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駆け足で巡る世界遺産・国宝「富岡製糸場」の旅 【群馬県富岡市】

2017年11月4日(土) 前回記事の続きです。

世界遺産・国宝「富岡製糸場」

今回の群馬ドライブの最終目的地はかの有名な富岡製糸場です。

営業時間が17時までで、最終入場は16時半までとなります。「鉄道文化むら」に15時半過ぎまでいたため、時間がありません。

松井田妙義ICから上信越道に乗り、富岡ICでOUT。富岡ICから富岡製糸場まではそれほど距離が無いようですが、そもそも富岡製糸場には駐車場がありません。インターネットでささっと調べ、市営の宮本町駐車場というところに車を止めました。

しかし、ここから富岡製糸場までが微妙に遠く歩いて10分くらいかかりそうです。早足で歩きつつ、何気に道を間違え、入場したのが16時半ギリギリでした。なんとか間に合いました。

それでも閉館まで30分しかありません。せっかくの世界遺産ですが、駆け足で回ります。

富岡製糸場とは

富岡製糸場は、明治5年(1872年)に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場です。

明治維新後、政府は日本を外国と対等な立場にするため、産業や科学技術の近代化を進めました。そのための資金を集める方法として力を入れたのが、生糸の輸出でした。生糸の品質改善・生産向上と、技術指導者を育成するため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場が建設され、現在までほぼ変わらぬ姿で残されているのが富岡製糸場になります。

園内MAP

東置繭所

主に繭を貯蔵していた建物です。2階に乾燥させた繭を貯蔵し、1階は事務所・作業場として使っていました。長さおよそ104mにもおよぶ巨大な繭倉庫です。

東置繭所
東置繭所

この煉瓦造の建物は有名ですよね。木の骨組みに、煉瓦で壁を積み上げて造る「木骨煉瓦造」という西洋の建築方法で建てられています。それでいて屋根は日本瓦で葺くなど、日本と西洋の技術を見事に融合させた建物となっています。ちなみに国宝です。

フランス積み煉瓦

煉瓦はフランス積みと呼ばれる積み方で組まれています。

ブリュナ館

指導者として雇われたフランス人 ポール・ブリュナが家族と暮らしていた住居です。

ブリュナ館

コロニアル様式で、床が高く、建物の四方にベランダが回り、窓にはよろい戸を付けた風通しの良い作りとなっています。ブリュナが去った後は工女の寄宿舎や教育・娯楽の場として利用されました。重要文化財です。

寄宿舎

こちらの寄宿舎には行けません。手前で撮影するだけです。相当に老朽化しているのでしょう。

そして、一番入口にある国宝の「東置繭所」に戻り中を見学している最中にタイムアップ。17時になってしまいました。「東置繭所」と同じく国宝の「西置繭所」が敷地の奥にあるのですが、見れませんでした。と言うか、東置繭所より奥は16時までだったようです。入場した時点で既に時間切れですね。うーん。。実に残念。

せっかくの世界遺産ですが、あまりにも時間がなさ過ぎました。それでも営業時間終了間際まで結構賑わっていたのは流石です。

富岡製糸場には日を改めて訪れてみたいですね。もちろん次回はもっとゆとりのあるタイムスケジュールを組みたいと思います。

富岡製糸場アクセス

  • 所在地:群馬県富岡市富岡1-1

  • 営業時間:9時00分~17時00分(入場16時30分まで)

  • 休館日:12月29日~12月31日、点検・整備等の臨時休場あり

  • 車の場合:【東京から】練馬IC(関越自動車道)~藤岡JCT(上信越自動車道)~富岡IC(約75分) 【新潟から】長岡IC(関越自動車道)~藤岡JCT(上信越自動車道)~富岡IC(約135分)※渋滞・休憩等は考慮しておりません。

  • 電車の場合:【東京から】東京駅(上越・北陸新幹線)~高崎駅(乗換 上信電鉄)~上州富岡駅(約95分) 【新潟から】新潟駅(上越新幹線)~高崎駅(乗換 上信電鉄)~上州富岡駅(約120分) 【金沢から】金沢駅(北陸新幹線)~高崎駅(乗換 上信電鉄)~上州富岡駅(約170分) ※乗り換え等の時間は考慮しておりません。上信電鉄の乗車時間は約40分間です。 ※高崎駅での上信電鉄への乗り換えは、JR高崎駅の改札を抜けて、西口より外へ出て左手へ進みますと、上信電鉄の改札があります。

こうして「めがね橋」〜「鉄道文化むら」〜「富岡製糸場」と紅葉&世界遺産日帰り弾丸ツアーは終わりを迎えたのでした。

そして、帰りも関越で渋滞に巻き込まれてしまいました。立て続けに二箇所で事故が起き、その影響で25km、3時間以上の渋滞が発生です。仕方ないので渋滞始まる手前の本庄児玉ICで降り、ひたすら下道で帰りました。

  • 本日の総走行距離:約250km

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