秩父まつり会館で夜祭に想いをはせる 【埼玉県秩父市】
2023年4月19日(水)前回記事の続きです。
はじめに
秩父神社のすぐ隣りに秩父まつり会館がある。
秩父神社を参拝した流れでまつり会館へ行ってきた。
秩父夜祭について
このまつり会館には「秩父夜祭」を中心に、秩父の祭りについての資料が展示されている。
秩父夜祭は秩父神社の例大祭で、京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の1つに数えられている由緒ある祭りとなる。
江戸時代の寛文年間(1661~72)には既に祭りが存在していたという記録があり、300年余りの歴史があり、現在においても秩父に住まう人々の一年の総決算として受け継がれている。
勇壮な屋台囃子を打ち鳴らし、まちなかを曳き回されるのが、笠鉾2基と屋台4基の山車(国重要有形民俗文化財)となり、屋台両袖に舞台を特設しての地芝居(秩父歌舞伎)や地元の花柳一門と杵屋一門によるひき踊りは、秩父神社神楽とともに「秩父祭りの屋台行事と神楽」として国指定重要無形民俗文化財となっている。
秩父まつり会館
まつり会館の入館料は大人一人500円、小・中学生は半額の250円となっている。(団体客はそれぞれ50円引き)
いざ入館。
1F展示室には秩父夜祭の実物大の笠鉾と屋台が展示されており、2F展示室には秩父夜祭に関する資料が保管されている。
1F展示室
前述の通り、1F展示室には実物大の笠鉾と屋台が常設展示されており、展示室の壁には秩父夜祭における笠鉾・屋台の曳行や街中の雰囲気が投影され、音と映像によるバーチャル体験をすることができる。
2F展示室
1Fの笠鉾・屋台コーナーは上部が吹き抜けになっており、2Fバルコニーから見下ろすことが出来る。
資料展示コーナーでは秩父夜祭の歴史や構成に関する関係資料が展示されている。
1Fほどの見どころスポットはなく、様々な関係資料が淡々と展示されているあたり、2Fは、いかにも資料館ぽい感じだ。
再び1Fへ
記念撮影コーナーで、秩父市のイメージキャラクターである「ポテくまくん」と一緒に記念撮影。
小規模な施設なので、それほど期待はしていなかったのだが、意外と満足度が高かい施設だった。
秩父まつり会館DATA
所在地:埼玉県秩父市番場町2-8
電話:0494-23-1110
FAX:0494-22-7345
開館時間:9:00~17:00(4月~11月)、10:00~17:00(12月~3月)※入館受付は16:30まで
休館日:第4・第5火曜日(3月~11月)、毎週火曜日(12月~2月)、12月29日~1月1日 ※12月は秩父夜祭開催に応じて変動あり ※祝祭日は開館