【学マス】学園アイドルマスター GOLD RUSHについての一般成人独身男性のお気持ち表明【ゴルラ】

はじめに

こんにちは,キャラメルです.
2024年10月3日に第一話が公開された学園アイドルマスター初のコミカライズ作品,「学園アイドルマスター GOLD RUSH」,公開当時はとても話題になりましたね.他なる私も学マスではことねPなのでコミカライズの主人公に抜擢されたことをうれしく思った記憶があります.
そんな「学園アイドルマスター GOLD RUSH」(以下ゴルラと表記する)について,現在ネット上で無料公開されている第2話までを読んでの感想,というよりお気持ち表明を書かせていただきます.

著者は一人暮らし21歳男性彼女無し大学院進学予定の大学4年生です(句読点がカンマピリオドになっているのは研究活動用にキーボード設定弄っているから).よろしくお願いします.
アイマス歴は9年目,デレステリリース年からで,主に推しているブランドはデレマス,シャニマス,学マスでそれぞれの担当は佐久間まゆ,コメティック,藤田ことねです.よろしくお願いします.
この自己紹介は勝手にプロファイリングもどきをして色々予想するオタクが嫌いなので書きました.よろしくお願いします.

主旨

まず私のゴルラについてのお気持ちですが,

「2話がシンプルにつまらないうえに不快」

というものが主になります.これを踏まえたうえでこれ以降の文を読んでいただけましたら幸いです.(批判が読みたい人は「2話について」から読んでください).

1話について

まず1話に関してですが,これに関しては私の感想は
「こういう路線のコミカライズなんだ,面白そうじゃん.」
という感じでした.

アイマスのコミカライズは色々なブランドで様々な路線でコミカライズされていますが,大体「原作準拠なもの」「原作のストーリーを守りながらオリジナル要素を入れるもの」「原作の設定を生かしつつオリジナル要素を主とするもの」等々の原作に寄せるか離すかの間でいろいろな形式をとったものといった感じだったと思っています.(原作アリのコミカライズって大体そうかも)

これを前提として考えると,ゴルラはかなりオリジナル要素の強いコミカライズであると言えます.

1話の犬束静紅について

まず良くも悪くも波紋を呼んでいるプロデューサー,犬束静紅(以下犬束P)についてですが,ネームドで天才設定があり原作にないアイドルとの過去設定があり最終的にはアイドルも兼任することが決定しているプロデューサーというのはかなり癖のある設定だなとは思いましたが,アイマスのコミカライズでは公式準拠でもない限り大なり小なりオリジナル要素のあるPが存在することになるのは同じだし,学園アイドルマスターは設定上プロデューサーも学生であり,プロデューサーがアイドルに影響を与えるだけでなく,プロデューサーがアイドルからもかなり影響を受けながらアイドルと二人三脚で進んでいくという要素の強い作品なので,プロデューサーにある程度の設定が存在することは「まぁそういう方向性もあるだろう」という思いでした.

結局はその設定をどのようにストーリーに効かせてくるかの方が重要ですしね.

1話がことね中心の話だったのもあり,この段階では正直好印象も悪印象もなく,といった感じの評価でした.

1話のストーリーについて

次に話の展開,ストーリーについてですが,これは最後の方を除けば正直かなり良かったと思います.

まず冒頭の「アイドルとは」の語りから765プロのメンツによる後輩紹介,ここはかなりアイマスの良さがあったと思います.765プロは現在のアイマス時空において各ブランドの中で明確に先達として描かれているブランドなので,初星学園という第四次アイドルブームに乗っかった存在(アイドル科の設立が2010年頃)である学園出身のアイドルにフィーチャーするための流れとして765プロの語りから入るというのはアイドルの時代性や流れを感じ感慨深ささえある冒頭でした.

その後ことねにフィーチャーしていき,子だくさんの貧困家庭から一獲千金を夢見て初星学園へ進学したものの成績は補習続きと非常に悪く,学費のために毎日バイトに明け暮れる,といった原作通りのストーリー背景が描かれますが,ここのバイト描写と賃金の描写はかなり良かったです.特に賃金をイラスト内に埋め込むという描写は外連味を感じてかなり好きでした.またちゃんとここで自主練している描写があるのもいいですね,ことねがアイドル好きなんだというのが伝わります.

