクとして自分の好きなコンテンツで万が一億が一でもこんなことが起こるかもしれないのなら批判してNoを突き付けておきたいという心情自体は理解できます.まあわざわざその旨言わんでも……という思いもありますが.
・そして,これが一番言いたいことなのですが,正直この「外野が批判するな」という意見を見た時からずっと思っていることがあります.
それは「外野が批判する権利」以上に「批判を批判する権利」は無い,ということです.
・今回生じている批判は本記事のようなものを除けば基本的には意図的に「被害者」を生んだ運営に対するものであり,当たり前ですが「外野が批判するな」等の発言をしているオタクに対してのものではありません.彼らの意見を借りるのであれば,彼らこそこの批判に関して「外野」でしかなく,当然批判の権利はないと考えられそうなものですが現実問題彼らは「外野の批判」を批判しています.ただの一オタクで,運営やコンテンツを背負っているわけでもないのに「外野」から批判する理由はなく,もしあるとすればそれはそのまま「外野の批判」を肯定する理由となるでしょう.
・さらに,今回の件に関してよく持ち出されるものとして,シャニマスのプロデューサーである高山Pが過去生放送で言っていた「誰かにとって毒でも誰かにとっては薬になるようなものを作りたい」という発言がありますが,これを前提とするのであれば,今回のまさしく「毒」をいきなり食らわせるような演出に対して批判が出ることはある意味で運営の想定通りであるともいえるでしょう.
・総じて,私としては今回の件に対して批判が出ることは当然であり,批判をすることに対してそれを封じ込めるようなことをする権利は批判する権利以上のものではない,と考えています.「お前らシャニマスの識者面してんだからシャニマスのコミュで散々描かれている『自分と違う意見の人間はどうしても存在するし,それは悪いことではない』という思想くらい理解してるもんだと思ってたよ」,と落胆してしまいました.あとそもそも公式SNSが演出に伴って動いてる以上勝手に外野にリーチしに行ってるしますしね,これ.
本演出は予想できたものであるか
・また別の意見として,本ライブに関して告知の時に1時間謎空間を見せるという虚無配信があったことや,告知後に「完璧・永遠で~」という謎ポエムがあったこと,公式HPで不穏な演出を合ったことを根拠に,今回の演出は予想できていたのではないか,という意見もありました.
・正直この意見には無理があると私は思います.実際私自身はそれらの演出からこのライブでは何かがあるだろうとは思っていましたが,かといって別段途中脱落が直接的に示唆されている演出もありませんでしたし,そのような予想もしていませんでした.せいぜいあの演出から考えられるものとしてはループ演出や別世界線への接続程度だと思いますし,いくら何でもキャラクターメインのXRライブでキャラクターを脱落させるという無法を行うと予想するのはかなり厳しいでしょう.
・そもそも,最近のシャニマスのライブでは炎上した5th day1以降あまりそういった「シャニマス的な」演出は行われていませんでしたし,予告時の名称が「名称未定」であり,ライブでブロックごとの始まりに謎に哲学者の名言紹介コーナーが挟まれていた6.5thライブではそれらの意識高い系の演出はあったもののそれ自体がとくにライブの内容に影響を及ぼしているわけではなく,せいぜいMCで触れにくそうに声優の方が触れていた程度で内容は普通のライブでした.
・またそもそもシャニマスは変に尖ったところがあり,アイマスEXPOの公式ブースについて,公式HP他ブランドが普通にブースの内容を紹介・案内している中で「少女たちの軌跡上を動く点P」とだけ書くような,越境イベントなのに内輪向けすぎるネタを出していたりもしたので,前述の6.5thの演出のことを考えても,本ライブの告知周りに関して「またなんかシャニマス運営が意識高い系やってるわ」という認識で流されても仕方がないと思いますし,実際パブサしてもその程度の扱いをしている人が多くいました.だからこそ「完璧・永遠である~」が一種の滑りネタのようなものとしてオタクの中で扱われ,その結果シャニマスの流行語にも選ばれるということも起こりましたし.
・というより大多数が事前のあれこれがあったにもかかわらず予想していなかった演出だったから話題になったわけですしね.予想できたなんて意見は事後諸葛亮極まれりという感じです.
