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藝祭2023「いま、ここで」御輿渡御を見に行った


9月3日の日曜日、上野で行われた藝祭御輿渡御を見に行った。先だって9月1日に行われた御輿パフォーマンスで商店街賞を受賞した御輿が、藝大サンバ部によるサンバパレードで上野の街を練り歩く。
本当は初日に行き御輿4体全てを見たかったのだが、あいにく仕事の予定が入っており。ならばせめて最終日に、と駆け付けた。

見たいと思ったきっかけは、今年の冬にTSUTAYAでレンタルした漫画『ブルーピリオド』。東京藝術大学を目指す受験生の話で、若さとも芸術とも遠いオバサンの私にも刺さりまくる言葉がたくさん、たくさんありすぎた。
さらに後から知ったのだが、YOASOBIの『群青』もこの作品にインスパイアされたとか。漫画を読んでから聴くと、世界観を忠実に、かつ核心を見事に抽出した歌詞の素晴らしさに言葉を失う。どちらかが好きな方はもう一方も知って、ぜひ併せて味わっていただきたい。

そして漫画を読んだ方は、ぜひ来年の藝祭を訪れていただきたい。8〜9巻で描かれる藝祭の準備期間を知ってから見る御輿と法被の感慨深さたるや……‼︎
パレード参加の藝大生のみんな、かっこよくてかわいくて、本当に「いま、ここで」楽しんでいた。倍率20倍、現役合格に至っては実質倍率100倍とも言われる超難関・狭き門の入試を乗り越えて楽しむ姿を見て、本当に良かったね!と母目線から泣きそうになった。私が布教した友人(50代女性)は藝祭初日に訪れ、全く同じ気持ちだったと言っていた。彼女とは来年は一緒に行く約束を交わしたが、たぶん一緒に泣く。

上野の商店街の道は狭く、熱中症対策でこまめに休憩をとりながらの渡御だった。後半の休憩ポイントで間近で見ることができた、龍の御輿。写真では伝えきれない、息吹を感じる龍がそこにいた。目、まつ毛、爪、うろこ、細部まで作り込まれていた。圧巻。
藝大生達が優しく撫でたりしてるから、たぶんあの龍、生きてる。

かっけー!!
という感想しか出てこない


『ブルーピリオド』は現在14巻まで出てます。

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