続いて商店街のアルバイト先から無償ですがライブステージをやってほしいと言われるのですがここからはさらに本当に良いですね.金銭的な問題を抱えているため「無償では……」と断ろうとするも今まで受けた恩や信頼を思い返して引き受ける.そしてステージで緊張でアガってしまったけれど,ステージや機器,自分のために商店街の人間がかけてくれた手間とお金を思ってそれに応えるために歌いだす.この描写には本当に藤田ことねというキャラの良さが詰まっていると思います.

ことねは現金な考え方をしたりや裏表のあったりする,完璧に良い人間というキャラクターではないですが,他人からの信用や信頼,期待に全力でこたえようとする良い子なんですよね.これは原作でも割と一貫して書かれているように感じますし,このコミカライズにおいてもきちんとそこが描写さえていてよかったです.また,ここでの歌が「READY!!」という「始まりの歌」なのもいろいろな文脈を感じて,ことねがアイドルを好きでやっているのだという描写もされて,本当に良い流れでした.ちなみにことねの内心の描写に関しては2話も特に不満はなくかなり良いと思っています.公式からのディレクションが入っているのかもしれませんが.

そして犬束Pが現れ,短期間でことねの成績を上げ,ことねとの過去の繋がりも匂わせて,さらに最後で未来時空でことね,麻央,広,犬束Pでユニットを組んで100プロダクションとして東京ドームに立っているということが表されるのですが,正直ここは良い悪いという評価の範疇にないですね,紹介のシーンなので.

なので2話を見て犬束Pについては色々判断したいなと思っていたのですが……

2話について

問題の2話ですね.これは余談ですがTwitter(現X)で「ゴルラ」って調べると話題のツイートで批判ばっかり出てくるのはなんか面白いですね.良い方向で話題になってくれよ.

1話は良いところが多かったのですが,良いな~と思ったのが割と原作のエッセンス強めの部分だったんでオリジナル要素が強くなるとどうなるかな~と思ってたんですが不安的中といった感じですね.

2話のストーリー前半について

順を追って批判します.ちなみになぜ批判を主においているかというと2話で褒められる部分がほとんどなかった(ストーリーの主軸に関しては0)だったからです.

最初の学園長とあさり先生の語りは悪くないですね.描写の都合上というかナレーションの代替感はありますが,内容は普通に良かったと思います.

次にあさり先生と犬束Pのシーン.
これなんですが……

「あさりちゃん」「静紅」で匂わすのキツ過ぎ~~!!!

オタクの考えた匂わせ方過ぎてきつかったですねここほんとに.てか学内の会話で,しかもおそらく描写的に教室の中でこういう匂わせ含みの会話するのってなんか中高生のユーモアというかイキりなんですよね.
専門学生で,しかも既に天才プロデューサーと呼ばれている以上他所での実績があると考えられる,推定普通に20歳は余裕で越えてそうな人間がこのタイプのイキりしているのほんとにキツい.中学生の時に好んで読んでたssとか思い出しましたね.大人ぶってるけどやってることガキだよ
あとアイドルに軽薄な態度取るのは何?プロデューサー名乗るならアイドルに真摯で誠実であってくれよ……
まあここら辺なんてこの後のこと考えたら大したことないのですが……

続いて今回の当て馬にしてかませ犬,最大の被害者こと花岡ミヤビのシーンですね.ちなみにキャラデザ的には好きでも嫌いでもないです.
まあここについては「当て馬の描写下手だな~」って感じです.当て馬のための当て馬キャラって出しやすいので出てきやすいですがにしてもあまりにも当て馬過ぎる.ザ・少女漫画の悪役って感じですね.

【注意】ここからはひたすら犬束Pへの不満になります.

2話ストーリー後半及び犬束Pについて

最初にまず言いたいこととして花岡ミヤビとの並列プロデュースの宣言をことねにするなと.
ここがかなり嫌いですね.本当に.

