オーストラリアでの仕事の探し方〜板金塗装編
こんにちは!シドニーのレストア屋です。
以前の記事で、手に職を持っていればオーストラリアでは仕事に困らないことはお伝えしました。
今回は、具体的に仕事の探し方について掘り下げてみたいと思います。
最も効果的な方法はズバリ 履歴書を持って目ぼしい職場に直接訪問する です。
私も最初は勇気がいりましたが…。
この方法が1番効率がよく、且つ職場の雰囲気も確認出来るためオススメです。
これ以外にも仕事探しの方法はいくつかありますので、
それぞれのメリットやデメリットも交えてお伝えしたいと思います!
オーストラリアで板金塗装の仕事をみつける方法
オーストラリアでの仕事の見つけ方はいくつか方法があります。
私はこの4年間で8か所ほどの職場に務めましたが、いろいろな方法で転職先を見つけてきました。
①履歴書を持って突撃訪問
一番初めはオーストラリアでの職探しの術がわからなかったので、
日本から用意してきた英語の履歴書(レジュメといいます)をプリントアウトし
google mapにて近所の板金屋エリアを探しました。
こちらでは一般的な板金塗装の修理工場を smash repair(スマッシュリペア) と呼びます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677485370772-XhpWPLejvR.png?width=1200)
この地図はシドニーのFive Dockという修理工場が多いエリアですが、
この赤いピンは全てsmash repairのお店です。
このように、仕事をしたいエリアに目星をつけてgooglemapで検索すればお店は簡単に見つかります。
あとはこれらのお店に突撃訪問するだけ。
突撃訪問のメリットは、お店や従業員の雰囲気を確認出来るということです。
「仕事を探しているんだけど‥」という感じで話しかければ、大体は嫌な顔せず対応してくれますよ。
たまに超失礼な態度で追い払われることもありますが、、、めげずにいきましょう!!
ホワイトカラーの仕事などだと 履歴書を50件配っても音沙汰無し…という状況が普通にあるそうです。
私達のような技術職の仕事は非常に仕事が見つけやすいですよ!!
②求人サイトから応募する
オーストラリアで有効な求人サイトをいくつかご紹介します。
これらの求人サイトには常に大量の求人が載っていますので、
何件かレジュメを送ったり問い合わせをしてみたら、すぐに反応が帰ってくると思います。
大体のお店はfacebookや自分のHPを持っているので、問い合わせの前にお店を確認すると良いですね。
求人の量はシドニーがいちばん多いかと思いますが、
大都市(ブリスベン、メルボルン)もそれなりの件数があるはずです。
これらの求人サイトから連絡するとメールか電話がくるので、インタビュー(面接)の日程を決めましょう。
家に居ながら何件も応募できるので 労力を使わずに済むのがメリットですが、
私は職場の雰囲気を前もって確認したいタイプなので、正直失敗することも多いです。。
③板金業界のコネを頼る
この国でいちばん有力な方法です。
日本でもそうですが、良い噂、悪い噂は業界の中で回りますよね。
そして良い職場は、求人が世に出る前に人が決まってしまいます。
ですので、業界内の人脈作りは非常に重要です。
オーストラリアの板金塗装仕事にまつわるトラブル【体験談】
私が今まで経験した仕事や、仕事探しにまつわるトラブルをシェアしてみたいと思います。
給料が支払われない
あれはオーストラリアに来て初めてゲットした職場でのこと。
その頃はオーストラリアの給料システムをきちんと把握していませんでした。
その職場は週払いだったのですが、初めての週の給料は「“デポジット”として預かっておく」と言われました。
当時は「へ〜え、そういうものなのかあ〜」と思っていましたが、今考えたらありえません(笑)。
そしてそのうちすぐに給料の支払いが滞るようになりました。
給料を支払ってください!!!
と催促するも、
うちの家計が苦しくて困っているんだ…。もう少し待ってくれないか?
神に誓って支払いは約束する。
と、ボスの家計の事情を給料滞りの言い訳にされました。
オーストラリアに来たばかりの私、英語のやり取りもままならず、ボスとの会話もほとんど理解出来ていなかったので
完全に足元を見られていたのでしょう…。
結局$1000ほど未払いのまま私は職場を去りました。
仕事をしない同僚
以前の職場で私は頭を抱えました。
オーストラリア人、隙あらば仕事をサボろうとします。※もちろん全員がそうというわけではありません。
以前の職場にいた人物なのですが、彼をNとします。
Nは塗装チームのリーダー的な役割を担っており、毎朝彼が仕事の割り振りをしていました。
仕事を振り分けるのは良いのですが、すべての仕事をチームメイトに振り分けて、自分は何もしないという…。
私や同僚は忙しくて大変な思いをしている中、
彼は工場内を暇そうにぶ〜らぶらしていたり 板金チームと悠長にトークしていたり。
流石に頭にきて何度か意見をしましたが、変わりませんでしたね〜(笑)。
これがこちらの働き方のスタイルというものなのでしょう。
アポイントの約束が守られない
ある時私は転職先を探しており、同じ業界の友人に相談し紹介してもらった職場がありました。
職場のマネージャーとアポイントの約束を取り付け、その日付に職場に向かいました。
しかし‥。約束の時間になぜかマネージャーは不在。その後の連絡も一切ありませんでした。
ここはオーストラリア。一筋縄でいかないことがたくさんあります…。
オーストラリアでの仕事探し、可能性は無限大だ!!
今現在の私の職場は 実は上記のどれにも属さない方法で見つけました。
何件かのパネルショップで働き、こちらでの仕事にも慣れてきたころ。
私はもともと、クラシックカーやビンテージカー、マッスルカーなどの特殊な車が好きでしたが
シドニーに来た当初はそんな私の欲望は二の次。
「働けるのならどんな場所でも頑張ろう。」というスタンスでしたので
一般的な事故車の修理をメインに扱うショップで働いてきました。
しかしやがて、それでは仕事内容に満足がいかなくなってきたのです。
「レストア仕事がやりたい…!!」
そこで私はレストレーションの工場にfacebookからダメ元でメッセージを送りました。
するとそこのボスから「工場に来て話そう」と前向きな返信が!
緊張しながら翌日に車を飛ばし、工場へ向かいます。
一段と気合を入れてインタビューに挑んだのですが…
カジュアルなトークの後 あっさりと採用が決まりました。
このショップは求人募集をまったく出さない会社なので 正直働けるとは思いませんでしたが、行動力が身を結んでくれました。
オーストラリアは何事にも柔軟性があるので “とりあえず行動してみる”と可能性が大きく広がります!
また、オーストラリアの良いところとして、転職のしやすさ があります。
転職することが自身のキャリアアップと直結
転職にネガティブなイメージはない
給料面が前職を下回ることはほぼ無い
私はもともと一つの職場に長く居続けることが出来ないたちで、日本ではわりと浮いた存在でした(笑)。
なので、そういった目を気にしなくて良いのは私のスタイルに合っていて有り難いです。
日本の常識は世界の非常識!
俺は日本で収まる器じゃねー!って方は是非海外に目を向けてみて下さい!