シャニマスのコミュが好き=シャニマスのキショ演出が好き,ということではない
・もう一つ,オタク側からの用語として目立った意見として「これがシャニマスの実在性だから~」や「シャニマスのコミュ読んでれば~」といったものがありました.まあこの意見もわからないことはないのですが,シャニマスの「実在性(シャニマスのオタクしかほぼ使わない表現)」やコミュが好きであるということと,本演出を擁護できるか,ということはイコールではないと私は思います.
・よくシャニマスに関して語られる「実在性」ですが,これは基本的にシャニマスの高品質なコミュにおける描写を指したものです(合ってるよね?).シャニマスのアイドル個人のコミュやイベントコミュ,カード固有のコミュ等で描かれる世界は,二次元的な要素の薄い「現実」感の強い描写が多く,ままならない現実やどうしようもない事実,うまくいかないあれこれのある世界の中でそれぞれのアイドルたちが,考え,行動する姿が描かれています.「実在性」とはそういった姿が,二次元の存在でありながら私たちの生きているような現実感のある世界に存在しているように感じられる,「そういった意味だと私は解釈していますし,おそらくこれは一般的な「実在性」の解釈として大きく外れてはいないと思っています.
・そういった「実在性」を描いたコミュを通じて私たちはアイドルたちの考え方や物の捉え方,感じ方を知り,アイドルに対して一人の人間としての理解を深めることが出来ます.これはシャニマスの明確に良い点であり,シャニマスというコンテンツを成すうえで欠かせない要素だと思います.
・しかし当然このシャニマスのコミュを読んで楽しんでいるということと今回の演出を肯定するということは全く別の問題です.前記事でも書いたように私は本公演に関して満足していますし,良い公演だったと個人的には思っています.しかしそれは言ってしまえば今回のライブという一種の「コミュ」が好きだということであり,「有償ライブで予告なしに行うこと」を肯定しているわけではありません.
・今回の演出やそれに伴うストーリーは安くない金を払って緋田美琴のパフォーマンスを普通に楽しみにしていた客がいる有償ライブであるからこそ強い意味が生まれるものではありますが,しかし実際本公演の演出はいわば「だまし討ち」のようなものであり,観客の熱意・愛・信頼・期待・希望をそれを成すために消費したといっても過言ではないでしょう.
・私は「このような演出を行ったこと」に関しては明確に反対派です.「今回の演出を行った」ことはコミュでも何でもありません.ただの演出側の自己満足のために少なくない人間を蔑ろにすることを前提としているのが今回のライブです.見て見ぬふりをすくってなんかじゃない,見て見ぬふりでつぶしに行ってます,これは.
・また,「これがシャニマスの実在性だから~」や「シャニマスのコミュ読んでれば~」のような意見を見るたびに思うのですが,こうした"シャニマスP"というか「シャニマスをわかってる俺たち」的な思考の人のシャニマスへの批判的な意見に対する謎の見下し何なんでしょうね.なんだか彼らの中には「シャニマスというコンテンツに詳しければシャニマス運営のすることを理解・肯定できる」という変な思想があるように感じます.別にシャニマスにどれだけ詳しかろうがどれだけ愛していようが,それはそれとして運営の行動に対する是非って普通に別の問題な気がしますけどね.
・あとライトファンを馬鹿にする古参ファンがいるコンテンツって普通にキツ過ぎる.これがまだ新規流入が大量にあるとかならともかく,あまり言いたくないですが,アニメも新規ソシャゲであるシャニソンも普通にめちゃくちゃコケてるこのコンテンツにおいてライトファンってめちゃくちゃありがたい存在じゃないですか?(謎運営目線).そもそもライトファンと古参ファンの間に知識の差や歴の長さ,コンテンツへの愛の大きさ等の差があったとしてそれが別に上下関係を決定するわけではないと思いますし…….なんであんな上から目線なんでしょうか.あなた方が好きなのは本当に「シャニマス」ですか?「シャニマスが好きな自分」ではなく?という思いを抱いてしまいます.あと別にシャニマスは高尚なコンテンツじゃないよ.
・少なくとも私にとっては,批判意見を謎に見下している有識者(笑)の方よりも「顔しか知らないけどこの子好き」だったり「顔と曲しか知らないけど良いね」等言ってくれてるライトファンの方がよっぽど良いファンのように思えます.