ことねはこの時点,高等部一年のタイミングでは中等部での補習続き,万年赤点の劣等生のまま進学したということもあってかなり自己肯定感の低い状態です(これは親愛度コミュで深堀りされていますがゴルラ内の描写でもそれは感じられると思います).
そんなことねの前で別のアイドル,しかも中等部4位の実力者でありことねに嫌味を言ってきた張本人をプロデュースする宣言するという行為は徒にことねの自己肯定感を下げる行為で普通にプロデューサーとしてとかではなく人間としてカスだと思っています.これで天才設定ってマジ?

しかもここで犬束Pのプロデュース方針が一部示されるわけですが取った手段は「休養」.本家と同じですね.
まあ本家と同じってこと自体は別に良いと思うんですよね,藤田ことねの設定を原作準拠にするならバイトレッスン漬けの毎日なわけで,その状態での解決法は休養一択になるのは別におかしなことではないので.
問題はそこで取った行動が普通に本家の超下位互換ということにあると思っています.

そもそもことねが休養を取れていない理由は大きく2つあります.

1つは金銭面の問題による多量のバイト
1つは実力に自信がないため受けている多量のレッスン

この2点です.ちなみにこれは親愛度コミュの情報準拠ですが,藤田ことねの持っている問題はプロデューサーが関わる前の時点で積み上げられた問題であるため,原作設定に準拠している以上ことねの抱えている問題については本家もゴルラも変わらないと考えています.

話を戻しますが,本家の親愛度コミュでは,学マスPはこれらの理由,もはや問題といっていいかもしれませんがこれを解決するために,先んじて奨学金の案内をし,また今後稼げる仕事を紹介することを示して金銭面の問題を緩和させ,また逐一褒めることでメンタル面のケアをしつつ,さらに休ませるにあたっても「過労のためパフォーマンスが落ちているから」と正確に理由を伝えています.そして休養日であってもバイトに向かおうとするであろうことを予測して待ち伏せして対策し,休むことを決定づけさせた後,フルーツや栄養のある食事といった食事面のケア含めたアフターフォローも行っています.改めて親愛度コミュを読み返して思いましたが正直ここは完全にパーフェクトコミュニケーションだと感じます.伏見つかさ先生凄いですね.

一方犬束Pですが一方的に休めと伝えるだけで金銭面のケアやメンタルのケアを一切行っていません.正直驚きました.犬束Pが同室の子の話することがケアになると思っているとは正直考えたくないんですが,さすがにそんな考えじゃないですよね……?
しかも並行で花岡ミヤビのレッスンには立ち会っているわけで.この普通の人が見ても目をかけられているのはミヤビでかけられていないのがことねと感じられる状況で,ことね本人にとってはどれだけ自己肯定感を削ることになったかは想像に容易いです.
あとそもそもメンタル面の問題が解決していない状態で休まされたところで十全に休むこととかできなくないですか?ちゃんと考えてる?

この後も書く予定ですが2話において犬束Pには一貫してアイドルに対して誠実に,真摯に向き合って寄り添っている描写がありません.
今のところ,今までの私の知る色んなアイマス作品に出てくるプロデューサー,961プロの黒井社長であったり八雲なみ担当時代の天井努であったりとプロデュースにおいて問題を抱えていることが作中で示されているどのプロデューサーよりもアイドルに対して不誠実なプロデューサーであると言ってしまえると思っています.

そしてオーディションで花岡ミヤビと戦って勝つわけですが,正直ここの描写にも全く納得がいっていません.理由付けが弱すぎる.
まず第一にメンタルの問題をちゃんと改善していない状態で休ませたところで100%の実力なんて出せるわけがないということ.特にことねは過去の積み重ねがありかなり自信を失っているキャラなのでただ休ませただけじゃむしろメンタル面に不調を抱えるのが当然でしょう.

次に,仮に100%の実力であったとしても花岡ミヤビに勝てるわけがないということです.ことねは初星コミュ内で花海咲季に勝ち,月村手毬からもある程度評価を受けていますが,これらとゴルラでの花岡ミヤビとの勝利には大きな違いがあると考えています.

まず花海咲季についてですが花海咲季は高等部入試1位の首席合格者とはいえアイドルとしての経験がなく,レッスンも積んでいない子という前提条件があり,しっかりことねを休ませた上で,さらにバトルはことねの最も得意とするダンスという「相手の劣っている点」「ことねの優れている点」から示される「ことねが勝てる理由」がちゃんと導かれたうえで勝っています.

