アルファロメオのジュリエッタはどんなクルマ!?
今回はアルファロメオ ジュリエッタ コンペティツィオーネを、エクステリアやインテリア、その他色々な面から写真を元にご紹介したいと思います。
エクステリア
まずは外観のデザインですが、さすがイタ車とでも言うべきセンスの良さで、フロント、リア、サイドとも、ちょい太めの豊満ボディではありますがバランスよくまとまっています。
ただし、昔のアルファロメオに比べるとパンチ力が無いのは否めません。
フロントマスクは従来のアルファロメオに比べるとライト部分が大きいです。
と言うか、ライトに限らず全体的にデカいです。ジュリエッタってイタリア女性の名前ですが、これじゃあ自称ポッチャリ、実態はおデブ系女子ですよ。
そんなジュリエッタ嬢のボディサイズを明かしてしまうと…
全長:4,350mm
全幅:1,800mm
全高:1,460mm
ホイールベース:2,635mm
トレッド 前/後:1,555mm/1,555mm
車両重量:1,400kg
全幅1800…くぅ〜まごう事なきデブ。。
私の住んでいるマンションの機械式駐車場の場合だと、片側3cmずつしか余裕が無いので大変です。幅だけでなく車重も結構あります。
フォグランプ・トランク
フロントマスクにはフォグランプが付いています。薄暗くなってきたときや、ライトを点けるほどではないときなどに点灯させると便利です。
フォグランプを点けると、ヘッドライト横の四つのLED灯も同時点灯となります。LED灯は本来ヘッドライトやフォグランプを点けていなくても常時、点灯しているものらしいですが、設定で切ることもできるのでディーラーでお願いしてOFFにしてあります。
暗いとこでのリアランプ点灯時はこんな感じです👇
なんや、この冗談みたいな顔は… 魚の顔を正面から見たようなリアランプです。
リア部分に付いているフォグランプは点けるとかなり眩しく、後続車から怒られそうなので基本的には使わない方が良いと思います。分かりにくいけど、点けるとこうなります👇
リアフォグランプの用途は霧の中とかでの衝突防止ですかね。
トランクに関しては結構広いです。
たよりになる収納スペース。ゴルフバッグとかもいけそうです。ゴルフしないから分からんけども。
足回り
お次は足回り関係です。ジュリエッタの駆動方式はフロント駆動のFFで、タイヤは前後共に225/45R17。コンペティツィオーネの純正タイヤはドイツのコンチネンタルです。
サスペンションは前がマクファーソンストラット式(スタビライザー)、後ろがマルチリンク(スタビライザー)となっています。
ホイールは17インチで、フロントブレーキはブレンボの4ポッドキャリパーを装備。このブレーキについては少し癖があり慣れるまでガックンブレーキ気味になります。制動力についてはさすがブレンボ、安定(過剰?)な制動力を発揮します。またアルファレッドに塗られたブレーキは見た目もカッコいいです。一個下のグレードとなるスプリントだと、このブレンボの赤い4ポッドキャリパーは付いていません。
ホイールに関しては、個人的にフラッグシップモデルのクアドリフォリオヴェルデに装着されている18インチホイールがカッコいいと思っていて、実は後からホイールを交換しました。
インテリア
お次はインテリアについて。私のジュリエッタの内装は黒基調です。ハンドル、シフトブーツ、シートは黒革で赤いステッチがカッコいいです。ハンドルの真ん中にはアルファロメオのロゴがあしらわれています。
メーター類は四つの丸型で針表示。一番左の大型はスピードメーター、一番右の大型はタコメーター、真ん中に二つある小型のメーターは左が燃料計で右は水温計。そして真ん中下段には液晶パネルがあり、そこに表示されているのは走行距離や時間、外気温、エラー表示など。
エラー表示は液晶画面の左下に出ます。上の写真だと「❄️」マークが出ていますが、それは気温がマイナス1.5℃と言う極寒時に点灯するマークです。私は普段、アイドリングストップ機能をOFFにしているため、その場合、この左下スペースにSマークに斜線が引かれたマークが出ています。
アイドリングストップ機能って個人的にあまり好きじゃないんですよね。あとイタ車の機能をそこまで信頼していないので。いくら今時のアルファロメオは故障しにくいと言っても頻繁に自動ON・OFFするのってなんか壊れそうで…まあ偏見なんですけど。
そしてセンターコンソールから助手席側に目を移すと、まずカロッツェリア製のカーナビが付いています。
これは前オーナーが変えたものです。バックカメラ機能、ワンセグTV、音楽、ラジオ、ナビ、なんでもござれの賢いヤツ。壊れたら全部が駄目になるのはここだけの秘密です。ちなみに純正のオーディオ(音楽&ラジオ機能のみ)はトランク内に転がっています。
次にナビの真下に付いている五つのスイッチですが、左からフロントフォグランプ、リアフォグランプ、アイドリングストップ機能OFF、集中ドアロック、ムーブライト機能OFFになります。
それぞれスイッチを下に押せばON・OFFします。ただしポンと瞬間的に下げただけでは反応しなくて、ちょい長押し気味(一秒くらい)に下げる必要があります。
それぞれの機能について説明しますと、リアフォグランプは前述の通りかなり眩しく後ろのクルマに迷惑なので基本使いません。集中ドアロックは走り出せば勝手に働き、ムーブライト機能というのはライトを点けているとき、ハンドルを切った方向にライトが自動で向くというもの。名称は私が勝手に命名。スイッチ類の下の三つの丸いダイヤルはエアコンです。運転席側と助手席側でそれぞれ温度設定が可能です。
