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GR86・プロトタイプ現る!外観&内装レビュー
「よりアグレッシブに、よりスポーティーに」
満を持してフルモデルチェンジとなったトヨタ・86&スバル・BRZ。
多くのパーツを共用する兄弟車でありながら、7月に発売となったBRZに対して、トヨタ・86から改名したGR86は、まだ発売アナウンスを待っている状態。
現在は絶賛プロモーション中である。その一環として、プロトタイプモデルが全国のGRGaregeにて展示が行われている。
そしてついに、筆者の居住地である宇都宮でも行われたGR86・プロトタイプ(以下:86プロト)展示に参加。
初めてお目にかかれた86プロトの印象と共に、既に発売されている2代目BRZとの外観・内装の比較記事をお届けする。
協力店・GR Garage 宇都宮 つくるま工房
https://www.corolla-tochigi.co.jp/file/special/33201/386/gr_garage_utsunomiya_tsukurumakobo/
協力店・栃木スバル 宇都宮店
https://www.tochigi-subaru.jp/
■GR86・シャープさを纏う外観
展示されていたGR86のボディカラーは、筆者の予想外のグレーだった。
各媒体でも紹介されているレッドやホワイトの印象が強いだけに、冒頭から変化球な始まりとなった。(展示車両のボディカラーの指定が出来ないという内部事情らしい。)
しかしこの変化球が、キレの良いな絶好球でもあった!
おそらくマグネタイトグレーメタリックと言われるこのグレーは、ガンメタリックの様なマッシブさを感じられると共に、車体各部のブラックアクセントとの相性も抜群に良く、全体的にクールな印象を受ける。筆者としては、かなり好みなカラーだった。
そして、エクステリアに目を向ける。
スポーツカー然としたボディラインは言うに及ばず。特徴的なのはフロントフェイス。
センターに装着される大型のハニカムメッシュグリルが、いかにも”走りのイメージ”を覚える。
新たにサイドに追加されたエアアウトレット。機能性と共に、視覚的にも「走り」のクルマである事を主張するアクセントとなる。
リアハッチに「GRロゴバッジ」が付いていない。これがプロトタイプを見分ける指針らしい
内装に目を向けると、GRのブランドカラーであるブラック×レッドを全面に押し出したスポーティーなインテリアデザイン。
液晶メーターのスタート演出にもGRが追加された。
全体の雰囲気から察するに、かなり完成度が高い。実際に見てみると、この状態で「まだプロト段階」とは言い難い仕上がり具合だった。
おそらく残すは最終調整ぐらいで、市販版は”ほぼこのプロトタイプと同等”レベルで出てくるだろうと筆者は予想する。
■BRZとの比較
兄弟車にあたるスバル・BRZとの視覚的違いとなれば、フロントフェイスの造形だ。
ルーバー形状を取り入れたグリル&フィンを備えるサイドガーニッシュのBRZに対して、GR86は前述した大型ハニカムグリル&開口形状のサイドガーニッシュとなる。
リアの違いは、エンブレム程度と予想
また、内装に関してもキャラクターが分かれる。
全体的に黒基調でシックなBRZに対して、86プロトでは所々に赤を取り入れたツートン構成となる、アクティブさ際立つ雰囲気だ。
最後に、乗り味についても触れておこう。
BRZ試乗時は、2.4リッター化でのトルクアップ&ダイレクトなハンドリングにより、ワンランク上のスポーツカーを運転している様な楽しさ・ドライバビリティの高さがあった。
試乗したBRZは、STIエアロ装着車
その際に関係者より聞いた情報によると、GR86はアクセルレスポンス&ハンドリングの味付けが異なり、より”リアルスポーツ感”の高い味付けとなっている模様らしい。
今回の86プロトは運転が出来なかった分、いち早く"その感覚"を味わってみたいものだ。
■「いつ発売になるんだー??」が本音
ついに、お目にかかれたGR86(プロトタイプ)。
先代に比べシャープ且つスポーティーさを増したエクステリアデザインに、アップデートが図られたエンジン&足回り。
年内発表と言われながら、今か今かと待ちわびているユーザーも多い1台であるのは確実だろう。
その様なユーザーさんと共に、そろそろ吹き荒れるであろうGR86旋風を、筆者も心待ちにしていたい。