また月村手毬についても中等部では好成績のエリート(ゴルラ内では1位っぽい描写だが本家では不明)ではありましたが,中等部時代に組んでいたユニット「SyngUp!」が解散してからは暴食や体力の低下,中等部時代から持っていたパフォーマンスをする上での悪い癖(親愛度コミュ準拠)もあり,高等部1年のタイミングではかなりパフォーマンスが落ちていることが示されています.これらを踏まえて考えると,花海咲季・藤田ことね・月村手毬を並べ立てることにはちゃんと作中である程度納得できる理由が示されていると言えると思います.

しかし花岡ミヤビは違います.花岡ミヤビは中等部4位の好成績を持つエリートでかつ中等部時代からレッスン等の研鑽を絶やさず,高等部でも腐らずちゃんとレッスンを受けていることが描写されており,さらにオーディション前に至っては作中で天才と名高い犬束Pのプロデュースも受けています.正直な話,能力があり適切な努力をするエリートに対してただ休んで体調を回復させただけのことねが勝つというのはかなり違和感があります.入試主席の咲季のレベルがあのレベルだったことを考えるとこの時点において花岡ミヤビは高等部においてもTOP4(何なら手毬のパフォーマンスが落ちているから繰り上げでTOP3)の実力があるアイドルといっても過言ではないと思います.
しかもこのオーディションは中間試験と同等の内容,まあどう考えても総合評価されるオーディションであると考えられるのですが,一方学マス世界において,ことねはダンスに長けており,ビジュアルも良いものの歌は下手ということは共通して描かれています.

それなのに,歌も評価されるオーディションにおいてシンプルに実力が高く努力もしている花岡ミヤビにことねが勝てるだけの理由付けが今作には全く見られません.正直「初星コミュで咲季に勝ってるしええやろw」って思いで決めたと言われても納得できるレベルでここには説得力がありません.それともことねは休んで十全の実力を出すだけで高等部TOP3に入るほどの実力者だとでも言うのでしょうか.そんな描写はありませんが.
勘違いしないでほしいのは,私はことねの実力を軽んじているわけではなく,スペックはそれなりに高いもののちゃんと休んで実力を出せるようになってからがスタートライン,そういった物語だと学マスのコミュを読んで理解していましたし,実際ゲーム内での描写はそれに相応したものになっていると感じます.ゴルラのことねはこのままだと描写上ただの超スペックアイドルだったという評価にしかなりえません.ちゃんと書いてほしい.

トップクラスにむかついたシーン

「だから今日―― 今日が初めてなんだよ "藤田ことね"の100%は」

どの口が言ってんだこいつ.ちゃんと担当アイドルに休ませる目的ぐらい言ってからドヤれよ.今のとこの描写だとイキってるド無能だぞお前.

そして藤田ことねに大した描写上の説得力もないまま負けた花岡ミヤビは自分の口で自分の実力不足を認めさせられ泣きながら逃げていくわけですが,

いや犬束お前短期間でも担当したんだから責任持たんかい.
アイドル志望の高校生泣かせて放置するなよクズか?

という感想につきます.花岡ミヤビは確かに嫌味な奴で悪意を持って行動していた人間ではありますがしかし初星学園においてアイドルを目指して日々研鑽を積み,そのうえで好成績を修めていた女の子でもあります.

そんな女の子を自分の目的のために利用してアフターフォローもなしに放っておくのは正直クズとしか言いようがありません.アイマスDSにおいて秋月涼を876プロから女の子としてデビューさせることを強制したやつらに並び立てるかそれ以上にクズです.

「ことねだけ 私が惚れ込んだアイドルはことねだけだよ」

ゴミ

花岡ミヤビをかませ犬として利用したことを隠そうともしていません.普通に花岡ミヤビがかわいそうすぎる.彼女も1アイドル志望生ですよ?
アイドルマスターって自分のアイドルの為なら他のアイドルを軽んじて蔑ろにして捨て駒にしていいって考えを是とするコンテンツでしたっけ?

あとこれでことねのメンタル面のアフターフォローをしたみたいな描写になっているのも腹立ちますね.勝った後で褒めるなんて誰でもできるんですよ.ことねの場合普段からや事前のケアの方が大事でしょ?