助手席側のダッシュボードは収納が付いてて車検証を入れてあります。まあ一般的な感じ。さらに運転席の足元に目をやると、シルバーのアルミペダルが三つキラリと輝いています。
一番右がアクセル、真ん中ブレーキ、左は足置き。マットは黒基調で赤くジュリエッタの文字が刺繍されています。助手席のマットも同じデザインです。
ドアステップはアルファロメオのロゴが刻印されたシルバーのプレートがあしらわれていてカッコいいです。
写真にちょっと写ってますけど、シートは電動。前後と高さ、リクライニングが調整できます。手動に慣れた貧乏人としては電動の遅さがもどかしい。ちなみに運転席側シートには位置記憶機能があり3パターンのシート位置を記憶させられます。一つは運転するときのポジションを記憶させ、もう一つはシートを倒して寝るときのポジションを記憶させました。笑 助手席側のシートも電動だけど記憶機能はなし。この電動シートって壊れたら最悪だよね、と思うは私だけでしょうか…
次にバックミラーと室内灯。
室内灯は青白い光で高級感があります。バックミラーには謎機能が付いていて、例えば後ろのクルマがハイビームなどで眩しいとき、ミラーが自動で暗くなるとかならないとか…ディーラーの営業さんに説明を受けただけなので真偽のほどは不明です。
カップホルダーについては物申す必要あり。
カップホルダーは運転席と助手席の間に二つ分用意されているのですが、しかしながらこのホルダーの位置がダメダメです。何がダメかと言うと肘掛けとの位置関係にあります👇
肘掛けを下ろすと見事にカップホルダーの真上にきます。500mlのペットボトルだと当たるし、仮に缶コーヒーや350mlのペットボトルだとしても、そもそも取るのに難有り。
これは普通に考えて分かりそうなもんですが、イタリア人はこんな事は問題にしないのかな。ちなみに、この二つ以外にカップホルダーはありません。
エンジン
最後に心臓部とも言えるエンジンについて書いておきます。
私のジュリエッタは中級グレードのコンペティツィオーネなので搭載されているエンジンは直列4気筒1.4リッターターボのマルチエアエンジンです。
カタログ上のスペックは…
最高出力125kW(170PS)/5,500rpm
最大トルク250Nm(25.5kgm)/2,500rpm
となっています。特筆すべきほどの動力性能ではありませんが、最大トルクが2,500回転で発生するのは乗りやすいエンジンと言えるでしょう。
ちなみにフラッグシップモデルのクアドリフォリオ ヴェルデには、直列4気筒1.75リッター直噴ターボエンジンが搭載されています。最高出力173kW(235PS)/5,500rpm、最大トルク340Nm(34.7kgm)/1,900rpmのハイパワーを発揮するエンジンで排気量の割にはかなりの高性能です。当然クアドリフォリオヴェルデの方が欲しかったのですが私が購入した2015年当時はマニュアルミッションしかなく、AT限定の妻が乗れないためNG。今はATモデルもラインアップされています。タイミングが合いませんでした。
上の写真が1.4Lエンジンルームです。赤いヘッドカバーとアルファロメオのロゴがお洒落。さすがに往年の3リッターV6エンジンのような迫力はありませんが、それは当たり前ですよね。
TCT
変速機は特徴的です。アルファロメオと言えば従来はセレスピードが有名でしたが、このシステムは故障も多かったと聞きます。それに対しジュリエッタに搭載されているのはTCTと呼ばれる2ペダル マニュアルミッションで、セレスピードの進化版とでも言うべきものでしょうか。
D.N.A.システムと呼ばれる3種類の走行モード機能が付いているのが特徴的です。
エンジンを掛けると、標準の「Nモード」から始まります。これはいわゆるノーマルモードです。ジュリエッタに慣れてくると街乗りでもこのNモードでは物足りなくなってきます。タコメーターを見てると2,000回転でシフトアップされるので、当然最大パワーはおろか最大トルクに達する前にギアが変わります。そのため街乗り時のエンジン回転数は1,500回転〜2,000回転の間を行ったり来たりといった状態で、ジュリエッタの大柄ボディには少しもたつく感があります。
また、変速時の挙動も滑らかではありません。国産のCVTに慣れ過ぎていたため余計にそう感じるのでしょうが、ATとして見た場合でも国産に比べるとやはり気になります。そのためか渋滞や車庫入れなどの極低速時のギクシャク感を少し感じます。これはいわゆるマニュアルベースのため致し方ないのですが、好き嫌いが分かれるところです。まあ、イタ車であるアルファロメオはマニュアル車でガンガン走るのが本来の楽しみ方なのでしょうね。
「Dモード」(ダイナミックモード)はいわゆるスポーツモードですが、「D」モードにすると、全体的にパワー・トルクとも厚くなり、シフトアップのタイミングが2,500回転超になります。Nモードに比べてパワー感の違いは如実に体感することが出来ます。
以上、我が愛しのジュリエッタ嬢を多角的に紹介してみました。
ジュリエッタの購入を検討されている方がいらっしゃいましたら参考にしていただければ幸いです!
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