ギョギョ!? 猛烈なる税金の無駄遣い白丸魚道を見学 【東京都西多摩郡奥多摩町】
2020年11月15日(日)
見事な秋晴れです。
どこも紅葉真っ盛りだと思うので、奥多摩まで紅葉ドライブに行くことにしました。
朝8時半、ジュリエッタに乗り込み出発です。金欠サンデードライバーとしては下道で行くことを考えましたが、青梅ICまでは奮発して圏央道を利用する事にしました。
圏央道を降りた後はひたすらR411を突き進むのみです。
たまたま信号待ちしている時に撮った写真です。紅葉があまりにも綺麗だったため思わずパシャりました。どこぞのオジさんとの構図です。
白丸ダム
奥多摩湖への道中、R411沿いにある白丸ダムへ立ち寄りました。このダムには珍しい施設がありますので、一見の価値ありです。
ダム自体は小ぶりな重力式コンクリートダムです。1963年竣工のため結構古いダムと言えます。
正式名称を白丸調整池ダムと言い、多摩川第三発電所を建設する際に、多摩川の水をせき止め、下流にある多摩川第三発電所に発電用の水を送るために造られたダムとなります。また、このダムによってせき止められた調整池は白丸調整池と呼ばれています。
白丸調整池ダム諸元
形式:越流型直線重力式
高さ:30.3メートル
長さ:61メートル
体積:14,161立方メートル
上の写真はダムからの景色ですが、川沿いに蛇みたいに細く伸びるものがありますよね。珍しい施設というのはコレで、正体は魚道になります。ギョギョギョ🐟
白丸魚道
魚道とはダムに遮られて遡上出来なくなった魚のために人工的に作られた遡上用の道のことです。
白丸魚道は27mの高低差があり、螺旋階段を使って降りることができます。
一番下まで降りると魚道を見ることができます。
魚道の長さは日本最大級の330mで、ウグイ、ヤマメ、イワナなどがさかのぼったことが確認されてはいるものの、実際の遡上数は微々たるもので、国が35億の巨費を投じて造ったわりには、無駄な施設となっています。
この魚道を見た感じ、素人目にも、魚が遡上するような作りには見えません。まさに税金の無駄使い。切腹もんですよ。これは。
とは言え、見る分にはなかなか珍しい施設なので、こうなったら観光名所として盛り上げていくしかないですね!都内から奥多摩への道すがらにありますので、奥多摩へ向かう際はぜひお立ち寄り下さい!
この後、奥多摩湖へ向かいましたが、それは次回の記事で書きたいと思います。
それではまた!