そしてここからのセリフが本当に嫌いなんですが

「少しずつ"信頼"を積み重ねていくとするよ」

現在進行形で俺からは信頼消えて行ってるけどねお前

「今日のオーディションは初星学園”授業料免除”を懸けた特待生試験だった」

最初から言えよ.お前勝っても特にメリット無くて負けたらプロデューサーが離れるって思ってるオーディションを前に大したケアもされずに言われた通りに休んでたことねのことちゃんと考えてたか?なあ,おい.

やってることを見るとはただただアイドルにちゃんと向き合ってないプロデューサーってだけにしか感じられません.自分の中にある「自作最強計画」を実行するために他人に何も告げずに行動するタイプの賢しいガキにしか見えません.学マスPの爪の垢でも煎じて飲んでほしいです.ていうか10年前から関わってたのに入学したて関わりたての学マスP以下のことしかできてないの普通に無能寄りでは?今まで何してたんですか?

今回これを書くに至って親愛度コミュを読み返しましたが本当に親愛度コミュのPは優れています.藤田ことねの問題にちゃんと向き合い,真摯に取り組み,アイドルとの意思疎通もちゃんと図りながら行動と結果で信頼を勝ち取っていく,まさにサクセスストーリーの序章といった感じです.

勘違いしないので欲しいのですが,別に私は原作至上主義者というわけではなく,こういったコミカライズ作品でオリジナル要素があることにはかなり賛成寄りです.ジムシャニとかゲッサンミリオン,ミリオンBCとかはオリジナル展開かなり多いですがちゃんとアイドルの設定やキャラクターの魅力を活かせていると思いますし大好きです.本作に関しては1話目で面白くなるかなと思っていたオリジナル要素がことごとくつまらない要因にしかなっておらず,本当に残念です.

あとこれは2話を読んだ時点から思っていたんですが,一回ゴルラから学マスのストーリーの背景情報や学マス本家での藤田ことねの魅力を抜いて考えた時,つまり作中の描写だけで見た時,普通にこの2話目はつまらないです,漫画として.
展開も雑だし大した理由付けもなくエリートに勝ててしまっているからキャラの魅力が作中での実力に全く追い付いていません.プロデューサーも何がすごいのか全く分からない,すべての要素が浮いている漫画という感じを受けます.
例えて言うなら 創作初心者がやりがちな,描きたいシーンだけが頭の中にあってそのシーンに繋げるまでのストーリーの整合性や読者が納得できるだけの描写が足りていないような物語,そんな感じでした.

おわりに

色々書きましたが正直まだ2話なんで全然"見"で良いと思います.普通にめちゃくちゃ面白い漫画でも序盤の方は全然つまらないとかはよくあるので.
じゃあなんでこれ書いたんだよっていうと普通に学マスのコミカライズとして期待していたラインをはるかに下回るものだったからです.あと1話に対して2話がつまらなさすぎる,洋画の続編か?

個人的な今後の不安としては広と麻央の描写やストーリーがどうなるかですね.広はそもそもとしてアイドルとしての成功を求めていないアイドルですし,考え方や感じ方もアイドルの中では特殊です.そしてその特殊性が一種の魅力をなしているので,ここの描写次第では途端に魅力の薄いキャラになってしまいます.あと本家のシナリオのクオリティが普通に高い.
一方麻央は成功を求めているアイドルですし,本家のシナリオもクオリティがそこまで高くないのでそこだけ見るとハードルは高くないですが,個人的には親愛度コミュで扱っていたテーマとその解決策がかなり好きなのでそこを軽く扱われるとかなり厳しいですね.麻央の物語はかなりちゃんとした自己容認をテーマにしていると思っているので.

展開に対しての信頼が現状全くないのが難しいですね.これからの展開がどうなるかわかりませんが,個人的な望みとしては少しずつ"信頼"を積み重ねられるような面白さを供給していただけるとありがたいなという思いです.少なくとも現状ではこのクオリティの物に金を出す気にはなれないので来週の3話無料公開を待たせていただきたいと思います.

以上,オタクの一人語りことお気持ち表明でした.

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