高山Pについて(偏見・愚痴多め)
・"シャニマスP"についての記事,ということで名実ともにシャニマスのプロデューサーである高山Pについても触れていきたいと思います.ちなみにここまで読んでくださった方は薄々察しているでしょうが私は高山Pのことが嫌いです.高山Pのことを「俺たちの高山」みたいなノリで囲ってるシャニマスのオタクの事ももちろんキモいと思っていますし嫌いですが今回はこれは置いておきます.
・私が高山Pを嫌いな理由,自己顕示欲が強くてめちゃくちゃ表に出てきてほぼオナニーみたいな自己満足的な行動はするくせに,今回みたいに炎上するのがわかってたであろう事態の時になんも動かなかったり,ゲームでクソエアプみたいな調整ばっか繰り返したり,トワコレが初期実装組全員にすら行き渡っていない状態でパラコレ開始したり,アイドル間のガチャ登場回数の差や圧倒的な性能格差を是正するつもりが無かったり,シャニソンがスタート時から大ゴケしてたのにその対応が死ぬほど遅かったりしているからです.お前自分のオナニーのために使うとき以外コンテンツまともに管理してねえな.
・正直,前述の「毒と薬〜」みたいな話に関してはどうでもいいというかその結果生まれたんだろうなっていう良いコミュもあるんで良し悪しどっちとも言い難いんですが,それ以外の,例えば6.5thの幕間の謎哲学者コーナーやその後のお手紙,LMEの告知時の1時間虚無動画+謎ポエム,アイマスEXPOの企業ブースの説明欄のポエム文,同イベントでのクイズに回答した人間に文章の一部分が書かれた自分の名刺を渡して繋げるときっしょいポエム文になる「#円環を待つ点P」とかいう企画,同イベントでの各ブランドプロデューサーがオリジナルグッズを作って販売するという企画で他ブランドのプロデューサーが自ブランドのコンテンツに対する愛のあるグッズを作る中「Cafe Takayama」とかいうシャニマスに何の関係もない自分のデフォルメされた顔のイラストをあしらったグッズを出したこと,同イベントで全ブランドの中で唯一プロデューサーがメインのステージ(これも名前がCafe Takayama)を取ったこと,同イベントのDJブースでみんな客を沸かせている中,他ブランドのPも沢山いるのに自分の思想丸出しのクソ盛り下がるDJをしたこととかはめちゃくちゃ嫌いですし気分悪いです.ちなみに例に挙げたことはすべてここ半年以内の事です.活動的ですね.
・もうさ,なんなんだお前は.裏方面してなんか制作方面のこと語りたいんならこんな表出てくんなよ,思想まき散らすなよ.俺はさ,シャニマスのコミュ内で描かれるアイドル達や楽曲が好きなわけで「小鳥たちの賛歌」の最後や「#円環を待つ点P」みたいなキッッッッショい謎上位存在のポエムとかどうでもいいんだわ.お前の思想の吐き出し場に,自己満足の,自己顕示欲を満たすためだけのオナニーのための場にシャニマス使わないでくれよ.
・どうしてもオナニーしたいんならもう言えよ,シャニマスは高山のためのオナニー部屋でアイドルたちはオナニーのための道具,オナホールでしかないって.そう言ってくれた方がまだ納得できるわ.じゃなきゃなんなんだよ.アイドルの事オナホールだと思ってないとこんな自己満足的なことをシャニマスでしないだろ,なあ.
・まあ私がここでいくら嘆いたとてシャニマスをオナニーに使ってる高山とその高山とシャニマスを肯定することでオナニーしてる声のデカいオタクがいるのであまり意味ないんですけどね…….
おわりに
・途中からほとんど私的な感情の発露になってしまいましたが,結局のところ「アイドルマスター シャイニーカラーズ」とそのアイドルたちは好きなのでまだコンテンツを離れるつもりはないしライブにも普通に行く予定です.
・別にシャニマス自体が嫌いなわけではないので改善していけばいいなという思いはありますが正直希望薄ですね.シャニマスがコンテンツとして終わるか,私の熱が冷めるか,どっちが先かのチキンレースをしているような気持ちです.勝手にそんなレースすんなよって感じですが.
・結局のところ私がこの記事で何を言いたかったのかというと,「コンテンツ使ってオナニーしてる人間って気持ち悪いよね」っていうことです.シャニマスはそんなプロデューサーとオタクに支えられています.次に見切りをつけるのは私か,あなたか,それとも他の誰かか.誰もそんなことをしなくて済むようになってほしいと思います
それでは,さようなら.