[ダイハツ・ロッキー]キャラクターを引き立てるハイブリッドグレードと、実はダークホースなエンジングレード 1 カー&モビリティメディア「car barn」/ SHINGO.naka 2021年12月23日 23:36 マイナーチェンジにて待望のハイブリッドモデルが追加となったダイハツ・ロッキー。エンジンは発電、駆動はモーターのみとなる「e-SMART HYBRID」により、どんな乗り味となったのか?? ハイブリッドモデルは、専用グリルが備わる。カタログ燃費は、28.0km/L(WLTCモード)。 ハイブリッドシステム搭載による重量増(約90キロ)&モーター駆動によるトラクションアップを受け止める為に、ハイブリッドモデルは5穴ホイールとなるのも特徴。 SUVらしいワイルドさを演出する要素が随所に感じられる内装。モニター&ユニットがドライバー側に角度が付き、コックピットレイアウトになっているのが好印象。また、電動パーキングブレーキも搭載された。 個性的なプリント模様を持つシート。さながら、アウトドアに役立つ撥水シートを意識した様にも感じた(実際はファブリック)。内装面でも、キャラクターを際立たせるのに一役買っている。 コンパクトながら、リアシートのスペースは活用可能な広さ。身長183センチの筆者が座ると、高さ方向は拳一個分の余裕はある。足元にスペースがないのは、車格通り。しかし、短距離ならば座ってられるレベルだった。 ラゲッジも、車格からしたらスペースを捻出した方と考えたい。用途によるが、キャラクターとしては十分な容量と思える。 ハイブリッドは、モーター駆動を全面に活かした乗り味。スムーズでありながら、力強さもどことなく感じられる加速。しなやかな足回りに、微弱ながらもダイレクト感が伝わるハンドリング。常用域での満足度は、かなり高いと思われる。S-PEDAL(ワンペダルドライブ)は、ノートに比べては減速感は弱いものの、街中でのスピードコントロールには役立つ扱いやすさは十分にある。 欠点は、エンジン音。オーディオレスで試乗したが、アクセルを踏み込んだ加速の度に発電エンジンが始動。車内の遮音効果+モーター駆動により静粛性が高い分、エンジン発電時の音が目立ってしまう印象。オーディオ音量で相殺出来れば良いのだが、気になったのは確か。 同時に試乗した1.2リッター・NAエンジンモデル。どうしても、ハイブリッドモデルの影に隠れてしまう存在だが。実はこのモデル、かなり優秀さを感じられる仕上がりになっていた。燃費は20.7km/L(WLTCモード)。 エンジン自体はかなり静粛性が高く、むしろ前述したハイブリッドモデルの発電時の方が騒音と感じてしまうぐらい。加速のトルク感はハイブリッドのモーター駆動に分があるものの。全体を通してフラット感がある乗り味を実現しており、むしろ"運転しやすさ"はエンジンモデルの方が上だと思った。購入を検討している方は、ぜひ乗り比べてほしい! いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #車 #自動車 #ハイブリッド #新車 #ダイハツ #試乗 #ロッキー #SUV #試乗レポート #コンパクトカー 1