埼玉県防災学習センターで災害体験 【埼玉県鴻巣市】
2019年3月10日(日)前回記事の続きです。
吉見百穴を後にし、鴻巣市へと向かいました。もう一つの目的地、埼玉県防災学習センターへ行くためです。
吉見百穴から防災学習センターまでは下道で30分程度で到着しました。
埼玉県防災学習センター
公共施設のため、入場料は無料です。
館内はガラガラで、見てる人より職員の方が多いくらいでした。
館内はとても綺麗でプロジェクターでの投影など設備も新しく驚きました。もっと古臭いイメージを勝手にしていました。
地震展
埼玉県の学習センターなので、埼玉県MAPが投影されており、MAP上の気になる項目を手でかざすと…
内容がMAP上に現れます。
そして、この学習センターの一押しは体験コーナーにあり、地震、煙、暴風、消火と四つの擬似体験をすることが出来ます。せっかくなので全て体験してみることにしました。
体験コーナー・映像
ツアー形式になっていて、まずはスクリーンに投影された物語を見るところから始まります。所用時間は5分程度の物語で、ある日突然、地震に見舞われた家族の話しとなっています。
館内はガラガラだったので、他に体験コーナーに参加している人はおらず貸し切り状態です。
体験コーナー・地震
映像を身終えたあとは、まず地震体験から始まります。ここで妻は酔うからと言って体験辞退。一人体験となりました。
ここでは3.11の時の揺れを再現しており、最大震度7までの揺れを体験できます。
今回体験した震度7は、手すりにつかまっていなければ到底立っていることすら出来ない揺れでした。手すりに捕まって身構えているから何ともありませんが、建物内で突然この揺れに見舞われたら恐怖でしかないですね。。
終わってからもしばらく揺れている感じで足元がフワフワしながら次のコーナーへ向かいました。
体験コーナー・煙
お次は煙体験です。ここでは火事で停電し、煙が立ち込める中、薄暗い館内を避難する体験ができます。
避難コースは分かれ道などがあるわけでは無いので、真っ直ぐ歩いていけば良いのですが、停電し非常照明だけの状態なので、想像以上に薄暗く足元もおぼつかない中での避難となりました。途中何ヶ所か扉があるので、ぶつからないよう気を付けながら避難することになります。
ここでも妻は参加を辞退し、またもや一人での体験となりました。
体験コーナー・暴風
暴風コーナーでは最大風速50m/sを体験することが出来ます。
ここでも妻は辞退。もう驚きません。一体何をしに防災学習センターへ来たのか…
この暴風体験は無風状態から段々と風が強くなり、最終的に最大風速50m/sに達し、その頃には目も開けていられなくなります。
人によっては体験中、呼吸も苦しくなるので、その際は下を向くと良いとのこと。最大風速に達する頃には、地震と同じでつかまっていないとその場に立っていることすら出来ない状態となります。
これくらいの暴風となると現実では雨も混じり、さらには強弱が付くのでさらに過酷な状況となります。
現実でそういう状況になったら、無闇に外に出ないで、当たり前ですが、屋内でじっと避難しているのが最善とのことです。
体験コーナー・消火
そして最後、四つ目の体験は消火体験になります。これには妻も初参加。消火体験は一般的な10型消化器を使っての実地練習となっています。
ただし、消化器の中身は通常は粉末状の消火剤が入っていますが、実地練習では中身を水に変えたもので行います。
放水前に大きな声で「火事だ〜」と叫ぶ動作があります。恥ずかしがらずに大きな声を出して練習しました。
以上が体験コーナーになります。
その後、2Fの展示を見ている途中で閉館時間が来てしまいました。
もう少し2Fをゆっくり見たかったですが、致し方ありません。
こちらの防災学習センター、入場無料の割には体験コーナーが充実しており満足度が高い施設でした。特にお子さんがいらっしゃる方は子供を連れて訪れてみるのも良いかと思います。
埼玉県防災学習センターDATA
所在地:埼玉県鴻巣市袋30番地
TEL : 048-549-2313
開館時間:午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
入館料:無料
休館日:毎週月曜日(祝日・県民の日は開館・休館日は翌日に振替)年末年始およびその他、館内点検のための臨時休館日あり。夏休み期間中(7月中旬~8月31日)は月曜日も開館。
交通アクセス:JR高崎線/北鴻巣駅東口から徒歩約20分・吹上駅北口から徒歩約25分、鴻巣市コミュニティバス「フラワー号」吹上コース(北回り)(北鴻巣駅東口~吹上駅北口)「フジモール吹上店」下車徒歩5分、中山道コース(北鴻巣駅西口~吹上駅南口)「前砂下」下車徒歩7分
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