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東京ステーションギャラリー「吉村芳生 超絶技巧を超えて」展 【東京都千代田区】
2019年1月13日(日)
今日は東京駅の東京ステーションギャラリーで開催されている「吉村芳生 超絶技巧を超えて」展を見に行ってきました。
珍しく車ではなく電車です。東京ステーションギャラリーは東京駅の丸の内北口改札を出たすぐのところにある丸の内北口ドーム内に入口があります。
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ドームを下から見上げたところです。撮影スポットのようで色々な人が上を見上げて写真を撮っていました。
東京ステーションギャラリー
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ギャラリーは1Fが受付、2F、3Fが展示室になっています。
まずは、吉村芳生氏について書いておきます。
吉村芳生
1950年、山口県に生まれた吉村芳生は、版画のフィールドで内外の美術展に出品を重ね、いくつかの美術館に作品が収蔵されるなど、高い評価を得たが、その評価は一部にとどまっており、決して知名度の高い作家ではなかった。
1990年代以降は、山口県展や画廊での個展が中心の地道な活動を続けていたが、それが一変したのは2007年のこと。吉村が57歳のときである。この年、森美術館で開催された「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展に出品された作品群が大きな話題を呼ぶことになった。
その後、各地の美術館で作品が展示され、特に山口県立美術館で開催された個展には多くの観客が押し寄せた。遅咲きの花として、快進撃を続けていた吉村は、しかし、2013年に突然亡くなってしまう。
吉村芳生の作風は鉛筆や色鉛筆による細密画で、今回の展示会も「超絶技巧を超えて」と銘打たれています。
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吉村芳生は新聞紙に自画像を描いたシリーズなど、自画像ばかり描く作家だったようで、今回の展示会も自画像率がやたら高かったです。イケメンナルシストだったのかと言うと、自画像を見る限り、決してそういう訳でもなく、ひたすらオヤジの自画像が並ぶ様はそれはそれで圧巻の一言です。
この「吉村芳生 超絶技巧を超えて」展は、2019年1月20日(日)までの開催で、間も無く終了となりますので、気になる方はお早めに。
建物について…
東京駅舎の一部を使っている関係で、建物自体が重要文化財に指定されています。
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このレンガの間の黒い部分は木です。なぜレンガに木が混じっているのか…それは内装材をネジなどで固定するため、あえて入れてあるものになります。そして、黒いのは第二次世界大戦の空襲で木が炭化したためです。歴史を感じますね。
施設DATA
所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1
TEL : 03-3212-2485
開館時間:10:00-18:00、金曜日10:00-20:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日/ただし会期最終週、ゴールデンウィーク・お盆期間中の月曜日は開館)、年末年始、展示替期間
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ついでなので東京駅舎を見ておくことにします。
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ギャラリーを身終えた後、東京駅向かいの新丸ビル地下1階にある「だし茶漬け えん」で昼食を取ることにしました。
だし茶漬け えん
少しばかり混み気味でしたが、並んで入店しました。
私は「鯛だし茶漬け」、妻は「焼き鮭といくらの親子」を注文。
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だしは自分で注ぐタイプです。鯛は濃厚なゴマだれに乗った状態で出てきました。
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席の目の前に貼られている紙を眺めながら、鯛をご飯に乗せ、一気にだし汁をかけます。
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まいうー!実に美味。ご馳走様でした。
店舗DATA(新丸ビル店)
所在地:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング B1F
TEL:03-5224-3755
営業時間:[月~金] 11:00-23:00(ラストオーダー22:40)[土] 11:00-22:00(ラストオーダー21:40)[日祝] 11:00-21:00(ラストオーダー20:40)
食後、丸の内の街中を散歩してから家路に着きました。
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たまには電車も良いものです。