7日間ブックカバーチャレンジ〜1日目
ごく狭い世界で細々とやっているFacebookで、大学の友人から回ってきた「7日間ブックカバーチャレンジ」。読書家の友人の投稿を楽しく読んでいたところ、急に渡されたバトンにびっくり。さてどうしたものか……と小一時間ほど本棚(漫画棚)を眺めていたら、意外にも紹介したい本があちらこちらに。7日間、いけそうだ。たぶん。ただ、連日行けるかは不安だが……。
友人がその本にまつわる思い出も書き記しているのでそれに倣いたいところだったが、語りたがりで長文癖がある私。外出自粛の今は比較的時間があるが、半生を振り返っていたら現世の業務(家事)が滞って反省する未来の自分が見えたのでやめた。
(実は試しに1冊のチャレンジを書いてみたら、言葉遣いや出典なんかを確認しながら3〜4時間ばかりかかってしまった。想いはあれど筆が追いつかない悲しさよ)
という訳で、本来の趣旨でいきます「ブックカバーチャレンジ 1日目」
ごく最近、長女の勧めで読んだ2冊。
『僕が愛したすべての君へ』
『君を愛したひとりの僕へ』
著者は乙野四方字(おとのよもじ)氏、同時刊行。舞台は「人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いてることが実証された世界」、いわゆるパラレルワールド。主人公の男子・日高暦が、離婚した両親の母親についていった「僕」バージョンと、父親についていった「俺」バージョンの、それぞれの世界でのそれぞれの恋愛が描かれている。
まず、どちらから読むか?問題。これはもう直感で選ぶしかないが、私は帯の「切ない物語が好きな方は」という言葉に素直に従って『僕が〜』(僕バージョン)を先に読むことを選んだ。読了後、たしかに“切ない“けど、どちらかと言えば“悲しい”じゃないかな?という感想。それに、まだ不可解な部分がある。
それが補完されるんだろうなと『君を〜』(俺バージョン)を読み始める。ふむふむ、こっちの世界の暦はこんな感じなのね、と思いながら読み進める。どんどん読む。そして読了。なんということでしょう……僕バージョンで感じた“切ない“気持ちがさらに高まったのです……‼︎
そして再び『僕が〜』の「終章、あるいは序章」を読み、おお……と唸る私。読み終えたのが深夜でなければ、また読み直していたに違いない。
どちらも2時間くらいで一気に読めたので、一日空いている日の朝から読んで、それぞれ2巡するのがオススメです。
「長女を産んだ世界の44歳の私」だから出逢えた本。読書好きの娘に育ってくれて良かった。どっちから読むか問題は、やはりわからない。「『君を〜』を先に読み始めた並行世界の私」は、どう感じているのかな。永遠に知ることはできない。
ただ「読んだ本の内容を結構忘れてしまうこの世界の私」なので、数年後にはまっさらな気持ちで読める気もする。その時の私が今度は『君を〜』を先に読むことを忘れないように、ここに記す。
▼以下は、定型文
【7日間ブックカバーチャレンジ】
「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ」で、好きな本を1日1冊、7日間投稿するというものです。
参加方法は【自分の好きな本を1日1冊、7日間投稿する】
ルール
①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ
②その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする
③バトンのスルーOK&次の人を指名するかどうかは気分次第で。
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